狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

レニーの残した2つの全集《 G・マーラー 交響曲全集 Navi》第4章 

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レニーは第2回で案内したCBSに残した全集とDG移籍後にライブ公演に基ずいたあらたな全集の2つのマーラー交響曲全集を残していますが...

前書き 旧CBS vs D.G

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レニーは晩年、古巣のCBSを離れて、ドイツグラモフォンに移籍して、ライブ録音で2度目のマーラー交響曲全集をリリースしていました...

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《 G・マーラー 交響曲全集 Navi》の総合目次

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前章 レーベル対決

小生に限らず日本には多くのマーラーファンがいて全てのファンが「一過言」を持った立派な音楽評論家!ですが...

第1章 レーベル対決

小生に限らず日本には多くのマーラーファンがいて全てのファンが「一過言」を持った立派な音楽評論家!ですが...

第2章 作曲もする3人の指揮者の残した全集

作曲家兼業組?の指揮者の振るマーラーは少し毛色が異なっている...

第3章 最新録音?盤対決

今回はディジタル録音の開祖・老舗DENONレーベルとハイファイ録音の老舗DECCAから発売されている最新版について取り上げてみました。

第4章 レニーの残した2つの全集 目次

第1節 CBS旧全集盤

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レナード・バーンスタイン指揮N.P.O CBSレレーベル 『マーラー:交響曲全集(完全生産限定盤)』

アナログ録音LP盤全盛の`50、`60、'70年代のCBSの録音はマルチマイク、マルチトラック録音で、音源としては「記録されている情報が多い」素晴らしい状態の記録音源が多く、マスタリングの段階で当時の風潮であった「エコー過多(付加)」したアルバムが多くなっていたようですが...

イヤ~それにしても当時の「アメリカ」はおそるべし!

アナログ録音全盛時代に『よくもまあこれだけの"音源記録"ができたもの』だと感心させられます。

但し、さすがの2インチ76㎝/sec16CHマスターテープでもテープヒスだけは致し方なかったようで、VPOとのコンビによる5番に比べれば「最弱音部でのノイズ」は多少気にかかりますが、当時すでに開発されていた3Mのハイファイテープのおかげでワルター盤当時よりは"静か"になっています。

録音会場のべバリーフィッシャーホールが「多少響き過剰」なホールのようで、最新デジタル録音のように、生楽器の音に近いような「くっきりした音」ではありませんが、前途したマルチトラック録音のおかげで各楽器の動きが「手に取るように記録」されており、しかもワルター盤同様にLP製作の縛り!(※2)もないので「重低音」もたっぷり含まれていて非常に「オーディオライク」な仕上がりになっています。

「エコーガンガン」のカラオケルーム張りの音響が持てはやされていた当時の時代背景で「メインマイク(メイントラック)」?にホールエコーが「ふんだんに取り込まれていた」のは"しかたのないこと"なのでしょう!

(特にCBSは360soundと銘打ってエコーガンガン路線を走り、時によってはエコールームで採取した後付けエコーまで付加していたようです?)

※但しジョージ・セル、クリーブランドオーケストラによるセバランスホールでの一連の録音では、割とヨーロッパ的(Deca的?)なクリアーな音色に仕上がっている作品が多いのでホールの影響もかなりあるよう.ですが?

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第2節 D.G. 再録音ライブ演奏盤

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マーラー:交響曲全集 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 & ニューヨーク・フィルハーモニック & ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 & レナード・バーンスタイン

以前から所有していた次項の再発盤バーンスタイン交響曲全集(CBSレーベル)では、エコー過剰が目立って(耳について)「分解能」が悪いイメージのカラオケマスタリングになっていたのが不満点でもありました。

それでマスターテープから音源を採取しなおした「デジタルリマスター」盤の登場を願っていたわけですが、再録音という形で実現しました!

但しN.P.O.との共演の2番のローケーションのべバリーフィッシャーホールの「エコールーム擬き?の音響」はどうにもならず、くっきりとした音像とまでは言えませんが...

グラモフォン担当分「VPOとコンセルトヘボウ」のヨーロッパ録音とあまり違和感のない音作りに「マスタリング」されています!

参※2)当サイト関連記事 デジタル嫌いデジタル嫌いアナログ信奉論者の貴方に問題提起...はこちら。

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公開:2020年4月10日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


作曲もする3人の指揮者の残した全集《 G・マーラー 交響曲全集 Navi》第2章TOPマエストロ 対決《 G・マーラー 交響曲全集 Navi》第1章


 



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