DTM用のパソコン《 DTM Navi 》DTM用のパソコン・ハード環境を極める(1)
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DTM用のパソコンと周辺機器の決定版はこれだ!
一応パソコン整備士の筆者としては、DTM環境決定版を紹介しておけねばならないだろう。
さて、環境を構築するに当たっては、やはり楽譜作成のみならず、MIDIシーケンサを使った曲の加工まで見据えた環境を構築しておいた方が後々後悔しないのは言うまでもない。
...と、いうわけで、具体的に考えてみよう。
DTMをやる上で必要なハード環境に関する検討項目を列挙してみる。
- ノートパソコンかデスクトップパソコンか?
- MacかWindowsか?32ビット版か64ビット版か?
- CPUをどうするか?インテルかAMDか?
- GPUは外付けか内蔵か?
- メモリはどのくらい?DDR3かDDR2のどっちがいい?
- ハードディスクはどれだけ必要?
- 光学ドライブはDVDマルチかブルーレイか?
- MIDIキーボード(MIDIコントローラー)をどうするか?
- 音源はヤマハかローランドか?
- ディスプレイは27インチか、24インチのデュアルモニターか?
- アクティブスピーカーかオーディオ機器接続か?
- プリンタに必要な性能は?
- スキャナに必要な性能は?
- マウスかトラックボールか?
- バックアップはどうするか?
正直、極めるとなるとかなり色々こだわりたい部分があるというのが浮き彫りになってきただろう。
というわけで、1回でまとめるにはさすがに長くなりすぎるので、数回に分けて個々に検討していくことにする。
1.ノートパソコンかデスクトップパソコンか?
今やノートパソコン主流の時代。
だが...、ここはデスクトップを選択するべきだろう。
「今さらデスクトップ?」
という声が聞こえてきそうだが、DTMをやるなら、下記のような点でデスクトップが有利なのだ。
Aマルチモニターの広々画面で編集できる。
Bハードディスクの増設・換装が簡単。
Cバックアップに便利である
D大容量メモリもOK
Eマルチメディアパソコン化が楽。
個々に説明していこう。
Aマルチモニターの広々画面で編集できる
最近はデュアルモニターを装備したノートパソコンも出てきた。
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が、絶対的にディスプレイサイズが小さいから、楽譜編集でどうしても縦の長さがあるほうがいいというこになると、マルチモニター環境を考えるなら迷わずデスクトップということになる。
B.ハードディスクの増設・換装が簡単。
マルチメディア機能も駆使しながら編集ということになると、大容量ハードディスクは必須、増設したいときにさっくり増設できるデスクトップの方が何かと有利。
C.バックアップに便利である。
基本、ハードディスクが1台のノートと違い、複数台のハードディスクを搭載できるのでRAIDを組むなどしてバックアップ環境をつくるのに適している。
D.大容量のメモリー搭載ができる。
デスクトップではスロットの数が多い分、大容量のメモリを搭載可。また、デスクトップ用のメモリはノート用のメモリに比べ安価というのも有利である。
E.マルチメディアパソコン化が楽
地デジチューナーを増設してテレビ機能をつけ、さらにAV機器接続したりとマルチメディア環境を構築することを考えると、ノートでもできないことはないが、かなり高くつくし、標準ではBSやCS対応しているノートはまだない。また他のAV機器との接続が若干面倒だ。
というわけで接続の楽さと価格の面でデスクトップが有利である。
総合的に見ると、省スペース以外の面ではデスクトップが有利であろう
以下デスクトップパソコンを前提に話を進めていく。
(つづく)
公開:2010年5月14日
更新:2022年9月11日
投稿者:狸穴猫
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