狸穴ジャーナル別冊『音楽便利帳』

メモリー・イーターのDTM《 DTM Navi 》DTM用のパソコン・ハード環境を極める3

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メモリー・イーター(食い)のDTM作業へのハードの対応はどうする?

5.メモリはどのくらい必要?DDR3かDDR2のどっちがいい?

楽譜作成ソフトはメモリ食いである。理由は...くり返しになるが、画像と音声を一挙に扱うからである。

となると、メモリの性能と容量が問題になってくる。

まず、メモリの種類であるが、DDR2とDDR3の価格差は僅差になってきたので、性能重視でDDR3を選びたい。

容量は、OSが64ビット版ならば、マザーボードの許す限りメモリーを実装したい。

といっても通常のPCなら現実的にはDIMM3枚差しが限度。
PC-3 10600 2GB×3枚組合計6GBで\15,000程度、少し踏ん張ってPC-3 10600 4GB×3枚12GBで\51,000程度/2010年5月現在

あとは予算との相談だ。

6.ハードディスクの容量はどれだけ必要?

編曲や作曲に使うのであれば制作過程の中間ファイルをを随時残しておく必要があることからも、ある程度十分なハードディスク容量を確保したい。

といっても楽譜作成やMIDI作成のみに使うというならそんな極端なHDD容量は要らない。

なぜなら、制作過程で必要なメモリー容量は大きいが、結果として保存する時のファイルサイズはたいしたことがないからだ。

まあ、純粋にDTMにターゲットを絞る限りにおいては、最低1TB確保しておけば良いだろう。(これでも多いと思う人はこちらの「テラバイト超の容量が必要な理由の詳細解説」をどうぞ)

もちろん、マルチメディア機能(TV、DVD、BD、動画)をガンガンに使いながら作曲や編曲の構想をふくらませたりしたいとか、音楽を映像に組み合わせて編集したいとか、出力する楽譜に高品位の画像を組み込みたいとか、そういう使い方をするばあいは多いに越したことはないのは言うまでもない。

昨今(2010年5月現在)容量2TB(テラバイト)のHDがコンスタントに1万円を割るようになってきた、後述するバックアップ技で2台使うにしてもさほどの出費でなくなってきたので、ちょっと余裕をみて2TBというのも選択肢の範囲内だ。

7.光学ドライブはDVDマルチかブルーレイか?

最近、BDメディアが急激に値下がりしてきた。
逆にDVDの2層メディアが品薄になってきた。

と、いうわけで、将来性から考えるとBDが妥当だろう。

マルチメディア機能との連携を考えるならば迷わずBDだ。

と、やっと3回目で半分きたかなあ...まだまだつづく。

公開:2010年5月14日
更新:2022年9月11日

投稿者:狸穴猫


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