タヌキがゆく

新耐震基準(1981)以前の公共ホールが狙われている! ー【レビュー記事】2017 

狸穴総研・音響研究室 しゅかん(酒燗?)微酔狸の独り言。

"本当に心地良い響き"とは

反響(乱)と残響の区別もつかないホールテイスター?(※1)がN音響設計をもてはやしている昨今ではある。

舞台芸術鑑賞においても「本当に心地良い響き」とは何か?考える時期にさしかかってきたのではあるまいか。

確かに比較的デッドな(残響の少ない)空間で演奏するのは、粗(あら;)が目立ち、演奏技術の未熟さが暴露されやすく、演奏家にとっては厳しい条件(誤魔化しが効かない)ではある。

老舗ヨーロッパの野外ステージ

しかし欧米では、ベルリンフィルのヴァルトビューネ(weblio辞書)、やヴェローナのアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭例を上げる迄も無く、野外の超デッドなエリアでの野外コンサートも盛んに行われている。

日本においても東京の日比谷公園大音楽堂大阪城音楽堂の両老舗、は有名である。

人為的付加音響(エコー)が無くても...。

つまりこれらの野外の施設では、「天井から降り注ぐ響き」や、周りの「壁からの反響」も期待できず、ましてや人為的エコー時間2秒等とんでもない話である。

しかしどの施設を訪れてもわかることだが、PAなしでも、最後列まで殆どのアコースティック楽器の音(但しギタ・マンソロ派除く)が到達し、肉声も通る施設である。(実際のコンサートでは大がかりなPAは不可欠ではあるが。)

デッドな施設でもコンサートは成立する!

小生が警鐘を鳴らしているのは、デッドなのでコンサートに不向きと決めつける「エコーマニア」であり「ホールテイスター」の「風評(悪評)被害」で有る。

金科玉条の如く残響2秒を唱え、エコーが無いと音学が奏(かな)でられないと思い込んでいる様なまやかし演奏家共は、風呂屋でリサイタルでも開けば良い!

耐震強度不足解消とコンサート専用ホール建設プランをセットにしたホール立て替え商法。

1981年以前に建設された耐震補強を施せば、まだまだ現役で頑張れる公共ホールが、2000年以降「耐震強度不足」を錦の御旗に次々と建て替えられている。

有る痴呆都市の立て替え失敗例

※関連記事はこちら

「箱物行政」とそれに乗じた「ホール建設業者」の反則(販売促進)行為とそれに踊らされている、「痴呆自治体」のお馬鹿さんぶりである。

耐震補強工事&リニューアル工事で生まれ変わったホールの例

以下に国内屈指の音響を誇る、東北大学百周年記念会館の川内萩ホール - 延命・に関する改修プロジェクト例を紹介しておく。

東北大学の公式サイトの記事はこちら

ご注意※印は当サイト内の紹介記事リンクです。

但し、その他のリンクは事業主・関連団体の公式サイト若しくはWikipedia等のWEB辞典へリンクされています。

※1)演奏家でもなく、音楽家でもなく、舞台芸術評論家でも無い、只の太鼓持ちのブロガーが、グランキューブ大阪メインホールの響きについて、事もあろうにWikipediaに堂々と批判記事を掲載していた。

音響工学、音響学をかじった物として許せなかったので反論記事として掲載した。

更にホールテイスターとは、「ビールテイスター」をもじってつけた、太鼓持ちを揶揄する表現として用いた。※関連記事はこちら

公開:2017年9月22日
更新:2018年4月 9日

投稿者:デジタヌ

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