狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

ウィントン・マルサリス The London Concert《 アルバムNavi 》

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絶品のフンメルTp協奏曲!がここにあった!

フンメルのトランペット協奏曲、FMで聴いたあの音、どうしてもウィントンマルサリスのあの録音が聴きたい!

が、国内版は絶盤だった...

で...

ウィントンマルサリスの公式ホームページに行ってみたら、アマゾン(米国)への案内があった、で、海外版のタイトルを調べ、アマゾン(日本つまりamazon.co.jpのほう)でタイトルを検索。

あった!あった!

輸入盤は現在も発売中である。

Wynton Marsalis: The London Concert Wynton Marsalis: The London Concert
(2004/02/24)
Charles Tunnell、

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↑ほれ、この通り。

レイモンドレッパード指揮 イギリス室内楽オーケストラ

定番のJハイドン、フンメルのトランペット協奏曲が録音されている。

マルサリス30代の録音だ。

暖かくかつ輝かしい音色、正確無比な演奏。

ライブ録音でこれってやっぱりウィントンマルサリスは凄い。

で、それだけじゃない。これ、おまけがおいしい。

ボーナストラックにあった、Mハイドン(Jハイドンの弟である)のトランペット協奏曲第1番 ニ長調(当時の作品に例を見ない実音3点Aを要求されることで知られる)がすんごいのだ。

これでもかという高音...、それもただ高いだけでなく、まるでバイオリンの音?って感じのふくよかな音色。

たまりませんねえ。

ちなみに、フンメルのトランペット協奏曲は原調はEメジャーであるのだが、演奏上の都合だろう、E♭メジャーで演奏されることが多い...っつうか、それがほとんどである。

が、このLondonConcertでの録音は、原調(Eメジャー)で演奏されているのだ。

半音違うだけで、とっても明るい感じになる。

というわけで、この盤は、原調で演奏されているフンメルTp協奏曲であるという面でも、特に注目すべき貴重な一枚なのである。


 

公開:2010年6月15日
更新:2020年12月 9日

投稿者:狸穴猫


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