全国ホームセンター・チェーン《 mono ナビ 》
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今やホームセンターと¥100ショップとスーパーマーケット無しでは、日常生活が立ちゆかない時代になったと言いきっても過言ではないでしょう。
と言うわけで今回は全国のホームセンターチェーンから、DCMホールディングス、ニトリ、カインズ、コメリ、コーナン商事、ナフコ、LIXILビバ、ジョイフル本田、島忠、IKEAチェーンの10のチェーン店を取りあげました。。
これだけで全国に3057店舗「タヌキも歩けばHCにあたる!」
まずわ投資家以外にはピンとこないDCMホールディングスチェーンから。
DCMホールディングス
本社/品川区/全国655店舗/2016年12月現在
このグループは1970年創業のDCMカーマ/本社愛知県刈谷市、創業1978年創業のDCMダイキ/本社愛媛県松山市、1976年創業のDCMホーマック/本社札幌市の三社が経営統合でできた持ち株会社です。
各会社は現在もそれぞれの店舗ブランドで地域展開しています
吸収当時業界6位だった「ケーヨー」も傘下におさまっています。
デジタヌは4半世紀前の30才そこそこの若かりし頃、20ヶ月間当時の愛知県長久手町の山野に巣くっていた?時期があり、当時大阪ではまだそれほど見かけなかったホームセンター「カーマホームセンター」の新鮮さに驚かされました。
とりあえず冷蔵庫と、テレビと洗濯機しか揃えていなかった2LDKの我が狸穴にカーテンやそれなりの家具、日用品を揃え「生活の匂い」が感じられる「住まい」に出来たのは「カーマHC」のおかげでした。
ニトリチェーン
1967年創業
株式会社ニトリ/株式会社ニトリホールディングス /東京都/全国400店舗/2015年現在・
売上高4000億円(2015年度)業界2位を誇る企業グループです。
「お、ねだん以上。ニトリ」のCMキャッチコピーでお馴染みのホームセンターチェーン。
「家具をメインとするホームファッション」をコンセプトに掲げ、多肢に渡る商品を揃えています。
家具業界では珍しく製造小売業 (SPA) のノウハウを取り入れ、「海外原材料の仕入→現地生産→輸入→店舗販売→商品配送」までほぼグループ直営で行う(持株会社制移行前は自社単体で行っていた)ことで、他社との差別化を図っています。
学習机は年間7万7千台を販売し、全国シェアで日本一となっています。
2017年現在全国47都道府県に出店を果たし定マス。
カインズチェーン
1978年創業
本社/埼玉県本庄市/200店舗/24都道府県/2016年3月現在
このチェーンはオリジナルブランド「カインズ」に力を入れていて、インテリア、日用雑貨、DIY、からリフォーム事業まで自社ブランド商品を手がけています。
コメリ・チェーン
1952年創業
本社;新潟市/1185店舗/2017年2月現在
米穀商・米利商店を起源とするこのチェーンは21世紀に入りキッコリー、ミスタージョン、ヤマキ、アテーナを傘下に収め、2017年2月現在国内最多の1185店舗を展開しています。
デジタヌが、大型トラックで全国放浪の旅?を生業(なりわい)としていた頃、地方に遠征すれば必ずと言って良いほどコメリに出くわし、仲間に道を尋ねた時など「コメリ」は道案内には欠かせないランドマークとなっていました。
コーナン・チェーン
創業1978年
本社;堺市/319店舗/2017年2月現在
我が故郷大阪を代表するホームセンターチェーン。
母体のコーナン商事株式会社がLIFELEX(ライフレックス)SOUTHERNPORT(サザンポート)などの数多くのオリジナルブランド商品を企画し主に中国企業にOEM商品を製造委託し輸入し同チェーン店の店頭に並んべています。
近年同社のOEM電器製品の多くが日本国内の安全規格に合致していなかった事実が判明しその対応のために多くの家電製品や電材が一時発売中止となっていたことは、報道各紙のニュースでご承知の方も多数いらっしゃることでしょう。
デジタヌも安くて多種多様なライフレックス商品のファンですが、この時期にお気に入りの商品が入手できずに困った想い出があります。
