狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

整備新幹線 建設事業を "誰が得する" ために 推進 しているのか?...

前書き(要約)誰が乗るのか?"オラが村の故郷超特急?"

大型車も通行できないような田舎道を放っておくからより過疎化が進行している実態

整備新幹線を諦めれば、県内の生活道路を全て大型車両が通行できる「地域高規格道路」に改修出来るような県も多数あるはず...。

日本各地に未だに大型トラックが入っていけないような「山間部」を放っておくから過疎化に拍車がかかるのでは...。

益(駅)も、もたらさない"震撼線"様の傍を、"肥えたご"を積んだ軽トラが行きかう風景が、大偽師?の方々の目には異様には写らないのか?...

※<本記事は11/17/2007年11月17日~18日にかけてに旧サイトに初稿公開したコラムをリメイクした記事です>

「誰がために槌音は響く」シリーズ「今更何故新幹線誘致?」

"誰が"儲けるために?... 整備新幹線 建設推進 に猛進するのか?... の目次

※リンクについて

(参※xx) は当サイト内の参照関連記事リンクです。
但し、その他の直接 hyper-link は当事者・関連団体の公式サイト若しくは各国語版Wikipediaへ直接リンクされています。

※本ファンタジーについて

本レビュー記事は、出来る限りの"記録(時系列)に下ずいた史実に、地政学的!・工学的 検証"を行ってるセミドキュメンタリー!ですが...

筆者の億測を交えたファンタジー?でもあります。

後述する各団体とは直接関連はありません。

また各団体では"答え難い大人の事情、あまり触れられたくない内容!"も含まれています。

本件に関してのお問い合わせはご無用に願います。  

プロローグ 時の流れは時代に変革を...

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小生は、鉄チャンである、いや正確に言うと、乗り物フリークなのである。

だからこそ、闇雲で無作為な『整備新幹線建設推進』には賛成できない!

半世紀50年半世紀以上も前の大昔・高度成長期に頃に立法された「全国新幹線鉄道整備法 」を盾に、整備推進を展開している人たちは"何が目的"なのか?勘ぐられても仕方がないのでは...

かつて小生が全国を飛び回る営業マンだったころ

小生は、現役当時の2000年までは産業機械のセールスをしていた。

そして、若かりし頃には「寅さんを気取って、全国をまたに毎日が行商・旅の日々を送っていた」時期もあった。

東京⇔新大阪間が3時間もかかった時代の新幹線には、思い出せないくらい数多く乗車した!

勿論当時は新幹線も通っていないような地方都市にも出向いていた。

鉄道が好きだから、時間の許す限り鉄道を利用したが、東京⇔富山などは近距離でも飛行機利用だった。

勿論 東京⇔札幌 、東京⇔鹿児島などは当時一世を風靡した!ジャンボ機で...

1978年当時の北陸3県出張の思い出

小生が大阪から北陸を担当しだした1978年頃には、まだ北陸本線にL特急・雷鳥が走っていた頃で、

確かに4時間半は長かったが、別段『新幹線が走っていたらなあ』とも思いませんでした。

富山から大阪への帰りは、今は懐かしい食堂車で"チョット?一杯"引っかけて、ホロ酔い(爆睡)気分で家路についちました

そんな事(北陸新幹線)より「急ぐとき」には大阪⇔富山間の航空路が何故無いのか!と腹立(はらだ)たしかったぐらいでした。

今から半世紀近く前の北陸は...

当時は、建設途中の北陸自動車道も部分開通しかしておらず、クルマで出かけるときなど大阪を18時頃に出発し、高岡着が0時を回る...なんて事もしばしばあった。

携帯なぞ無い当時、22時頃になると"急いでパーキングに駆け込み"公衆電話でホテルにTelして、遅くなる旨を連絡したものであった。

北陸自動車道が全通してからは、日帰り以外は営業車で出かけることが多くなった。

それから四半世紀(2007年現在)が過ぎ、当時とは「情報の流れ」も「物資の流れ」も比べようのないほどに変化した。

全国各地に、高速道路が延び、生活物資を運ぶ物流のメインは鉄道からトラック輸送に...。

また情報ハイウェー(光ファイバー)も張り巡らされ、全国何処でも居ながらにして、世界の最新情報が手にいる時代になった!わけです。

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第1節 空気と赤字を運ぶ"ルーラル新幹線"を「一体誰」?が欲しがっているのか...

