『音動楽人(みゅーたんと)』狸穴ジャーナル別冊

ハイレゾ時代のリスニングルーム設計の勘所《 ハイレゾリスニング Navi》

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プライベートライブハウスを目指すには...

オーディオマニアの夢は、最高のリスニング環境(AVルーム)で、プライベートライブハウス、プライベートコンサートホールを構築して、自慢のSPシステムで"思う存分"空気再生!?"を楽しむことです!が...

依頼したプロ建築家は音響専門家ではありません!永年アマチュア楽師、音響工学専門家として活動した経験をもとに音響設計の勘所(広さと反響対策・防音)の関係を判りやすく紐解いてみました。

プロローグ お金に糸目をつけない最良の手段とは

一番良い解決法は、床以外は無くして周囲の壁面を天井をなくし"野音"(※00)状態に!して、SPの空気再生を楽しむ事でしょう!

出来れば人里離れた林の中にある"別荘地"の一角を、整地して、12畳(6坪)程度の"ウッドデッキ"だけを作り、ふかふかの絨毯敷きにして、その端に自慢のSPシステムを設置して、天井は設置せずに"野音のような"テント屋根"の下で大音量130dB程度の大音量」で鳴らすのが理想的でしょう。

但し、スズメバチ!などの被害にあわないように、テント屋根からは、蚊帳(防虫ネット)を垂らす必要はあるでしょうが!?...

参※01)当サイト内関連記事 《 野音 音響ナビ 》首都圏 の 野外ステージ はこちら。

chapter1 ハイレゾが身近になった今こそ

ハイレゾ機器の最大の魅力は周波数特性ではなく!その「広大なダイナミックレンジ」(※10)にあることは別項で詳述した通りですが...

そのダイナミックレンジは一般的な24bit量子化コンテンツででも、18bitが利用可能で実に

約102dBにも達してしまいます!

つまり、最小レベルとffffの最大レベルでは131,072倍もレベル差があるわけです。

このダイナミックレンジを空気再生で聴くには、最大音量が120dBをオーバーしてしまい、とても、閑静な住宅地での"空気再生"が不可能となっていしまいます!

参※10)最近は24dBハイレゾコンテンツが市中に出回り、ほぼ録音スタジヲと同程度のダイナミックレンジがお手軽に、楽しめるようになりました。

当サイト内関連記事 量子化bit数とダイナミックレンジの関係 はこちら。

但し出回っているコンテンツは大半が

但し出回っているコンテンツは大半が、2000年以前に収録された初期のデジタル音源や、もっと以前の、アナログ録音コンテンツが殆どなので、16bitのCDと大差ないダイナミックレンジ約54dB(実数比300倍)程度ですが、最新のフルディジタルプロセスの録音では、リミッターを最小限にして、ピアニッシモ;peak level ー102dBに設定した「抜けの良い」大音量のコンテンツも登場しだしています。

更に、圧縮技術の進化で、amazon music などのWeb 配信コンテンツで気軽に楽しめるようになりました!

街中の一般家庭では空気再生は不可能!

但し、前途した騒音問題で、空気再生は街中の一般家庭では不可能!となています。

なので小生はもっぱら、SONY WH-1000XM4 ノイズキャンセリグヘッドフォン(※11)を利用しているわけです!

参※11)当サイト内関連記事 SONY vs BOSE 好みで別れる?コンセプトの違い!《 SONY WH-1000XM4 ノイズキャンセリグヘッドフォン 購入レポート》 はこちら。

chapter1 お金に糸目をつけないセレブな音響マニアの方にご注意!

オーディオ専門誌に掲載されている取材写真を見るたびに...

オーディオ専門誌に掲載されている「リスニングルーム拝見記事」で20畳以上のご立派なリスニングルームのある「お屋敷」(や高級オーディオ専門店)が良く取り上げられますが...

「殆どすべて」といっていいくらい「定在波」対策と「スピーカー対抗壁面反射対策」がなされていないようです!(※11)

更に、ライブ配信な等も行い、飯を食っている筈?の「俄かオーディア評論youtuber」等は、論外の状態です!

