狸穴ジャーナル・別冊『音楽便利帳』

利点と問題点 《 購入レポート 》ハンスホイヤー フルトリプル high-Es その3

,

本機の利点と問題点


クリックで拡大画像表示

まず欠点と言っても過言でないのが、メイン吹き込み管部が短いこと、ロータリートランペット並みに、短くいきなりマスター側第5バルブに入るその後のHighE♭


クリックで拡大画像表示


チューニング管(E)はボアの細い特殊チューブを用いて、サブ吹き込み管の役割の一部をになっているようではあるが?
このことは、抵抗の大きさに繋がり、高音域の吹奏を多少困難にしている。

また同時に持久力の低下に結びつき、疲れ安くなる。

反面、このHigh E♭部はだい1倍音から通常ホルンの常用域最高音HighFに至る全ての音域で懸念していたより音程は(平均律に対して)安定しており、コントローラブルでもある。
さらに太管特有の浪々とした響きも持ち合わせている。

と言う訳で、小生はHighE♭主体で使用している。

参考までに小生愛用のマウスピースALEXANDER MY13は UとVを滑らかにつないだカップ形状のラージボアで太管(本機)に装着した場合の豊かな音量と朗々とした響き、また細管(ヤマハB♭)での柔らかでメロウな音色、全てに対応できるすばらしいマウスピーであると思っている。

  

  

公開:2017年3月 9日
更新:2018年10月17日

投稿者:狸穴猫


フルトリプルホルン の構造 《 購入レポート 》ハンスホイヤー フルトリプル high-Es その2TOP不満点その他《 購入レポート 》YHR-831-ND B♭シングル上昇キー付きホルン 第4回 


 

 

 



▲このページのトップに戻る
▲購入レポートへ戻る

 

ページ先頭に戻る