東海道新幹線が完成した1964年から半世紀以上も絶っているのに!
一部の例外を除いて新幹線で運べるのは、今のところ人だけ!

その旅客輸送でさえ、東海道新幹線以外では盆暮れを除けば、"全列車満席"にはほど遠い状況!

つまりは、利益どころか赤字に転落しないように運行するのがヤットの状況!

それも建設費償還を棚上げした、設備、車両等の購入費や保守管理費のいわゆる一般歳出と営業利益(営業外利益含む)のプリマリーバランス上でのお話。

★第0項 鉄道建設は国民の Consensus が無ければ...

第1目 嘗てのように旧・運輸省と鉄建公団が"鉄拳を振るう時代!"ではない!

運輸大臣の独断(裁量)"不要不急路線を増産する血税投棄"出来る時代ではありません!

通過する沿線自治体の普請Scheme(※01)が無いと、建設できないご時世!なのです。

参※01)当サイト内関連記事 地元自治体Scheme(建設費負担企て!)は全てのインフラで... はこちら。

自公連立政権与党は議員会館内で芝居好きの輩(やから)を集めて...
  • ●与党〇X新幹線整備検討委員会(党内"異見"調整&国会野党対策)
  • ●与党整備新幹線建設推進チーム(脚色担当)

議員会館内では、"何ら権限の無い!"運輸族どもが、(党内異見調整・国会対策の)与党〇X新幹線整備検討委員会と、(脚本担当の)与党整備新幹線建設推進チーム(※02)の"演劇同人会・二重組織"をこさえて"暗躍"していますが...

参※02)当サイト内関連記事 運輸族 ・ 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム とは... はこちら。

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"Freak show・大歌舞伎興行は政府方針とは無関係!

(プロパガンダ)をマスコミを招いた大歌舞伎?Freak show(Press conference )"興行"を、

"提灯持ち"の"番記者"どもが、マスメディアに流しても...

内閣・政府(国交省)の政策・方針とは"何ら関係有りません!"

"でっち上げ"ルート芝居は地元の信任すら受けていない!

地元の信任すら受けていない!(好き勝手にでっち上げた)"ルート・ファンタジーショー"を特別興行したにすぎません。

利権集団の"猿芝居!"では中共のパワハラ独裁政権!と何ら変わらない

利権集団・運輸族のお遊戯同好会?が興行したFreak show(Press conference )「建設ルート推挙"大芝居!"(プロパガンダ)」がまかり通るようでは、中共の独裁政治と何ら変わりません!

JR各社は中国高鐵並み

しかも、それを傘に着て、JR各社と、JRTT(※04)が事業申請するというお粗末ぶりは中国高鐵の路線拡張策と全く同じで呆れかえる以外には...

参※04)当サイト内関連記事 JRTT 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 が改組して総合リース業になれば... はこちら。

第2目 ルート設定に"民主主義の原点回帰"が必要!では...

整備新幹線などの鉄道新線建設は"国民の Consensus(総意・協心) "が得られ無ければ建設できない!はずです。

根拠?となる全幹法は明治に遡る日本国有鉄道の為の法律!

そもそも法的根拠?となる全幹法(全国新幹線鉄道整備法)(※03)が明治時代に制定された"鉄道国有法"に下ずく、公営鉄道JNR(日本国有鉄道)時代の(半世紀以上前の)1970年に制定された法律!

参※03)当サイト内関連記事 悪法"全国新幹線鉄道整備法"は即刻廃止!すべし はこちら。

新幹線は国民の♥Consent(同意)を大前提とすべき

ルートはCompliance(追認・承服)を強要?するのではなくConsent(同意)を大前提とすべきではないのでしょうか!

全幹法を廃止!して真(誠)のShinkanse に...
  • ●全幹法ありきの(一方的Power harassment!)姿勢 を捨てる!べき。
  • 民間企業!JR各社(鉄道事業者)の"エゴ"と、運輸族の野望取り払う!ことが必要。
  • 地域住人の望む「真(誠)のShinkansen (High speed rail)」を目指す姿勢!が必要。

の3つが大事なのでは...

第3目 万人が望む♥"真(誠)のShinkansen (High speed rail)"へ転線するには

Scheme(企て!)への Compliance(追認)説明会は廃止!して...

Power harassment!Scheme(企て!)への Compliance(追認)"強要"説明会は廃止!すべきで。

"Consent(同意)が得られる♥"公聴会"を開催すべき!

パネルディスカッションなどの討論会や、住民の要望に耳を傾ける♥"公聴会"を開き「民意を汲み上げる(反映する)」姿勢が大事なのではないでしょうか...

