『音動楽人(みゅーたんと)』狸穴オーディオ機器調査室報

我が庵のエントランスホール 自慢《 最高のソノリティを求めて 》第7回 

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当狸穴音響研究所が狸穴ホールで目指しているのは、「メディアに含まれる記録(波形)情報に忠実な音」の再生であり、言い換えれば「マスタリングルーム」でマスタリングエンジニアが「耳にしていた」モニター音の再現です!

前書き 狸穴音響研究所のフィロソフィーとは

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最初に断っておきますが、狸穴ホールが目指すのは一時はやった「生音再現」などという無謀な企て!(※0)などではありません!

かといって、"一部の動画サイト"のように何でもかんでも「リスナーの好み」や再生系の「音色の個性」で評価する・データ無視の「感性一辺倒」評価でもありません!

いわばメディア情報(記録データ)に対するトランジェント(忠実度)の追求です!

参※0)当サイト関連記事 第3回 LPレコード「ハイレゾ・ハイファイ説」は"都市伝説"にすぎない!とは はこちら。

<本記事は11/14/2014'タヌキがゆく'に初稿公開した記事のお引っ越し記事です>

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《 最高の ソノリティー を求めて》の総合目次

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第1回 真面目なパロディー・アフェリエイト記事

令和元年7月1日未明に公共・衛星放送NHKプレミアムで、日曜日の深夜帯(月曜未明)に『最高の音響を求めて』という"提灯持ち(PR)番組"が放映されました!...

第2回 リスニングルーム設計の落とし穴!...方形ルームで起こる釣鐘現象とは?

「防音や防振」に目を向ける以前に「方形ルーム」にスピーカーシステムを設置して真正面でリスニングすると...

第3回 グラフィックイコライザーでは解決できないリスニングルームの音響問題!

リスニングレポート系Youtuberが公開している"空気再生"系コンテンツではスピーカーの実力は判断できません!

第4回 お手軽リスニングルーム改装法 6~10畳間編 

本編は 実際のマイ・リスニングルーム改装法を 提案したコラムです。

第5回 YouTubeスピーカーテスト用コンテンツの問題点、周波数特性と"低域ノイズ"

YouTubeでは16KHz以上の音は「デジタルフィルタリング」されて配信されていないことは読者各位周知の事実...

第6回 フルレンジスピーカーシステム伝説 

ハイレゾ時代でこそ生きる故長岡鉄男さんが愛したフルレンジスピーカーの魅力についてデジタヌが語る。

第7回 我が庵のエントランスホール 自慢

当狸穴音響研究所が狸穴ホールで目指しているのは、「マスタリングルーム」でマスタリングエンジニアが「耳にしていた」モニター音の再現です!

第8回 我がオーディオ道楽の回顧録...重低音との出会い編

自民党市会議員の先生方は、どうして返せる目途も無い借金(市債)をしてまで"1線?(千)億円!"以上も投棄して地下鉄を引きたがるのですか?...

第9回 JBL A520 vs ONKYO D202 長期使用レポート

意外とクラシック音楽に向くJBL ! ひょんなきっかけで手に入った、"永遠の名機JBL A520!"スピーカーシステムはSpecや音響計測データが全てではないし最新型には限らない!...という典型例!

第7回 我が庵のエントランスホール 自慢 のTop

第1節 我が庵(いおり)のエントランスホール

mamianahall.JPGのサムネイル画像

気取らずに言うとタダの"玄関土間!

これまで"ダイニングルーム"や、時にはアスパラの知人を招いた時には"焼き肉OK!の宴会場「狸穴亭」"として、おもに飲食空間として用途を広げてきた"玄関土間"。


この多機能空間!?に最近また新たな用途が加わった。
マミニャンのフェースブックで紹介済みの"リスニングルーム"がそれ。

その昔 若かりし頃、買い集めて物置の片隅でひっそりと出番を待っていたAV機器を引っ張り出して並べてみた。

結果は予想以上、「ワンダフル!」のひと言。

若い頃から、何とはなく優れた音響空間であるとは感じていたが。

先代の古狸(父)が管理?していた頃は。

恐れ多くて、アイデアを実現できなかった空間だ。


第2節 狸穴ホール概要

ざっと概要を紹介するとこんなぐあい。

幅約3m全長約7m60cmそして高さ約3.54ⅿの南北に貫く大吹き抜け空間!

