簡単に作れる幼児用トランペット練習補助具 《 練習 サポートツール Navi 》
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<本記事は 03/05/2010に旧「タヌキがゆく」に初稿公開した記事のお引っ越し記事です>
その1 ホールド補助具(バランサー)
トランペット(コルネット)は軽いといっても約1㎏ある。
これを長時間正しい姿勢で持ち続けることは、大人でも大変である。
ましてやミチャポンは体重18㎏、小生の1/4以下である。
大人が4㎏のダンベルを口の高さで支え続けるのを強要されているのと同じである。
結果バランサー無しだと「重い」を連発し前屈みに背中が曲がってしまい極端に姿勢が悪くなる。
そこで下の写真のような補助具を製作してみた。
材料はハンガー、プラスチックチェーン、S字フック、ペットボトル、そしてクリーニング店からもらったワイヤーハンガー。
写真のようにペットボトルに適当に水を入れ、トランペットが若干下がり気味に水量調節して、鴨居などの適当なところにぶら下げればご覧の通り。
これでミチャポンは正しい姿勢を会得した! 尚トランペットを引っかけるフックにはラッパ本体を傷つけないように、シリコンチューブをか被せた方がよい。
その2、練習用樹脂製長管トランペット? 
使用材料、ビニールチューブ(\70)×3m、樹脂製調理用ロート、これを写真のように丸めて、本物のマウスピースを差し込むだけ。
これで立派な長管トランペット?の完成!
調性はほぼB♭でトランペットの音域を満足している。
長管なので、普通のバルブトランペットより1オクターブ上の倍音列を吹くことになり上のドの音からは上の音はタンキングだけでほぼ音階になる。
ミュートを装着した時より"ラッパ"らしい音質?なので大人の奏者もリップトリルの練習などにも使える。
モダンバルブトランペットと同じ1.5メートル長さの物も試作してみたが、倍音列がハッキリせずうまくいかなかった。
たぶんストレートパイプから急激に広がるので共鳴点が安定しないからであろう。 尚どういうわけか間をとって2メートル長さにすると、ほぼA管になり信号ラッパ風に"トテチテタ~トテチッチチテチタート..."てな風に遊ぶこともできる。
それほど大きな音でもないので、ミチャポンもテレビを見ながら遊び感覚で吹いて楽しんでいる。
特に難しい加工はないが、
製作上で注意する点は使用するチューブ選び、使用するチューブは内径8㎜の安手のビニールチューブを用いた方が、高価なナイロンやシリコンや繊維補強の高級ホースを使うよりラッパらしい響きになる。
ハッキリした理由はわからないが、高級で"重い"チューブは吹奏抵抗が大きく音が濁ってしまってラッパらしく鳴らない。
<以下は、読者のトリビュートコメントです>
: 03/07/2010「 わー」さんのコメント。
タヌさんすごいです! サイレントブラスも真っ青。
私は吹奏楽団に所属してる関係で、楽器屋に就職してる知人が何人かいます。
彼らは新製品のアイディア(私はTUBA関連を訊ねられます)を企画会議前にあらゆるツレ先輩後輩に訊ねまくってます。
タヌさんのアイディア、案外商品化されるかもしれませんよ。
公開:2010年3月 5日
更新:2019年1月 9日
投稿者:デジタヌ
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