狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

パヴァロッティ・フォーエバー《アルバムNavi》パヴァロッティを堪能できる一枚

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ルチアーノ・パヴァロッティといえば、数年前に亡くなったが、今もその名声の衰えることがない世紀の名テノール歌手である。三大テノールの一人としても有名。

とはいえ、オペラなどに興味がなければ。まあ、知らない人は知らない。

私もつい先だってまではまったく知らなかった。さよう、オペラに興味がなかったのだ。

が、パヴァロッティは私(狸穴猫)が気に入った二人目の歌手となった。(一人目は藤山一郎)

クリアで張りのある、輝きに満ちあふれた声質、明瞭な発音。

そして、声質だけでなく抜群にハイレベルの歌唱テクニック。

某動画サイトでパヴァロッティの歌声をきいて、たちまち虜になってしまった。

で、どうしてもCDが欲しくて、購入したのがこれというわけ。

で、中身だが、一枚がオペラの名曲を選りすぐってあり、もう一枚はカンツォーネを中心に一部ポップスが入っている。

2枚組CDで、全40曲も入っている。

なんかそれだけで得した気分だ。

(ゲストにフランク・シナトラや、アンドレア・ボチェッリなどの名前もある)

で、簡単に言うと...「買って良かった」

正直、カンツォーネが多数収録されているので選んだCDだったが、オペラの名曲の数々もとっても魅力的。

トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」なんてもう最高!

声楽をきいて背筋がゾクゾクするなんてのは、久しぶりだ。

さて、目的だったカンツォーネ、定番のオーソレ・ミオはじめどれも圧巻だったが、とりわけアンドレア・ボチェッリとヂュオで歌っている「サンタ・ルチア」が、すばらしい。

ひと言で言えば...

こんなにも男性の声が輝いていいのか?

なのである。

声質の違う二人のテノール歌手の息の合ったデュオで、名曲「サンタ・ルチア」はまさに癒しの音楽という感じに仕上がっている。

オペラなんてあまり...、声楽なんてあまり...という器楽派の人にもお勧めの一枚である。

パヴァロッティ・フォーエヴァー パヴァロッティ・フォーエヴァー
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団

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公開:2010年4月24日
更新:2020年12月 7日

投稿者:狸穴猫


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