狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

連載『 故長岡鉄男氏の目指した長岡サウンドに憧れて50年...』ー第1回ー

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前書き  フルレンジスピーカーの魅力は引き締まった音像と定位の良さ

ハイレゾ時代でこそ生きる故長岡鉄男さんが愛したフルレンジスピーカーの魅力についてデジタヌが語る。

参※)当サイト関連記事 ハイレゾオーディオ High resolution とは... はこちら。

故長岡鉄男氏の目指したサウンドとは?

並みのオーディオ評論家ではなかった故長岡氏は、決して超高額ハイエンドオーディオの信奉者などではなかった!

また「生音の再現を目指すような大馬鹿者」でもなかった!

彼の目指した"オーディオサウンド"とは、

ずばり、長時間の聴取に耐える transient (応答性)良い記録音源に対して high fidelity(高忠実度)で"耳障りな音のしない"「自然な心地よいサウンド」であったように感じている。

なので、フルレンジスピーカーユニットを好まれたのだろ!

<本記事は11/14/2014'タヌキがゆく'に初稿公開した記事のお引っ越し記事です>

第1項 音の良いフルレンジスピーカー列伝

第1目 "ダイヤトーンの16㎝フルレンジスピーカーユニット P-610"

フルレンジスピーカーといえば、今やレジェンド!とまでなっている名器
"ダイヤトーンの16㎝フルレンジスピーカーユニット P-610"

このスピーカーは、今は無き!BTS(放送技術規格)に始めて合格したスピーカーユニットとして有名。

オリジナルP-610では再生周波数帯域80~10KHzで、AM放送の公称伝送帯域100 Hz~7,500 Hzをクリアした。

そして最終型P-610MA/MBでは 70~20KHz!をカバーするまでに至った。

P-610に次いで有名なのはご存じBOSEの101シリーズに使われていた11.5㎝ユニット。スピーカーシステムとしては70~17Khzの帯域をカバーしていた。 

第2目 故長岡鉄男さんが愛したフルレンジスピーカー FE103

もう一つ有名なのが、故 長岡鉄男さんが生前気に入って贔屓にしていた、

フォステクスの10㎝フルレンジユニットFE103シリーズ。

最新型FE103Enではこれもf0(最低共振周波数)~22KHz!以上をカバーしている。

ただしこれらのスピーカーは低域が伸びていない!よって、

何らかの手段で重低音の部分を補強しないと。今時のハイファイ録音のコンテンツには対応できないことになります。

ただしドス~ン音?には変えられない!

楽器の"響きの豊かさや,音の艶、音の表情の変化といった音色変化を通じて奏者の熱気の様なモノが伝わってくるような気がする。

第2項 エンジョイ古民家オーディオライフ!

<本記事は11/14/2014'タヌキがゆく'に初稿公開した記事を一部修正したお引っ越し記事です>

小生も来年(2015年当時)の年末にいよいよ定年を迎え再来年の正月には65歳の誕生日を迎える

JBLA520のおかげで、 初めて気づいた多くのこと

若かりし頃以来、オーディオに興味を持ち続け、今に至ったデジタヌとして、この年になって 初めて気づいた多くのことがある。

ステレオ仮想音響空間での「広がり」とゆるぎない「定位

それは、目をとじると左右のスピーカーの外側まで広がる「広がり」と「奥行き」をもつ仮想音響空間(ステレオフィールド)と、

そしてその仮想音響空間で仮想空間デザイナー(マスタリングエンジニア)がイメージした、各楽器の「明確な音像」と、ステレオ仮想音場上でのゆるぎない「定位」だ。

おそらく、こういったステレオ仮想音場イメージが、『JBL A520以上にもっとすごい形で迫ってくるのではないか...』

とひそかに期待をよせているのが長岡氏が長年にわたり探求し続けた末に到達した、FE103シリーズを用いた究極のスピーカーシステムだ。

第3項 故長岡氏のご自宅で愛用なさったメインシステム

故長岡氏がご自宅でメインシステムとして愛聴しておられた、フルレンジスピーカー+バックロードホーン+スパーウーファー+スーパーツイーターのシステム。

氏がオーディオ道を探求し続けた末に到達した究極のスピーカーシステム、そこで彼が見たもの、いや聞いた音とは?

というわけでマミニャンには内緒であるがデジタヌの五感が衰えないうちに、

オーディオ道楽の到達点として、このスピーカーシステム構築に挑んでみようと思っている。

究極の長岡サウンドを手軽に楽しめる木工キット

手軽に究極の長岡サウンドが楽しめる FOSTEX FE103En + バックロードホーン型エンクロージャーキットBW-1100(2本)国内専門木工所 吉本キャビネット株式会社 が制作している。

お手軽にためしてみる?にはメーカー純正の...



我が"狸穴ホール"に珠玉のサウンドを

タンノイのオートグラフやリンオーディオのハイエンドスピーカーシステムに比べても決してひけをとらないすばらしいシステムになり、我が"狸穴ホール"に珠玉のサウンドを響かせてくれるであろうと確信している。


 

公開:2014年11月14日
更新:2024年3月12日

投稿者:デジタヌ


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