連載『ホームシアター構築講座』ー第5回ー
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第2章第1節 6~10畳間編
最近、オーディオマニアをターゲットに「音響改善グッズ」と称していい加減な「まがい物調度」が氾濫していますが、
何れも「プラシーボ効果」ぐらいしか期待できない"甚だ怪しげな商品!ば"かりです。
ないために...
本章は リスニングルーム設計の落とし穴!...方形ルームで起こる釣鐘現象と定在波とは? の続編として、実際のホームシアター・リスニングルーム改装法を 提案したコラムです。
永年アマチュア楽師、音響工学専門家として活動した経験をもとに、
リスニングルームの勘所(広さと定在波問題)の関係を判りやすく紐解いて、
合わせて音響理論と長年の試行錯誤実験に基づいて、考案した音響パネル(公開技術)とリスニングルーム改修法も掲載しています。
しかし、「パースペクティブ」な、自然な奥行き感や、音像を、スケール感、「腹にしみわたる重低音」等を"体感"したい場合は、空気再生!しかない訳です!
そこで、とりあえずご自宅のリスニングルームの音響特性(初期反響・定在波)を改善して、"空気再生"でもある程度満足いける再生音が聞ければ...
というのが今回の企画です。
今も昔も、オーディオメーカーはアンプ、スピーカーシステムに代表されるコンポーネント機器類を消費者に売らんがために、"無駄な開発?"を続けけているようですが...
第1目 リスニングルームに関する"オーディオ評論家?と一般人"の勘違い『都市伝説』とは...
小生の若かりし頃には、オーディオ環境には『日本間はデッド過ぎる!』という"間違った"思想"が喧伝されていて、小生も暖炉のあるような石造りの宮殿建築?に憧れたものでした。
しかしこれは"大間違い"であると後年きずかされたわけです。
実は「日本間こそが最高のオーディオルーム」といえるでしょう!
第2目「壁面・天井・床」からの反射の影響を受けない部屋が理想!
素晴らしいリスニング環境とは「壁面・天井・床」などの反射の影響を受けない環境です。
極論では前途した「プライベート野音」になるわけですが、
実際には、いくらお金があっても、飛行機が上空を飛んでいないような環境を見つけて野音を構築するのは、そこに至る時間・交通手段、ササラには対候性を考えれば実際はむなしい幻想といえるでしょう!
公開:2014年11月14日
更新:2024年3月 5日
投稿者:デジタヌ
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