完全開通を目指す?西九州新幹線にしても...
佐賀県民・佐賀市民は決して"Consent(同意)出来ない!

たとえ(私利私欲しか頭にない)"地元の嫌疑(けんぎ)・私擬(しぎ)団"(※05)が建設支持に回ったとしても、佐賀県民・佐賀市民は決して"Consent(同意)出来ない!"でしょう。

沿線利用者のConsensus(総意・協心)も得られないままに、JR九州と運輸族のScheme(企て!)"押し付けルート"の Assessment(環"凶"評価?)だけで事業決定をしたので、

「西九州新幹線(長崎新幹線)の佐賀県内通過お断り問題(※06)が生じて!しまったのでしょう...

参※05)当サイト内関連記事 運輸族 ・ 地方議会議員 が 鉄道 新線を "建設したがる訳!" とは... はこちら。

参※06)当サイト内関連記事 西九州新幹線 の火皿 長崎駅 と吸い口 新鳥栖駅 を結ぶ"羅臼" 佐賀県 通過部分には新たな"受益 スキーム "制度の検討が必要では?... はこちら。

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第2節 地元には殆ど「金が落ちない」ルーラル整備新幹線建設事業!

一体誰が整備新幹線建設を渇望しているのか?

新幹線を渇望しているはずの地元の一般の人たちも、『そりゃーあれば乗ってみたいわさー』程度の冷め方。

なら、一体誰が渇望しているのか?...賢明な読者の方はもうおわかりの筈!

そう、それは貴方の地元選出国会議員の先生方と彼らが選挙キョーリョクをお願いしなければならない土建業界の面々ではないだろうか?...

新幹線は一声何兆円!これだけの金がジョイント・ベンチャーを通じて土建業界に流れるビッグプロジェクト!

もうこれを見逃すわけには参りません、だから国会議員のお偉いセンセー方は目の色を変えて、走り回るのです、ハイ...。

センセー方に取っては作ってしまえばこっちの物、後は赤字になろうがお構いなし!

『赤字は運行を引き受けたJR各社の営業努力が足りないから?でワシらには関係無い?...』

とまあコンナ所では?...

第1項 整備新幹線建設で潤うのは、地上げ屋と土建屋だけ?

整備新幹線に限らず鉄道新線建設は総合土木・建設事業なので、道路建設・河川改修・港湾工事とは比べものにならないほどの金食い虫ですが...

整備新幹線を諦めれば、県内の生活道路を全て大型車両が通行できる地域高規格道」に改修出来るような県も多数あるはず。

第2項 しかし地元には微々たるお金しか...

しかし...多くの田舎の「痴呆自治体」には元受けに成れるほどの大手の土建屋も無く、地元の孫請け・曾孫請けの零細土建業には...

これでは、スキーム(※21)だけ背負わされてた地元はますます...

参※21)当サイト関連記事 整備新幹線 建設における スキーム とは... はこちら。

第3項 地元選出運輸族のお目当ては利権"地上げ効果!"

党にとってはゼネコンから政治献金が期待出来ても...地元選出運輸族は何がお目当てなのか?

それはズバリ"地上げ効果"による地上げ屋(不動産屋)からの、政治献金と、選挙協力!

道路建設、河川改修、港湾事業・護岸工事、地方空港整備では"地上げ効果"が無い!からです。

(※22)

参※22)当サイト内関連記事 運輸族 が 鉄道 新線を "建設したがる訳!" とは... はこちら。

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第3節 ストロー現象という新語を生んだルーラル新幹線?

整備新幹線は「東京から汚れた空気」を運んできて「痴呆?からは働き手(若者)」を連れだしていく!

第1項 故郷創生・活性化には自動車専用道が不可欠

自動車専用道を造れば、都会から仕事と銭を運んできてくれ、代わりに物産を都会(消費地)に届けてくれる。

滋賀県では「もうこれ以上汚れた空気はお断り」と新駅建設を拒否して目の前を走っている新幹線に対して「改札口?を閉ざして」しまった?わけだ。

日本各地に未だ大型車両が入っていけないような、「山間部の僻地」をほっておくから過疎化に拍車がかかるのでは...。

道路と光ファイバーのおかげでいち早く「消費地の需要動向」を察知して、作付けを米から野菜に転換し成功している"田舎"も存在している。

空気を運ぶ新幹線より、ライフラインすなわち生活物資を運んでくれる自動車専用道の整備を優先すべきではないだろうか"!

