狸穴ジャーナル別冊『音楽便利帳』

軽井沢大賀ホール 2019 春の音楽祭 《 マミニャンのお気楽コンサートNavi 2019 》 音楽の町「軽井沢」の春の恒例音楽祭

       

このイベントはすでに終了しています。

2019年4月27日から開催される軽井沢大賀ホール『春の音楽祭』。夏の『軽井沢国際音楽祭』と並んで音楽・藝術の町軽井沢町の誇る2大好例イベントと成っている。見所・聴き処・併催イベントなどの情報も併催した開催ホール、出演アーティスト等のデータリンク集。

開催期間 2019年4月27日(土)~5月6日(日)

2006年4月29日 軽井沢大賀ホールの開館一周年記念フェスティバルとして始まったのが"軽井沢大賀ホール春の音楽祭"。

本年で14回目と成る軽井沢大賀ホール 好例の「春のイベント」本年もジャンルを越えてクロスオーバーに開催される。

大賀ホールの開館記念事業として始まった「軽井沢大賀ホール春の音楽祭」だが...

もともと2006年4月29日に 開館一周年記念フェスティバルとして始まった「春の音楽祭」はそのコンセプトの生い立ち自体が、はなはだあいまいなものとして誕生している。

いわば、「商業的音楽祭」で昨今各地で開催されている「町おこし音楽祭」とはコンセプトそのものが異なっている!

14回目を迎える本年(2019年)以降15回目を迎える明年2020年に向かって「開催コンセプト」を見直し「軽井沢の春」「大賀ホール」でしか「出来ない・聞けない」「オンリーワン音楽祭」を関係者一同で見つめなおす時期に差し掛かってきたのではなかろうか?

長野国際芸術月間の提案!

(※関連記事はこちら)

現在長野県を舞台に県内各地で「町おこし・地域おこし音楽祭」が各自治体及び外郭団体、各種法人によってそれぞれ好き勝手に?自主開催しされている音楽祭と称するイベントは以下の通り。

  • 4月下旬から5月上旬 軽井沢大賀ホールー春の音楽祭/公益財団法人 軽井沢大賀ホール 
  • 4月下旬から5月上旬 オーケストラと友に音楽祭/飯田市 
  • 8月中旬から9月上旬 セイジ・オザワ 松本フェスティバル/サイトウ・キネン財団、松本市、長野県
  • 8月中旬 軽井沢国際音楽祭  /軽井沢国際音楽祭実行委員会

これら町おこし・地域おこしイベントは「似通ったコンセプト」で開催されている芸術週間・芸術月間でもある。

1)そこで、教育音楽祭的要素のある「アカデミー」「マスター・クラス」の統合。

2)集客イベントとしての、「長野国際芸術月間」化。

3)「SETJI OZAWA 国際指揮者コンクール」の新設。

の3本柱で「運営組織・オーガニゼーション」の統合・組織一本化で嘗ての「長野オリンピック」のように「県全体」の恒例事業として取り組む体制は取れないものであろうか?

そうすることによって、

1)現在松本市を中心開催地として開催されている、「SETJI OZAWA FESTIVAL」の小澤征爾音楽塾はより「タングルウッド」に似た、「夏の保養地である当地、軽井沢町」で。

2)SETJI OZAWA 国際指揮者コンクールは発祥の地「松本市」で。

3)コンサートは県内4~5都市(長野、松本、飯田市、軽井沢町)で週別巡業?開催。

県下自治体のリソース(音楽施設)の有効活用&プロモーションにも

することが出来れば、例えば、オープニングコンサートは「ホクト文化ホール/長野市」で、クロージング・ガラコンサートは「まつもと市民芸術館/松本市」、音楽塾ユースオーケストラコンサートは「軽井沢大賀ホール」「飯田文化会館」で 国際指揮者コンクール本選・受賞者コンサートはキッセイ文化ホール&ホクト文化ホールという風に「各市・町」が分担でき、かつサントミューゼ/上田市なども開催ホールに加えれば「宮崎国際音楽祭」(※音楽祭Navi はこちら)のように、文化・教育県「長野県」を全世界に今以上にアピールできるようになり「日本を代表する夏の芸術月間」に発展できる可能性が見えてくると思うのだが...。

