狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

連載《べリンガー チャネルデバイダー SUPER-X PRO CX2310 V2 によるNS-SW500ドライブ 》ー第1回ー

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第5節 YAMAHAサブウーファーNS-SW500長期使用レポート 第5回

この製品は、スピーカー自作を目指す人には"大変ありがたい製品"です、フルレンジスピーカーと、スーパーツイーターの2wayシステムを自作する人などにとっては重宝がられている機材でもあります。

一部の一般サイトでは、

『SONYのピュアオーディオ用チャネルデバイダーに比べて、「歪率」が2桁低くて...?』

等と書き立てられていますが...、価格が1桁違う製品と比べても仕方ない話!です。

ソニーでもキリは、嘗てのESシリーズに代表されるような高額製品から、ピンは「ウォークマン」に代表されるような「一般庶民向け」の製品まで幅広くラインナップされているように

「ベーリンガー」でも10万円以上する高性能デバイダーも数多く手掛けています!

第1項 べリンガー チャネルデバイダー SUPER-X PRO CX2310 V2について

チャンネルデバイダー

要はあなたが何を期待するか?

要はあなたが何を期待するかにかかっています!

自作派のサイトでは、

『ネットワーク、フィルター回路の自作で、今までは"コンデンサー(C)、やコイル(L)を"とっかえひっかえ"して時定数を変化させて「フィルター特性」を変化させたり「アッテネーター」でレベル差(能率差)を補正する「カットアンドトライ」の苦労が絶えなかった!作業が、超(聴)楽になった!』

とあるように、考え方ひとつです!

スピーカーのトータルでの歪率測定は...

特にスピーカーのトータルでの歪率測定は難しく

測定するにもスピーカー単体に「入力信号」を加えて、

評判の良い?「コンデンサーマイク」で集音したとしても、

通常マイクロフォンの周波数特性は「カプラ(音響結合器=密閉された筒!)を用いたカプラ法」で測定されていますから、

歪率を測定するには「マイクロフォン」の歪率(&周波数特性)がはっきりしないと、測定できない!ことになります!

つまり「このマイクロフォンは、低音を良く拾う...」などという感覚的な表現では測定できません!

理解できましましたか?自称オーディオ評論系Youtuberの皆さん!

分割振動は解析できても...

スピーカー再生での問題点は「振動板の分割振動」と呼ばれる現象で、入力(通常は振動板中央の駆動コイル)振動が振動板全体を均一に駆動出来ないことに由来する「異常振動?」が原因で生じる、正しく振動板の歪」による「音響の歪が原因」です。

「指向特性」が振動板の直径と波長の関係を示す理論通りにならないのもこのためです!

スピーカーの音響歪率は真空管アンプどころではない!

前途した「ベーリンガー否定派?の一般サイト」では、昔の「真空管アンプ並みの高歪率」などとけなしていますが...

スピーカーの音響歪率はアンプなどの電気系の歪率とは「比べ物にならないほど大きな」代物です!

だから何百万円もする"コンデンサースピーカー"や特殊な駆動方式の「平面駆動振動板」が製品化されているわけですが...。

振動板の分割振動は「避けられない宿命」で、この世には増幅系の「ピュアオーディオアンプ」に迫る超低歪率を達成したスピーカーシステム(&マイクロフォン)等はありません?

つまり今も昔も「(機械)振動⇔電気信号」を受け持つ"トランスデューサー"と呼ばれる部分が問題となっています!

数百円から数万円のスピーカーユニット等

数万円台の低価格スピーカーユニットや数十万円クラスのスピーカーシステムでは、

歪率など問題外?でもっぱら プラシーボ効果『聴感が左右する世界?』 となっています!

おそらくは百万円以上するハイエンドスピーカー?でも事情は変わらない!でしょう。

スピーカーの特性よりも、リスニングルームの音響特性問題がもっと重大です。

つまり「べリンガー SUPER-X PRO CX2310 V2 」を介して、電源付きの専用アンプで「スタックスのコンデンサーヘッドフォン」を駆動したり

数十万円もする高級ヘッドフォンアンプと「ゼンハイザー」ヘッドフォンの組み合わせの間に「チャネルデバイダー」を入れて音楽を聴く人はいない!?でしょう!

通常は自作マニアが安価なSPユニットで...

通常は安価な「D級増幅」のデジタルアンプに繋いで「数千円」のスピーカーユニットを組み込んだ「自作スピーカーシステム」に繋ぐわけです!

この場合の問題は、安価な中華ACアダプタによる電源のハムノイズ」混入等というごく幼稚?なレベルのお話で、「歪率がどうのこう」などというレベルの話とは別次元のお話です!

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公開:2018年12月22日
更新:2024年3月12日

投稿者:デジタヌ


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