参※11)当サイト内関連記事 お手軽 リスニングルーム 改装法 6~10畳間編《 最高の ソノリティー を求めて》第4回 はこちら。

高名な建築家でも音響工学には疎い!先生方がほとんど

高名な建築家!に設計依頼しても、「音響の基礎知識がない人」がほとんどでその場凌ぎの「防音対策」(砂壁や防音壁、防音パネル処理、床フロート)はデザイン(設計)できても肝心の「定在波対策」については知識のある方はほとんどいない!といっても過言ではないでしょう。(音響設計を標榜している事務所でもかなりいい加減です!)

壁面に作り付けの「頑強なサイドボード」や、暖炉などの突起物程度では並行面対策(定在波対策)にはなりません!(※12)

参※12)当サイト内関連記事 "定在波音響障害"を緩和する手法 はこちら。

本格的リスニングルームのサイズに問題が!...

せっかく1set 1000万円以上のスピーカーを購入しても「でたらめ音響の部屋!」に設置してがっかりされている「セレブ」な音響マニアの方も多くいらっしゃるみたいですが....

セレブなお金持ちの方なら、敷地を気にせずに、対抗壁面を並行させないフロア形状や、壁面をスラント設置(外反or内傾)して「分厚い音響カーテンで壁面を覆えば」この「壁面反射による問題」は小さくできます。

1000万円以上投じて「プライベートホール」を増・改築すれば1set「100万円」以下の一般スピーカー?でも素晴らしい音響のリスニング環境が構築できます!

chapter2 音響設計に精通した建築士、事務所へ

20畳(10坪)以上の本格的?リスニングルームを計画するなら、豊富な実績(経験)のある「信頼できる音響設計事務所」に。

新たに20畳以上(5.46mX6.37m10.坪)のリスニングルームを計画されるのであれば、できるだけ完全並行壁面が無い「いびつな形状のリスニングルーム」デザインをお勧めします。

このサイズの長方形の部屋になると、63.8Hz/5.46m、54.8Hz/6.37m などの壁面間隔に応じた「厄介な重低音定在波」が発生して、後述する3X6尺の合板を壁面に並べて立てかけた程度の簡易的な対策ではもはや対処できなくなります!

よくできた音楽練習室のように

つまり対抗する壁面どおしを「15度」以上外傾させてスラント設置するか、フロア形状を「音楽練習室のように変形」させて「対抗する完全並行対抗面をキャンセルさせないと「定在波」に襲われることになります!

(例えばよくできた音楽練習室のような、※以下は約31畳(15.73坪)のサンポート高松の第2練習室の例平面図はこちら。)

更に天井も「100Hz」以下の「重低音定在波」を避けるために最後部は3.6m以下として、100Hz以上の定在波に対処するために「一面の幅が1.8m幅以上の重量級天井を30度以上の傾斜面で構成したアンギュレーション(屈曲)を持つ天井」にするか、ログハウス風の2階吹き抜けの山形天井、にして上下(Z軸)定在波を抑止する必要があります。

セオリーその2 スピーカー対抗壁面は並行にならないように傾斜させて、表装は軽くて柔らかい素材で!

更に言えばリスニングポジションの背後壁、つまりSP対抗面には分厚い音響カーテンと、厚さ100㎜程度の発泡スチロール+発砲コンクリート or 石膏ボードの複合壁面として反射音圧そのものを小さくするように工夫するべきです!

別項に詳述したように、空気に近い「密度」の境界面では反射は小さくなります、防火音響カーテン→発泡スチロール(※21)→石膏ボード→建屋本壁 という事にすると壁面からの反響は大幅に削減でき、さらに防音効果も高まります。

まあハイエンドオーディオを楽しめるセレブなマニアの方なら最初に申し上げたように「人里離れた山中」に全開できる雨戸を長辺側に持つ山小屋風の木造(ログハウス)でも建てて、聴取するときには雨戸を全開にして解放したベランダ側を背にした野音並みの"解放空間"で高級スピーカーを聴取したほうが賢明でしょう...但しスズメバチにはご用心を!?