第2項 国が滅びては故郷再生も...

痴呆都市の我儘で、Rural Shinkansen(肥えタゴ?新幹線)を完成させたとしても...

肝心の我が日乃本が、財政破綻したのでは...

都会にすら失業者があふれる状態!に。

第1目 嘗て100年以上も昔の19世紀末のアメリカでも金融恐慌の引き金の一つに...

例えば北海道開拓における鉄道の栄枯盛衰は...

広大な国土を持つアメリカにおける西部開拓史"大陸横断鉄道"と鉄道網の変遷のリフレイン・ミニ版だったのかもしれません!

嘗て広大な国土をもつアメリカでは、19世紀末の鉄道への行き過ぎた過剰投資が、1893年のニューヨーク・ウォール街に端を発した世界大恐慌の一因ともなったともいわれています!

隣国C国が高速鉄道網の"付け"で経済破綻しかけている?のは、100年以上も昔の「USAの犯した過ちを」再現しているだけです!

第2目 実は日本も経済破綻しかけている!?

韓国・中共政府・ロシアのデフォルト(経済破綻・借金踏み倒し!)が懸念されていますが、日本とて事情は同じです!

現在、政府は借金(国債)の利子を払うために!毎年更なる国債発行(借金)を重ねています!

個人だったら、借金まみれでとっくに"自己破産"しなければならない状態です!

つまり、小泉内閣2001年4月→2006年9月当時、国会で再三取り上げられた"プライマリーバランス"問題がいつの間にやら、話題(質疑)に上がらなくなったわけですが...

『お金は天から降ってきません!』

今のまま借金(国債・地方債)に依存した、整備新幹線建設Scheme(企て!)を続けていると...

近未来には日銀券(¥)の価値(信用)が無くなり、日本経済を支えている輸出企業の海外貿易が成立し無くなり、当然膨大な預入残高を持つ市中銀行に及び、銀行からの借入金で回っている企業の連鎖倒産!を招き、

日本は"経済破綻"つまり"大恐慌"に襲われることに...

デフォルト(経済破綻)を免れているのは

日本国民が¥を信じて(日常的に)流通(tradeに使用)させて、日銀が日銀券(お札)発行額に見合った外貨準備($)額を保有しており(為替レートが安定していて)輸出企業も円建て決済が可能なからですが...

これ以上急激な円安が進行すると...

2022年7月現在の様に「急激な円安」が進行するとそれも...

そして、国債が敗戦後同様に"紙くず"になったら、その国債を全額背負い込んいる日銀が破綻すれば、日銀券¥は暴落(無価値!)となり、敗戦直後のように一気に240倍以上もの超インフレ!となり、

日本経済は敗戦直後のような壊滅的な状態となります!

※参)韓国・中共・ロシアなどの海外に渡航された経験のある方なら、よくご存じのはずですが...

日本以外では、市中の一般商店のtrade(売買)で国内通貨(ウォン、元、ルーブル、ペソ?など)よりも"米ドル"での支払いを求められる場合!が往々にしてあります。

つまり、自国通貨より国際通貨としての$に通貨価値を認めているわけです!

なので、韓国のように、経済破綻(※02)が起こりIMFの要求で自由化政策をとらざるを得なくなったような「名誉ある?過去」を経験する羽目になるわけです。

参※02)1997年12月3日:韓国が通貨危機(国家破綻の危機)に陥り、国際通貨基金(IMF) 資金支援合意書に署名IMFによる韓国救済でIMFの管理下(わかりやすく言えば倒産企業と同じ管財人の手に!)に...

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エピローグ 情報は光、旅客は飛行機、物流は高速道路が担う時代...

第1項 整備新幹線ではライフラインには成れない!

航空機と同じように"貨客混載"を復活させないと、ルーラル新幹線では、インターシティー超特急旅客需要だけでは、"痴呆再生"の役にも立てないし、ゆくゆくは全国にあまたあった、3セクローカル鉄道同様に経営破綻・廃線に...

『同じ金を地方にばらまくのなら、空港整備と道路整備に回して欲しい!』

地方を背負って生きている「働き盛り世代」の"世帯主"の思いでは無いでしょうか?

