狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

《コンプリート・アルバム・Navi》その1 チャイコフスキー編

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音楽愛好家にとって「全集に美味いものなし?」はある程度は当てはまるようで...

出版業界の「世界XX全集」というものには「碌でも無い物?」を集めて「パック販売」したものを多く見かけます。

特にポップス系の売れないコンテンツを「パッケージ販売」する"企画もの"に代表されるよな「compilation album」と呼ばれるものではその傾向が強いようで...。

クラシックジャンルにおいても同じで、お手軽なので入門者はつい手を出してしまって...。

しかし「Complete Collection(全集)」にも、まれに素晴らしいアルバムも見受けられるようです!

本シリーズでは、作曲家別に「素晴らしい全集アルバム」を紹介していきます。

チャイコフスキー 交響曲全集

※以下コメント欄の各項目については《オーディオ・マニア的クラシックコンテンツ・ナビ》その1 デジタヌ流着眼(聴)点とは.. をご覧ください。


ミハイル・プレトニョフ指揮、ロシア国立管弦楽団
オリジナル盤発売日: 1997年12月21日新譜発売: 2019年6月17日再発売
Deutsche Grammophon (DG)(ポリドール)
℗© 2010 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

同じアーティストで2種類発売されてましたが、輸入盤のほうが断然お得!

特典?として、

  • スラブ行進曲 Op.31、
  • デンマーク国家による祝典序曲 Op.15  
  • 幻想曲「運命」Op.77、
  • 大序曲1812年 Op.49、
  • 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 Op.49
  • 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32
  • ハムレット序曲 Op.67
  • 交響的バラード「地方長官」Op.78、
  • イタリア奇想曲 Op.45
  • 交響幻想曲「テンペスト」Op.18
  • マンフレッド交響曲 Op.58

の11曲がついている!

マンフレッド交響曲は交響曲全集から外される場合がほとんどで、

特に大序曲1812年は「ロシア陸軍」の特別協力で「本物のキャノン砲」の音が収録されていて、これがとてつもなく大迫力で「腹にしみわたる!」重低音(但し、サブウーファーは必須条件

過去にもカラヤン盤など多数の例はあったがやはり「ロシア陸軍」の大砲が最高!

もちろん演奏も立派!「エフゲニー・スベトラーノフ指揮時代のソヴィエト国立交響楽団」の伝統を引き継ぐロシア臭い?金管の響きはたまらない。

デジタヌ流聴取ポイント

interestingness grade of the audio

ダイナミックレンジ :良好★★★★★(50dB以上)

S/N: 良好★★★★★(デジタル録音)

重低音(25Hz成分): たっぷり★★★★★

パート明瞭度 良好★★★★★

音割れ度: ( サチュレーション(録音レベル飽和の有無)、衝撃音(パーカッションの)の再現性など :良好★★★★★

musicality

Individuality(個性度合い):癖のないフレージング・流れるようなテンポ感で好感が持てる。

Dependence(繰り返し愛聴度:依存ド愛?):交響曲についてはムラヴィンスキー、カラヤン以下?で魅入られるほどではない。


 

公開:2020年2月 8日
更新:2024年3月12日

投稿者:デジタヌ


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