タヌキがゆく(狸穴総合研究所)

自画自賛の『 ラーメン屋 と コンサートホール 』の共通点!?《 コラム 令和元年 》

自賛飲食店にうまい店無し!

いきなりではあるが、共に現在日本国中に繁茂している「遊興施設?の代表格」である、ラーメン屋と公共ホールに共通する事柄?を比較検討してみました。

「自賛飲食店にうまい店無し!」とは「グルメ記者・評論家」の定説ですが、同じことが「コンサートホール」にも当てはまります。

食感は「味覚と好み」で、ホールの音響は「不快感」で決まる!

グルメは「食感」で味わうもので極端に偏った味でない限りは、一度食べてみれば まず個人の「好みに合う、会わない」で評価が分かれるものですし「見妙な味わい」はその人の「味覚」で決まるものです。

しかしホールの音響は味覚に相当する「音感」が無い音痴?でも、「不快」か「心地よい」の区別が付けられます。

更には「不快」に対する因果関係(※1)もある程度は判明しています!

そして、ホール側の説明(言い訳)では解決(納得)できないハッキリした現象、ホール酔い(※2)やミステリースポット(※3)等の不快現象も数多く確認されています。

いくら有名建築家が

殆どのホールは根拠に乏しい「自賛コピー」で自らを飾り立てています。

甚だしきは、「xx氏がデザインしたホールで素晴らしい音響効果を持っています...」

等と喧伝しています。

しかし有名建築家がデザイン(設計)しても「駄作は駄作」にしかすぎません!

仲間うちの「子褒め会」はあっても音響品評会はない?

音痴ぞろい?の音響建築学会のお偉い評議員の先生方が、傷口を舐めあうような?「仲間の作品に対する賞賛」で名誉賞を拝領したからと言って、「迷ホール」であっても「銘ホール」とは程遠い「悲惨な音響?」のホールも数多く存在しているのも事実です。

残念ながらこの傾向は、民間商業ホールや指定管理者制度を導入して熱心に「自主興行」を行っている「自治体の公共ホール」に多いようで、広告コピーを鵜呑みにしないで、利用者である演奏家や我々一般聴衆である音楽ファンが実際にその目と耳で「見聞」してそれぞれの「ホールテイスト」をしっかり品定めをし、「年に数度」の貴重なコンサート体験を「良質」のプレミアムホールでタップりと心行くまで堪能したいものです。

以下はあくまでも各団体の公式サイトより引用したキャッチコピーを羅列しただけで、その信憑性は各人でご判断ください。

実例1、某京都発祥のラーメンチェーン店の例

このラーメンチェーン店は近畿はもちろん関東一円にフランチャイズ網を展開しており、北白川本店は「行列ができる店」となっている。

創業者 xxxが、約4年におよぶ試行錯誤の末に誕生させた"こってりスープ"。
xxxxのスープの食材は鶏がらや野菜など、皆さま方もよくご存知のものですが、xxxxが苦心の末に完成させたxxxx秘伝の製法にかかると、深い味わいの、
どこにも真似のできないおいしいスープとなります。
このスープをどこまでも守りぬくこと、これがxxxxのこだわりです。

天下一品のホームページより引用

実例2、京都発祥?の牛カツチェーン店の例

...京都勝牛だから実現できる一番のこだわりは、「牛肉」。

厳選した塊肉から切り出す「牛の一枚肉」にこだわり抜き、高品質な食材と丁寧な調理を追求した「本物の牛カツ」をご提供致します。

バリエーション豊かな牛カツ膳に加え、わさび醤油・山椒塩・牛カツソースに和風カレーつけ汁など豊富な薬味やつけだれで、自分好みの味わいが楽しめるのも京都勝牛の特徴。

一食に対する満足度を追求した「京都勝牛こだわりの牛カツ膳」を心ゆくまでお楽しみください。...<京都勝牛公式サイトより引用>

実例3、名古屋の有名コンサートホールの自賛コピー

...コンサートで最も重要な要素といわれる舞台と聴衆の一体感。それを得るために必要な音響効果の3要素 (音量・残響・拡がり) のうち、特に「拡がり=音に包まれた感じ」は聴衆の感動・満足に特に直結する重要な要素といわれています。その拡がり感を増すためには側方反射音を強める必要があり、シューボックスという室形状は、この実現のために理想的とされています。けれども必ずしも「シューボックスであれば音がよい」と短絡的に決め付けることはできません。反響音・音の拡散などの制御は緻密な音響設計を経てはじめて実現できるものであり、音量・残響などの要素との高次元のバランスこそが、ホールとしての響きの個性、優秀性に他ならないからです...<中略>シューボックス・スタイルの理想形といわれています...<中略>客席空間に突出したサイドバルコニーによる反射音の「叩き落し」効果。壁面や天井の凹凸、装飾などの緻密な配置による舞台・客席への音の拡散と散乱効果などなど...。 これら多彩な要素が緻密に組み合わされることで、はじめて理想的な響きが実現されるのです。<三井住友海上しらかわホールの公式サイトより引用 >

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実例4、某左翼新聞社の自社ビル付属施設の例

浜離宮朝日ホールは、世界でも最も響きが美しいホールの一つと評価されるシューボックス型(靴箱のような立方体)の室内楽ホールです。

1996年に米国音響学会は世界22カ国の76ホールを調べました。その結果、ウィーンの楽友協会ホールなど3ホールが最高の「Superior」の評価を受け、浜離宮朝日ホールやニューヨーク・カーネギーホールなど6ホールが「Excellent」に挙げられました。

この調査は、残響・聴衆とステージの関係の親密度・音のバランス・音色の輝き・透明感・温かさ・質感などを技術的に測定する一方、演奏家や音楽評論家の意見も取り入れて総合的に判断されたものです。弱音による繊細な演奏をすべての座席で満喫できるホールとして、演奏家や聴衆の皆様から愛されています。<浜離宮朝日ホール公式サイトより引用>

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実例5、某生命保険会社の社会貢献事業の例

...イメージオーバル型ホールは、シューボックス型とワインヤード型それぞれのメリットが活かされ、今までの室内楽ホールを越えた演奏者と聴衆のより親密な一体感を演出します。
客席からは舞台が近く感じられ、臨場感あふれる演奏がお楽しみいただけます。...
国際的に最高級レベルの音響空間を実現します。
国際的音響学博士レオ・ベラネク氏との共同のもと、コンピュータシミュレーションや模型実験など最新の音響設計を駆使して生まれたホールは、聴衆はもとより、演奏者にとっても最高の音響空間を実現...

第一生命ホール 公式サイトより引用

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参照欄

※1 関連記事演奏家 に贈る ホール選び の コツはこちら。

※2、「過剰な残凶?」で起こる音響障害『ホール酔い 現象 とは?』はこちら

※3、定在波で起こる音響障害については『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』をご参照ください。

 

公開:2019年5月 9日
更新:2019年7月20日

投稿者:デジタヌ

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