軽井沢町を東洋のタングルウッドに

夏の、「マスタークラス・アカデミー」の受講者に対する宿泊施設は「軽井沢町」に保養施設をお持ちの大企業にお願いすればよいし。

国際指揮者コンクールの参加者の滞在は「松本市の観光協会・旅館組合・民宿組合」のご協力を願えば何とかなるであろう...。

いずれも何らかの形で「長野県」が絡んでおり調停役としての今後の長野県の働きに期待するところである。

香川県高松市でも開催できた?国際コンクール

中でも「SETJI OZAWA 国際指揮者コンクール」はぜひとも実現いただきたい「イベント」で、国内最初の「国際指揮者コンクール」は「カラヤン指揮者コンクール」優勝者のマエストロ「小澤征爾」氏の業績をたたえる意味でもこれまで長野県長野市・松本市の観光大使?として尽力されてきたマエストロにプレゼントしていただきたいイベントでもある。

国際コンクールは「エントリーメンバー」の滞在経費負担など大変ではあるが、地方都市香川県高松市でも地元住人の協力を経て数年に一度開催されているイベントでもある。

教育県・長野県と各団体がタッグを組めば開催不可能なイベントではない!

軽井沢大賀ホールと 春の音楽祭のこれ迄の歩み

2005年4月30日 軽井沢大賀ホール グランドオープン。

2006年4月29日 開館一周年記念フェスティバルとして"春の音楽祭"始まる。

2008年4月26日 開館3周年記念フェスティバルから『軽井沢大賀ホール2008春の音楽祭』と改称してリニューアルスタート。

意向、ゴールデンウィーク期間中の定例行事となる。

2018年4月28日 第13回『軽井沢大賀ホール2018春の音楽祭』が開催された。

北陸新幹線金沢開業で集客に苦戦?

1998年2月7から開催された第18回オリンピック期冬季競技大会長野大会開催に合わせ前年1997年10月1日に高崎駅 - 長野駅間が開業し、東京駅 - 長野駅間の所要時間は最短で1時間19分となった。

開業に伴い途中駅「軽井沢」は東京の「奥座敷」程度の身近な存在となり特に夏季を中心に「以前にもまして」人気が上がり、「夏場の軽井沢銀座は身動きが取れないほど」の盛況ぶりとなった!

2005年4月30日 軽井沢大賀ホールが グランドオープンする

開業7年後の2005年4月30日に軽井沢大賀ホールが グランドオープンし翌年3006年から本催しが開始され春の軽井沢の風物詩となった。

更に時代を下り10年後の2015年3月14日 北陸新幹線 長野 - 金沢間開業により、首都圏のみならず北陸3県からの"日帰り観光客"も増加した。

しかし東京から北陸が日帰り圏内に浮上!

2019年現在東京-金沢間は かがやきで2時間34分/¥13,920-で名古屋・仙台・新潟同様に完全に日帰り圏となった!

金沢開業で、北陸からの日帰り観光客が増えた半面、東京からの「素通り旅行者」が増えたのも事実ではある。

北陸新幹線金沢開業後「観光地金沢」は大ブレーク!

それまで人気のあった「軽井沢大賀ホール春の音楽祭」も同時期に開催される新生「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」(音楽祭Naviはこちら)の激しい追撃に会い「年々影が薄くなってきている」のも事実ではある。

軽井沢国際音楽祭音楽祭が開催される軽井沢町とは

軽井沢大賀ホールのある、軽井沢は標高約千メートルに位置する人口2 万人に満たない小さな町。

首都圏をはじめ世界中から年間約800万人程の観光客が訪れており、世界的な避暑地として多くの経済人や文化人にも愛されてきた歴史ある町。

1997年旧長野新幹線開業、以降2015年の北しく新幹線金沢延伸開業を受けて、観光客のみならず人口も増え続けている。

更に2015年3月14日 北陸新幹線 長野 - - 金沢間開業により、首都圏のみならず北陸3県からの"日帰り観光客"も増加している。

推計人口、19,093人/2017年10月1日

東京-軽井沢 1時間8分/5,910円/146.8km/北陸新幹線。

軽井沢町と周辺にある観光スポットのトリップアドバイザー くちこみ情報 はこちら。

軽井沢大賀ホール 2019 春の音楽祭

開催地 軽井沢町

開催ホール; 軽井沢大賀ホール (※ホール ナビはこちら

軽井沢大賀ホール 2019 春の音楽祭 のプログラム&チケット情報

開催期間 2019年4月27日(土)~5月6日(日)