道路公団の民営化のあおりで、高速道路網は寸断され、国と高速道路各社の駆け引きの狭間で計画が頓挫した自動車専用道計画が全国で腐っていました。

しかし新たな国土軸を真剣に考えている国土交通省の旧建設省派の優秀な人達により、高規格幹線道路と言う形で蘇りました!(※91)

参※91)当サイト内関連記事 運輸族(旧運輸省派)の天下は終わった、今や国土交通省(旧建設省派)が国土軸を模索する時代に... はこちら。

第2項 山陽道の長期間にわたる通行止めをフォローしたのは不要不急?と思われていた平行幹線「中国道」!

鉄道の場合は他路線への振り替え輸送はあっても迂回運行は滅多に起こらないし、またやりようもない。

しかし自動車の場合は違う、一見必要の無いような所にある自動車専用道も一度主要幹線が事故や自然災害でストップすれば迂回路として大いに役立ち、国民の生活を守る生活物資の輸送に大いに役立っている。

一昨年の山陽道の路床崩落による長期間にわたる一部区間の通行止めの時を思い出して欲しい。

冬期の除雪車、夏期の除草作業車等の管理車両しか走っていなかったような中国道がこのときばかりは大いに役立ち九州方面への物流を支えてくれた!

第3項 地方空港は世界に開かれている空の玄関口! 

ついでに言えば、新幹線はせいぜい東京に通じているだけ?、空港や、光ファイバーのように世界に通じているわけではありません!

空路は「point to point」の時代に...

巨大ハブ空港からローカル空路に乗り換えて都市間を移動する時代から、経済性を重視した中型航空機で、都市間を直接結ぶ「point to point」の時代に変化してきている!

地方空港でもLCCの台頭で国際チャーター便などで成功している空港がたくさん出現している!ご時世なのに、『なん妙新幹線経・何がなんでも新幹線...』とお題目を唱えている時代ではないのでは!...

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《整備新幹線は誰の為?》関連記事のご案内 

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後書き《 交通政策とは》シリーズについて

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鉄道黎明期において日本各地で幹線鉄道を敷設していったのは、民間資本による"民鉄"でした。

幹線の多くはその後お国に買収されて、官営鉄道になり国鉄を経て現在のJR各社となりました。

現在の大手私鉄の殆どはこの時運よく買収を逃れたましたが、第2次大戦中の戦時統合で合併を余儀なくされて、敗戦後に再度独立して現在に至っています。

1964年の東海道新幹線開業を経て1986年12月4日に諸外国に倣って、鉄道事業法が制定されて、軌道事業以外は第一種、第二種、第三種の鉄道事業に統合されて、翌年に国鉄分割民営化によってJR各社が誕生して現在に至るわけです。

JR3島は国営企業!?

しかし分割民営化?と言ってもJR3島(JR北海道、JR四国、JR貨物)は株式会社の形態はとっていますが...

独立行政法人JRTTが100%株式を所有する"国営企業!"であり、"親方日の丸"体質は」変わっていません!!

更に、成り行き任せで適当に決めた?JR各社のbusiness district(営業範囲)が今になって多くの問題を生んでもいます...

2001年に中央省庁再編が実施されて鉄道事業を都市仕切ってきた運輸省と道路行政を取り仕切ってきた建設省が統合されて、国土交通省が誕生しましたが...

合体しただけで、旧省庁の「真の統合」根本的な重複部署再編成には至っていないのが現状で、旧体制下の派閥同士の内部対立?が国土計画全体の一本化を阻んでいることは事実です。

鉄道局に関しては、JR各社再度の"big bang"でreconstructionを押し進めないと、先に上げたJR3島の赤字問題は解決できない!でしょう。

JRグループの再度の Reconstruction と道路整備・港湾整備・ 空港整備を統合的に推し進める必要が...

国鉄分割民営化の際に"適当"に決めた、各社間の営業エリア(境界駅)も整備新幹線ルート!などいろいろな問題を引き起こしています。

22世紀の将来に向かい鉄道事業のreconstruction(統廃合)、道路整備、港湾整備、空港整備すべてに渡る交通政策を統合的に推し進める必要があります。

更には、地方の期待を背負う観光行政も、国交省配下の観光庁と環境省管轄の国立公園の2重行政では...

縦割り行政の弊害をなくすためには

広範囲にわたる省庁統合と、責任のなすりつけ合い!になりがちな縦割りに依存しない、新たなる行政(体制)の構築が望まれているわけです。

狸穴総研 公共交通網調査室 出自多留狸

※脚注 ♥関連団体 問い合わせ先 リンク集

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関連団体リンクテーブル 

 

公開:2007年11月16日
更新:2022年8月30日

投稿者:デジタヌ

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