ナフコ・チェーン
1947年創業
(株)ナフコ;北九州市/364店舗/2016年3月現在
「深町家具店」が起源の 九州を中心とする西日本一円に店舗展開しているHCチェーンです。
LIXILビバ・チェーン
1977年創業
(株)LIXILビバ;さいたま市/84店舗/2015年6月現在
ビバホーム株式会社を起源とするチェーンです。
現在はトステム株式会社(旧トーヨーサッシ株式会社)に吸収された後、母体が持ち株会社LIXILグループに商号変更し子会社のホームセンター事業が2011年株式会社LIXILビバに商号変更し現在に至っています。
プロ向けの商品(資材・機材・機器)を中心に扱うプロショップにフォーカスして事業展開しているそうです。
ジョイフル本田チェーン
1975年創業
(株)ジョイフル本田/茨城県土浦市/15店舗/2015年6月現在
ジョイフル本田は巨大な郊外型店舗を展開しているのが特徴です。
1店舗あたりの平均店舗面積・売上高が大きいため、わずか15店舗の店舗展開でホームセンター業界で売上高トップ10に入っています。
店舗は同じ立地のまま隣接地を買収し、増改築し売り場面積を拡張してきました、各店舗あたりの平均敷地面積は東京ドーム2.3個分にもなります。
デジタヌも、1995年当時「「コンクリートミキサー」まで揃うウルトラホームセンターと」してTVの報道番組でも話題になった同チェーンの第1号店を、仕事のついでに訪れたことがあります。
店内は非常に.良く整理されており、各売り場のカテゴリ分類が判りやすく、しっかりしており、通りすがりで始めて訪れた小生でも、店員さんに尋ねる事も無く「目的の商品売り場」にたどり着けました。
尚余談ですが、記事中で書いた「小型コンクリートミキサー」は当時すでに殆どの建築・土木現場では「生コン業者」のミキサー車で運ばれてくる「生コン」を利用するのが普通で、「頑固で良心的な工務店」の現場でしか見かけ無く成っていた装置です。(この辺の裏事情はタヌキがゆくをご覧ください)
Shimachu・チェーン
(株)島忠
1960年創業
本社;さいたま市/58店舗/2016年8月現在
埼玉を中心にShimachuとして店舗展開する傍ら。
関連会社として、(株)関西島忠(4店舗)(株)関東島忠(2店舗)(株)島忠ホームズ(4営業拠点)もグループとして営業していました。これら子会社は2007年吸収合併され、一体となっています。
店舗は家具専門店とホームセンターに分かれて展開しています。
店舗によってはフードコートや衣料品店・食品スーパーなどの外部テナントも入居しており、ショッピングモールとして機能しているところもあります。
デジタヌが大宮に巣くっていたときは、仕事の上でも一消費者としても色々馴染み深いチェーンです。
このチェーンは、当時からスーパーマーケット色が強く、自社ブランド商品の開発や店頭展開には余り熱心でなかったような記憶があります。
IKEAチェーン/海外勢
イケア・ジャパン株式会社;千葉県船橋市/8店舗・
オランダに本社のある親会社は世界最大の家具量販店です。
低価格、デザインのよさ、アフターサービス面のよさなどで世界的にブランドが浸透しています。
都市郊外に「イケアストア」と呼ばれる大規模なロードサイド店舗を構える方法で世界展開しています。
過去1974年に三井物産、湯川家具、千歳、東急百貨店、イケアスェーデンの合弁で「イケア日本株式会社」が設立され数店舗展開したところで1986年に解散し1度日本から完全撤退していました。
2002年から100%完全子会社としてイケア・ジャパン株式会社が設立さえ再び日本国内でチェーン展開をはじめています。
ボーダーレスの時代
に突入している家電量販店、ホームセンター、スーパーマーケット、ディスカウントストア、の古典的業界地図がどう変わっていくのか、そして何処が生き残れるのか?興味深いところではあ入ります。
公開:2017年9月30日
更新:2019年2月15日
投稿者:デジタヌ
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