maxtone 《 ブランド Navi!》 ファブレスメーカーとOEM専業メーカー
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maxtoneとファブレスメーカーの友好関係?
まずこのコラムはデジタヌの"勘"と"経験"による"憶測"により構成されている いわば"ファンタジー"で事実とは異なる場合もあります、予めご了承願います。
さてmaxtoneのホームページ(http://www.maxtone.com.tw/)によると、同社は"台湾に本社を置く総合楽器メーカー"ということになります。
さて、日本ではMAXTONE TT-104というトランペットが有名?で、"粗悪品"の代表選手のように言われているブランドでもあります。
世評によるとTT-104は材質、仕上げ共に、ラフで...。
結果出てくる音も、とてもバンドで合奏に使える代物ではない!?
らしいのです。
らしいと書いたのは、小生自ら試し吹きした訳ではないので、らしいとしか言いようがない訳です。
しかし、同社のHP(http://www.maxtone.com.tw/ebook/index.html)を訪れると、この"怪しげな代物"?だけではなく、トランペットだけでも10種類を越える多彩で立派な製品群を網羅しております。
そしてどういうわけか肝心のTT-104は載っておりません?
つまりはどうやら、日本向けの限定商品のようであります。
そして、maxtoneのホームページをつぶさに閲覧してみて、いくつかの"事実"に気がついたことです。
驚いたことに、小生の愛器?Jマイケル トランペット TR450と全く寸分違わぬトランペットTTC-51/RNM(日本向けTT-106R)という製品があったり、その他、ド派手なメタリックカラーで有名なKaerntner KTR30シリーズの種器と思われる、MAXTONE TTC-28シリーズ(日本未発売)があったり...。
デパートのウィンド・ディスプレーとしても重宝がられている?ケルントナー KTR-33Pシリーズの"ポケトラ"そっくりさんが載っていたり...等など。
また、MAXTONE TTC-23(日本未発売)、JマイケルTR-200、ケルントナー KTR-35 、を比べてみたら どうやら同じものと考えて間違いない様だとか...。
そして、あの高級ブランド?マルカートの"種器"とおぼしき製品群も...。
Kaerntner&HEINRICHブランドはご承知の通り、名古屋市にあるキョーリツコーポレーション(http://www.kyoritsu-group.com/index.php)が企画し日本国内向けに販売している楽器です。
またJマイケルはおなじく名古屋市にあるマックコーポレーションhttp://maccorp.co.jp/index.htmlが取り扱っているオリジナルブランド商品です。
さらにマルカートは在京の大手楽器店下倉楽器のオリジナルブランド商品です。
いずれも、"流通業"で製造業ではありません、つまり俗に言う"ファブレスメーカー"という位置づけになるでしょう。
では、どこでOEMしているの?
ここまで書けば御察しの通り、たぶん、いや間違いなく、maxtoneグループが各社にOEM生産しているのでしょう。
マックストーングループは新興国のメーカーが創生期にたどるビジネスモデルの一つ"OEM生産"で急成長してきた企業グループの一つです。
今やMAXTONEは台湾を代表するブランド"ジュピタ"http://www.jupitermusic.com/jbi_index.aspxにも引けをとらない総合楽器メーカーに成長しています。
但し歴史も浅く、ブランドイメージはまだまだ...。
マックストーンは日本国内では現在のところ、「安かろう悪かろう」の粗悪品?の代表のように言われていますが、YAMAHA管楽器の前身ニッカン製品も粗悪品で名を覇せた?過去があります。
今後、技術が向上し有能な技術者(職人)が育ち常に安定した製品が出荷出来るようになれば、侮りがたい存在になるでしょう。
今現在少なくとも、JマイケルTR-200、ケルントナー KTR-35 、ヘインリッチ HTR36/HTR-36あたりは、腕があればバンドでも使えるレベルにまで到達しているのではないでしょうか。
公開:2011年1月15日
更新:2018年10月23日
投稿者:狸穴猫
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