デジタヌの電脳道場

【レビュー】2014 フルレンジスピーカー・ベースのSPシステム。

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<本記事は11/14/2014'タヌキがゆく'に初稿公開した記事のお引っ越し記事です>

エンジョイ古民家オーディオライフ!シリーズ

第5回 何故フルレンジスピーカー・ベースのSPシステムが良いのか?

フルレンジスピーカー・ベースのSPシステムの強みはずばり明瞭な音像と定位の良さにある!

ここで、かつてのBTS(放送技術規格)の意味を考えてみると、

現在、AM放送の伝送帯域は総務省による公称値では100 Hz~7,500 Hzとなっているが、

条件が良ければ80Hz.~13KHzぐらいは伝送可能(AM変調送信・復調受信可能)であり、現実の運用ではこの範囲で放送(送信)されている。

そう、実は最近のAM放送は以外とハイファイなのである!

(※FM放送はもう少しだけハイファイで公称値50 Hz~15,000 Hz、実質運用約20Hz~15KHz)

実際のクラシック音楽の周波数帯域をほぼカバーできる帯域でもある。

またこの周波数帯域の値80Hz.~13KHzは、は音声帯域とも呼ばれ、肉声やオーケストラの主要楽器、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、トランペット、弦楽4部、ティンパニーの占有帯域とも重なり、実際のクラシック音楽の周波数帯域をほぼカバーできる帯域でもある。

この音声帯域の キモ(基音)の部分はせいぜい数百~1,600Hzぐらい。

ピアノはオーディオマニアには手強い。

ただしピアノについては"基音"だけでも約20Hz~約3.6KHz。

倍音(響き)を考えると20KHz可聴帯域約20Hz~20KHz一杯を占有しているのでラジオ放送では完全にはカバーできない。

マルチスピーカシステムのウィークポイントクロスオーバー帯域。

話をスピーカーに戻すと、この部分ではスピーカー特性の悪影響。

すなわち位相差のある2つのスピーカーの干渉による合成歪みや、合成された音圧変化による周波数特性の凸凹は避けたい。

すなわち、音声帯域の"キモ"とも呼べる"基音" および"化粧部分"すなわち楽器や肉声の音質を決定づける"倍音"部分が占める80Hz~13KH程度の帯域を2つのスピーカーでリレーすることはなるべく避けたい。

繋がりが悪いと歪んだ音に聞こえてしまうし、

ステレオ再生音場で左右の特性がそろっていないSPでは音像がぼやけたり楽器が左右にうろついたりする。

これらの現象を"スケール感"と勘違いしている人もいるようだが、全くの別のものだと考えるべきである。

ここでスピーカー製造技術面から考えると、

ハード系の振動板は、共振さえうまく押さえ込めれば安定した特性(そろった特性)のSPが作りやすいが、

ソフトドームは、不確定要素が多すぎて なかなか特性のそろったモノが量産しづらい

結果として近年はソフトドーム採用例が少なくなっている。

と、いうわけでフルレンジコーン+チタンドームのJBL A520と、

コーンウーファー+ソフトドームのオンキヨーD202の対決では、

A520の方が音像のクリアーな定位の良い音になっている。

<続く>

公開:2014年11月14日
更新:2017年9月30日

投稿者:デジタヌ

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