参※21)発泡スチロールは難燃性であり、内装材として使っても建築基準法上問題はありません!

エピローグ 本気があるお金持ちに"本気でご提案!

前途のように「スピーカー対抗面」を作らなければ良い訳で。

その1 廃村の藁葺古民家が

東京周辺でも奥多摩辺りにある"廃村の藁葺古民家"を見つければ、素晴らしいリスニングルームが構築できます。

日本家屋は、木と紙と"畳"でできているので、洋館と違い壁面反射を考慮する必要はありません!

この点に着目して、過疎地にお引越しした音楽家もいるほどです!

メリットと狙い

過疎地の古民家なら、土地付きで格安に入手できます!

しかも、村役場!からは過疎地対策として喜ばれます。

古民家その物の音響特性がメリットに

天井(内装)を取っ払い、屋根をむき出しにすれば藁(萱)が、吸音材として働き初期反射を低減して、しかも"骨組み"が適度な散乱効果をもたらします!(※91)

最近は、「轟音渦巻く地下鉄駅」や、同じく地下道、ショッピングモールの内装などにも応用されて、素晴らしい"消音効果"を発揮しています。

そして大事なのは、雨戸や間仕切りを開放して、壁面を無くす!ことも可能な点です。

又、炊事スペース(バストイレ)も完備されているので、長期滞在にも問題はないでしょう!

村はずれなら、雨戸を開放しても、さほど苦情は来ないでしょう?

参※91)当サイト内関連記事 構造体・剥き出し天井」の音響効果 はこちら。

意外と省エネな古民家

しかも、藁には断熱効果があって、冬場も最近の住宅よりは快適ですし、夏場は強い膝z氏を遮ってくれて、意外と涼しい環境が構築できて、(得意に標高が高い山間部では)クーラーいらずどころか、朝晩は暖房が必要なくらい涼しく過ごせます!

更に、渓流の雪解け水は夏場でも10℃前後で、ラジエター(熱交換機)を使用すれば、低騒音、省エネルギーで空調も可能です!

屋根の補修は

最近は補修できる職人が少なくなりましたが...

藁を道路用の、20㎝厚さの発泡スチロール!にふき替えても、同じ効果が得られます!

しかも、藁(萱)とは違い"難燃性"なので問題もありません、但し軽いので、屋根材で表面を覆う必要はあります。

これも、ステンレスネットなどで、固定した後に、表面を檜皮葺きなどでカバーすれば、台風などにも備えることが可能でしょう。

電気も光回線もOK

しかも、廃村でない限りは、電気、光回線!も引かれています!

更に後述する防犯(盗難)対策も、村人に管理を頼んでおけば問題はありません!

(年を期するならsecomと契約すればよいでしょう、村役場がある集落なら、契約も可能です!)

その2 廃スキー場などの元スキーロッジの活用

片流れのログハウス風の、幅2間(3.7m)以上の山小屋を計画されてはいかがでしょうか、

1)、山の斜面に向けて、ベランダを設けて、ベランダ側は大規模な跳ね上げガラス戸で、完全に開放できるようにします。

2)室内は、下世話な設備(トイレ、キッチンなどを)斜面と反対側の入り口側にすべて集めて、大径の木材でリスニング(リビング&ベッドルーム)と区切ります。

3)リスニングルーム側の壁面は作り付けの(少なくとも1.8m以上の高さの)「書棚」を造作して、書籍(古本・オーディオ雑誌)を壁面いっぱいに無造作に「積読」します。

4)この状態で、水回り側(エントランス側)の壁面に「タンノイクラスやリンオーディオ」のプレミアムスピーカーを設置します。

5)リスニングルームの奥行きは1.5間2.7m以上あれば良い訳でいわゆる「3坪の6畳間」以上あれば構いません。

但し高さも同じく1.5間以上はあったほうが良いのでできれば、水回り側に「ロフト」を持つ2回吹き抜けのログハウスが適当でしょう!