※2019年1月31日10:00から一般発売となります。

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

軽井沢大賀ホール 2018春の音楽祭日程別プログラム情報

  1. 4月27日(土)15;00~神奈川フィルハーモニー管弦楽団 
  2. 4月28日(日)小曽根真 ソロ・ライヴ 
  3. 4月29日(月祝)東京都交響楽団 ピアノ:小山実稚恵 
  4. 5月2日(木祝) 東京フィルハーモニー交響楽団演奏会  
  5. 5月3日(金祝)大谷康子&イタマール・ゴラン デュオ・リサイタル 
  6. 5月4日(土祝)軽井沢チェンバーオーケストラ
  7. 5月5日(日)Concert for KIDS 0才からのクラシック  
  8. 5月6日(月)うただま アンコール・コンサート  

注目のアーティスト

ピアノ界の巨匠. 小曽根真 ソロ・ライヴ

今や各地の音楽祭から引っ張りだこの小曽根真のライブ。

デーモン小暮閣下&人気ユニット・スギテツとその仲間によるうただま アンコール・コンサート

人気ユニット・スギテツ(杉浦哲郎・岡田鉄平)とその仲間+デーモン小暮閣下という異色の超豪華キャスト?で贈る、軽井沢大賀ホール春の音楽祭ならではのプログラム!

軽井沢大賀ホール 2019春の音楽祭 プログラム &豆知識

4月27日(土曜日)15:00 開演 神奈川フィルハーモニー管弦楽団演奏会

指揮;川瀬賢太郎 (※Maestro Navi はこちら)

チェロ独奏;横坂源(※ヴィルトゥオーソ・ナビはこちら

ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」

4月28日(日) 小曽根真 ソロ・ライヴ

piano 小曽根真(※ヴィルトゥオーソ・ナビはこちら)

4月29日(月祝)東京都交響楽団 オール・モーツァルト・プログラム演奏会 

指揮;大野和士(※Maestro Navi はこちら)

ピアノ:小山実稚恵(※ヴィルトゥオーソ・ナビはこちら

 交響曲第35番「ハフナー」
 ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」
 交響曲第41番「ジュピター」

5月2日(木祝) 東京フィルハーモニー交響楽団演奏会

指揮;尾高忠明 (※Maestro Navi はこちら)

ピアノ;仲道郁代(※ヴィルトゥオーソ・ナビはこちら

ウォルトン:戴冠式行進曲「王冠」
グリーグ:ピアノ協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(※作曲家ナビはこちら)

デジタヌの思い入れコメント

名曲中の名曲、かつ知る人ぞ知る、難曲!「新世界より」をいかにけれんみなく、しかも魂を揺さぶる名演を聞かせられるか...マエストロ尾高忠明が大きな賭けに出た?

新世界よりは、各ソリストの技量のみならづ、各パートが「ブルックナー」並み?に交錯し「アンサンブル」の妙味が試される「名鏡」でもある!

どっしりと構えた低弦声部の上に各パートの旋律?が「ブルックナー」並み?に交錯し、「独特の旋法で奏でられる独奏楽器の主旋律」と対位する「伏旋律(副旋律)」が和声とハーモニーの鬩(せめ)ぎあいが聞け、マエストロのサジ加減が見もの(聴きもの)?

日本のオケではなかなか名演と巡り合えない名曲でもある。

休演日を置いて両・東京冠団体の競演も聞きものの一つ!

5月3日(金祝)大谷康子&イタマール・ゴラン デュオ・リサイタル 

バイオリニスト;大谷康子(※ヴィルトゥオーソ・ナビはこちら
ピアニスト;イタマール・ゴラン

フォーレ:夢のあとに
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
マスネ:タイスの瞑想曲
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ラヴェル:ツィガーヌ
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ

5月6日(月)うただま アンコール・コンサート

  • デーモン閣下(ヴォーカル)
  • 杉浦哲郎(ピアノ・キーボード)
  • 岡田鉄平(ヴァイオリン)
  • 稲葉明徳(篳篥・笛)
  • 吉見征樹(タブラ)
  • 瀬尾高志(コントラバス)

「少年時代」
「見上げてごらん夜の星を」
「千秋楽 - 雅楽・盤渉調古典曲をモチーフとした独自楽曲 - 」
「toi toi toi !! - うただま編 -」
「嵐の予感」ほか

デーモン閣下(ヴォーカル)の素晴らしい歌声!(是はほんとにマジうまい!)とスギテツの競演が聞ける!

行ってみたいけれど「河内国」からでは遠すぎる!悔しい...By デジタヌ

    

主催者  軽井沢大賀ホール

Official Website http://www.ohgahall.or.jp/main/index.php

公開:2018年3月 4日
更新:2020年12月 6日

投稿者:デジタヌ


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