狸穴ジャーナル別冊『音楽便利帳』

YHR-831-ND B♭シングル上昇キー付きホルン 《 購入レポート 》第1回 

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YAMAHA製YHR-831-ND (製造終了品)とは

"MONO"的自慢話としては「1988年5月に1本だけ作られたレアもの」ということになる。


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写真右から第4バルブ(、ストップキー) 第5バルブ(上昇キー)そして1.2.3とインラインで並んでいる

金管楽器では、キー(バルブ)は通常"閉"で押すと"開"になりスライドの分だけ、"長く"なり、長さが伸びた分だけ音程が基本倍音より"下がる"構造になっている。

写真の右から二番目にある第5バルブが上昇キー

上昇キーは逆に、通常"開"で常にスライド内を経由している。

そして、キーを押すと、閉"回路となり、結果スライド分(基本1全音)だけ音が"上昇"する。

これは、非常に便利良く実音B♭/Cのトリルキーとしても使えるし、なによりも前回紹介した、High E♭トリプル管同様、「実音Cの音程が良くなる」。

普通やっているように、ストップバルブにオプションで用意した"F補正管"を付け替えても、"実音Cの音程"は良くならない。(前回参照)
写真の様に小生も普段は"特製F補正管"を第4バルブにつけているが、目的は第1倍列音と第2倍音列の補間であり、低音部以外は使わない。

 

 

 

公開:2017年3月 9日
更新:2018年10月17日

投稿者:狸穴猫


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