【トランペット奏者】W・マルサリス との出合い その4
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キリギリスライフはFMラジオからはじまった(4)
アマゾンから3枚のCDが届く。
さっそく月末、金曜・土曜と仕事が連休のデジタヌと一緒に聴き比べである。
こうなると子供なんてそっちのけである。
いつもは食事の手抜きなどあまり考えられないが、それも適当に済ませることにタヌキがこれまた珍しくも安直に同意する。
さて、聴いてみて。
往年の名トランペット奏者モーリス・アンドレはやはり卒のない名演奏だ。
カラヤン・ベルリンフィルとの共演というところも何ともいえない。
新進の女性奏者アリソン・バルサムの演奏はとても勢いがある。とても女性とは思えない力強さが魅力といえば魅力。
どちらも悪くはないのだが...。
というのが私の感想。
やはりウィントン・マルサリスの演奏の方が私の好みである。
特に30才台入って録音したと思われるザ・ロンドンコンサートという盤に入っている演奏がすばらしいと私は感じた。
高度なテクニックに加えて味わいが深い。
感動だ!
この盤、実はボーナストラック(おまけ)がついていて、それもとてもおいしかった
M・ハイドン(J・ハイドンの弟)の作曲したトランペット協奏曲を聴いたら、とてもトランペットではないような音色が流れてきた。
トランペットって、こんなに美しい音をだす楽器だったのか...。
タヌキはウィントン・マルサリスが若いときの盤の方がお気に入り。
しかし...もう、ダメだ。
買うしかない。
完全にウィントン教信者になってしまった。
毎年バレンタインデーにはタヌキにちょっと良い酒を謹呈するのが習わしだが、今年は趣向を変えることにした。もちろんタヌキもすぐ同意。
というわけで、バレンタインデーのプレゼントにするという口実で私は追加でウィントン・マルサリスの3枚のCDをアマゾンで注文した。
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Baroque Music for Trumpet (1990/10/25) Charles Tunnell、 商品詳細を見る |
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Baroque Music for Trumpets (2005/11/15) Antonio Vivaldi、 商品詳細を見る |
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超絶技巧~くまん蜂の飛行 (2000/11/01) マルサリス(ウィントン) 商品詳細を見る |
合計約3800円也
1枚は海外からの発送なのでちょいと遅くなるが、2枚は国内発送だったから先日届いた。
ってなわけで、このところ、音楽狂いのキリギリスライフをしていたのである。
はまると止められないアスペルガー的趣味の追求はしばらく続くだろう。
ま、いっか、CDならさして高いものじゃないし(特に輸入盤は安い!)。
しかし...、問題が一つ。
フンメルのトランペット協奏曲で踊っていた5才の娘、ミチャポンがとんでもないことを言い出した。
「みーちゃんラッパ吹きたい、ラッパ買って!」
あああ...
CDに比べるとラッパはちょっち高いよな~
ミチャポンに楽器の一つもやらせてみたいとは思うのではあるが、ピアノなどと違い習うところが手近にある訳じゃなし...と、頭を抱えて悩みこむ狸穴猫だったのでした。
公開:2010年4月 4日
更新:2017年8月29日
投稿者:狸穴猫
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