5)背後の斜面を背にしたベランダ側は、前途したように、前面跳ね上げタイプのガラス窓+シャッターがよいかと思われます。

6)多少の、雨、雪!を防げるように、ベランダ前面を覆うような「軒」と.両サイドの「風よけ」のガラリパーティション、と転落防止の手すり付きの柵をお忘れなく、但し、「うだつ」のような壁は作らないでください「あくまでもガラリー」で。

7)後は、お天気の良い日は「ベランダ」設置した」ロッキングチェアーなどに腰かけて、周囲を気にすることなく「ハイレゾオーディオ」の生オケ同様のダイナミックレンジ100dB以上を堪能してください!

その3 林の中のウッドデッキ

『下手な考え(小細工)安むに似たり』の諺通り、人間の浅知恵には限度があります!

なので、お金持ちならば...

別荘地の分譲エリア1ヘクタールぐらいを購入して、周囲に迷惑(騒音公害)がかからない配慮をしたうえで...

中央部分に冒頭で述べた、テント屋根のウッドデッキを設えれば、簡単に無響室に近いクリアーな環境(SPシステム特性測定時の)環境が得られます!

ウッドデッキの上に、ロッキングチェアーでもおけば最高のリスニング環境が得られるでしょう。

但し、電源、と保管庫が必要となりますが...

電源についは、大容量のリン酸鉄バッテリーが容易に入手可能となりましたので、無音電源がお手軽に準備できます。

更に、高価で精密?(とは限りませんが)なオーディオ装置はあまり頻繫に移動させたくないでしょうから...

床下に、"空調の完備した保管庫"を設置して、リフトで上下するようにしておけばよいでしょう。(電源は近くの渓流で簡易発電を行えば、効率の良い風力発電機も、太陽光パネルも市販されるようになってきました。)

つまりは空母のアレです!

これだけの、設備をしても「都会の住宅地」完全防音の「20畳10坪」クラスの完全防音・防振「プライベートホール」を作るよりは安上がりで、タンノイやリンオーディオ本来の"良い音"を堪能できることは保証できます。

味噌は「スピーカーに対抗面を作らない」で、解放して雑木林の山の斜面を利用して、周囲に散乱させることです!

しかもこの手法なら、周囲の雑木林(or 杉林)の小枝で反響した自然な残響も楽しめます。

元スキー場!などの積雪地では

つまり元ゲレンデを背後に抱えた「スキーロッジ」を改築、もしくは新築して、できれば斜面は広葉樹でも植樹して、「雑木林」とすれば、消音効果と吸音材になります。

まあしょっちゅう「別荘通いも」できないでしょうから、SECOMはお忘れなく!

特に元スキー場などの積雪地では「冬季の湿度が意外と高く」冬季の空調(除湿)は必須となります。

いくら何でも個人では

いくら何でも個人では...

とお思いなら、オーディオ仲間を募て、挑戦してみられてはいかがでしょうか!

普段は数十万円のプレミアム「ハイレゾヘッドホン」でしか聞けない「録音エンジニアがデザイン(構築)した本物の音響空間」がスピーカーシステムを通じた"空気再生!"のバーチャルステージ(音場)としてあなたの前に広がることでしょう...ああ恨めしい...いや羨ましい!

但し、田園調布当たりの住宅地や、軽井沢当たりの別荘地にある、週百坪ある大邸宅でも「騒音問題」が生じて不可能なので、福井県などにたくさんある人里離れた山間地の廃村が狙い目です!

例えば、鳥取県、兵庫県、福井県あたりに数多くある「スキー場」跡地が適当ではないでしょうか?

実行する方は、「狸穴音響研究所 代表 出自多留狸」にご一報の上、ぜひ一度、招待願います!

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公開:2022年1月 1日
更新:2022年9月28日

投稿者:デジタヌ


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