狸穴ジャーナル・別冊『音動楽人(みゅーたんと)』

Station TV の不満点 《 購入 レポート 2009 》 Station TV その6

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Station TV 長期レポートその6  総括その2

もう少し詳しく説明すると、減点35点は"取説の不備"にかんしてではなく、"看板に偽りありの"機能"(ソフト)に関してである。

取説に関しては95点でほぼ満点。

余談ではあるが(エンジニアの)独りよがり丸出しで"専門用語"の羅列、かつ"難解"で"奇妙奇天烈、奇っ怪・摩訶不思議"なアイ・オー・データ機器の取説に比べれば、家電メーカー並の親切さで分かりやすいと小生は思っている。

大幅減点となった「機能」(ソフト)についてもう少し詳しく"ボヤク?"と以下のようになる。

その1
当て込んでいた"リアルタイムサラウンド視聴"ができない!

サラウンドに関しては、「StationTV起動画面」に"Dolby Digital 5.1TEATORのライセンス取得が

stationTV.jpg

表示されているにもかかわらず ソフトが対応していないので、パソコン本体のサウンド機能と連携しておらず、リアルタイムサラウンドは不可能!

これでは"サランダフル"(サラウンドとワンダフルとを賭けた造語)とはならない!

されどせっかく5.1サラウンドで放送されているコンテンツである、どうしてでも本来の音声環境を享受したいのが人情!

そこで面倒ではあるが、「Station TV附属機能のDVDオーサリング機能を利用して、DVD-Rを製作すれば、録画元のコンテンツがDolby Digital 5.1Surround で放送されたものであれば、サラウンド再生が可能となる。

また製作したDVD-Rは一般の家電DVDプレーヤーでもの再生可能となる(但しDVDプレーヤーが"CPRM"に対応しいる必要はある)。

つまり現状のStation TVでサラウンドを楽しもうとすれば、"録画コンテンツを一度DVD-Rに落とし"Power DVD"等の他社製映像ソフトで再生する必要がある" ということになる。

その2
Blu-ray Discへのコンテンツのムーブ、コピーがきない!

今時、フルハイビジョン視聴を標榜しながら、Station TVではBlu-ray Disc(以下BD)の製作ができない?!

フルハイビジョンコンテンツを録画保存しようとすれば、本体HDへの保存に限られる。

但しドライブ間のデータ移動(ムーブやコピー)は可能みたいなので(BDを持ってないので確認してないが)、パソコンデータとしてBDへの移動は可能な様である。

可能と言ってもStation TVの保存ファイルは"低圧縮の巨大ファイル"なので、家電製品のように一枚のBDに何十時間分ものフルハイビジョンデータを記録保存できるかどうかは不明!

"Station TVのハイビジョン録画はHDイーターであることを知っておく必要がある。"

せっかくStationTV専用に増設した1TBのハードディスクも、ハイビジョン番組を何本か録画すると"アッと言う間"に残量が少なくなり、いくつかの録画保存番組を通常解像度にダウンコンバートしてデータ圧縮するか、DVD-Rにムーブしないと、簡単に容量を使い果たしてしまい 新たな番組の録画が不可能となってしまう!

但しHD録画したコンテンツの画質はオリジナルの放送のデッドコピーなので 全く劣化がなく申し分のない画質である!

上記の2点は「Station TV」の機能(ソフト)上の問題なので、現状のハード(ボード)でもソフトのバージョンアップ(or リビジョンアップ)をすれば解決できるはずである。

ピクセラ殿には今後一層の努力を期待するところである。

<この項終わり>


 

公開:2009年8月29日
更新:2018年10月24日

投稿者:狸穴猫


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