狸穴ジャーナル・別冊『音楽便利帳』

KálmánBerkes《 Maestro Navi 》 カールマン・ベルケシュ

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現代ハンガリーを代表するアーティストKálmánBerkes氏についての、レビュー記事。

KálmánBerkesのプロフィール

ハンガリーを代表する世界的クラリネット奏者であり指揮者でもある現代ハンガリーを代表する偉大な演奏家。

世界80カ国以上でクラリネットのソリスト、室内楽演奏家、そして指揮者として活躍している。

現在武蔵野音楽大学の客員教授を務めており、日本にも馴染みの深い音楽家でもある。

また2009年以来GyőrPhilharmonic Orchestra(※知られざる世界のプロオーケストラはこちら)の芸術監督を務めている。

生い立ち

ハンガリーで一流のクラリネット奏者・教師の子供として1952年に生まれた。

4歳の時から音楽を始め、最初はピアノを弾き、次にバイオリンを弾き、14歳のときにクラリネットに転向した。

1970年にベセイ・イストヴァンのもとで「ベレ・バルトーク音楽学院」に通い、フェレンツ音楽院も卒業した。

1978年にはアカデミーでベラコヴァクス、ギョルギクルターク、アンドラスミハリー、アルバートサイモン、フリゲスサンドールらに学んだ。

そして指揮者のJánosFerencsik(ヤーノシュフェレンチェク)とGiuseppePatanèから指揮法を学んだ。

1968年、16歳の時にDezsőRánkiとMiklósSzenthelyiと組んでクラリネットのレパートリーの中で最も難曲とされる「クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのためのバルトークのコントラスト」を初演した。

最初にHungarotonによって録音されたディスクは「グラミー賞」を受賞し、

1994年にジェルジ・パウクとイェネ・ヤンドーで「ナクソスレーベル」で再録音された

ジェノヴァの国際コンテストでは1972年に銀メダルを1995年に金メダル獲得した、

1974年にはベオグラードで1975年にはミュンヘン国際コンクールの木管アンサンブル部門で優勝した。

1972年にブダペストリスト音楽アカデミーを卒業し、同時にハンガリーのオペラハウスオーケストラの奨学金を獲得しクラリネット奏者となった。

1年後の1973年からはオペラハウスとブダペストのフィルハーモニー協会の首席クラリネット奏者となった。

1973年から1983年にかけてはブダペストの室内管弦楽団のメンバーも務めいくつかの現代的なハンガリーの作品の初演も手掛けた。

1982年にはブダペストの木管アンサンブルを設立し、2002年までその芸術監督を務めた。

1983年からはブダペストのフェスティバルオーケストラの創設メンバーとして主席クラリネット奏者も務めた。

1987年にカラカスで指揮者としてデビューし、1988年から1991年までハンガリーのヴィルトーゾ室内管弦楽団の指揮者も務めた。

1992年からは日本で武蔵野音楽大学の客員教授を務める傍ら指揮者としても活動を始めた。

1986年にリスト賞を受賞

1986年のリスト賞(没後100周年記念賞)を受賞。

2013年には彼の率いるGyőrPhilharmonic OrchestraがBartók-Pásztory賞を受賞した。

彼は「ハンガリーの芸術家芸術家賞」やリスト賞のような多くの国家賞と賞を受賞しています。Berkesは、Hungaroton、Decca、Teldec、Harmonia Mundi、EMI、およびNaxosについて録音しました。

又現代のハンガリーの作曲家によって彼のために様々な作品が作曲され、その初演も行ている。

ディスコグラフィ


Dohnanyi: Piano Quintet No. 1, Sextet / Kodaly: String Quartet No. 2
アンドラーシュ・シフ & タカーチ弦楽四重奏団 & ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団 & Kalman Berkes & ラドヴァン・ヴラトコヴィッチ & ガーボル・タカーチ・ナジー & カーロイ・シュランツ & ガボール・オールマイ & アンドラーシュ・フェエール

公開:2020年12月 6日
更新:2020年12月 6日

投稿者:デジタヌ


TOPC.É.Dutoit《 Maestro Navi 》シャルル・デュトワ


 

 

 



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