南北奥行き7.6m、東西間口5.8mの関西間24畳の広大?な平土間空間となっており、中央部がパーティション(縦格子戸)と壁面で2分されていて、12畳の部分がさらに2分されてエントランス(玄関)と納戸(物置)とに分かれて隣の接客部屋との間がガラス戸で仕切られている。

このガラス戸可動壁?を背後にスピーカーを設置した"空間"が"狸穴ホール"で奥行き3.82mX幅2.86mX有効高さ3.54mの空間をリスニング(オーディオルーム)として使用しています。

比較的デッドではあるが日本家屋としては良好な音響特性を持つ

平土間なので、床はコンクリ打ちっ放し!スピーカー背後はガラス戸、そして天井の屋根裏側床面は壁土舗装!という超重量級天井。

※嘗て、養蚕を行っていた関係上で床面保護と、台風時の天井・屋根「浮きあがり防止策」として、屋根裏の床面が壁土で補強されている!

という風にトラディッショナル?な日本家屋にしては適度な初期反響特性と残響特性(※21)を持つ「リスニングルームとしてほゞ理想的な音響デザイン?」になっています。

参※21)当サイト関連記事 第1章 「エコー」と「後期残響」は別物はこちら。

第3節 但し、定在波の問題は...

定在波(※31)とは「ミラーハウス」と同じように「並行した対抗面」の間で音が反射を繰り返すエコーが原因で生じる現象です。

参※31)当サイト関連記事 第4巻 定在波(standing wave )と音響障害はこちら。

家庭に限らず「重低音域」で起きやすい問題

特に低音域ではSPの中心軸上からの「指向特性」(※32)は中心法線からほゞ90度以上すなわち平面に近い「点音源」の「球面波」に近いので、SPの向きを壁に当てようがどうしようが部屋の「縦x横」の長さに応じた「いくつもの波長」の周波数成分を含む定在波が居座る!こととなるわけです。

※クリックすると拡大できます

standing_wave.jpg

正しく縄跳びのように、両壁のポイントが音圧"0"となる倍音列の周波数成分を含む「"音圧変調"ゾーン」が生じてしまい、音圧(音量)音色(周波数スペクトル)を変化させてしまうわけです。

一般的には、最低周波数は「壁面間隔と同じ半波長」の周波数成分つまり小生宅では奥行き3.82mX間口2.86mX有効高さ3.54mあるので、

室温20℃1013hPaの時の音速は348.6m/secとすると

  • 2.86m幅の短辺に相当する半波長成分、約61Hz、
  • 3.82mの長辺に相当する半波長成分、約45.6Hz、
  • 有効高さ3.54m に相当する半波長成分、約49.2Hz、

以上の約49.2Hz、約45.6Hz、約61Hz、の周波数成分を持つ定在波が居座りやすく、場合によっては、それぞれの1.0λ、1.5λ、2λ、2.5λなど倍音列の周波数成分を含む定在波が居座りやすいわけです!

参※32)当サイト関連記事 第2章 指向性(指向角)と音の広がりはこちら。

第4節 具体的対策例

「壁面で閉ざされた有限の空間(室内)」では定在波は完全には駆逐できません!が...

その1 定在波対策

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sound_board_setting02.jpg

小生の場合は「リスニングポイント」の背後壁面に左右90Cmつまり180Cm幅の2枚折れの「衝立」を壁に立てかけて「リスニングポイント」での「定在波」の発生を緩和しています!(※41)

小生は、前途したように和風の1間四方(1.8m□)の衝立を壁に立てかけ(というより15°程寝かせて)下図のような発泡スチロール+段ボール!裏打ちの補助反響板を試作して使用しています!

参※41)当サイト関連記事  第2節 壁面のアンギュレーションで初期反響を緩和す手法

その2 釣鐘現象対策

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echo_sound.jpg

釣鐘現象とは、壁面を背にして(生楽器、スピーカーなどの)音源と向かい合うと、音源からの音波と背後壁からの反響音が干渉して打ち消し合い音圧(音量)が変化してしまう現象です。詳しくは当サイト関連記事 『第2節 定在波音響障害とよく似た釣鐘現象 をご覧ください。

前途した手法で、背後壁面に音響ボード(衝立)をスラント設置してモディファイして、スピーカーを図のように耳の高さより下げて、軽く上反させると、背後壁からの反響音は緩和されて、リスニングポイントでの音圧(音量)低下がかなり改善されて(約4dB)最弱音が聞き取りやすくなり、その分ボリュームを絞れるので結果として近所迷惑なオーディオ騒音公害!を緩和(建屋外壁側近でMaxフォルティッシモ時に86dB!が約82dB に約36%の大幅減)することが可能になりました!(それでも大きいですが、辺り構わず大声で闊歩する近くの中小企業団地に出稼ぎに来ている迷惑中華留学生?の話し声騒音よりは小さな値です!(※42))

参※42)当サイト関連記事 第3節 環境騒音問題と環境騒音測定 はこちら。

第5節 対策効果の音響特性検証 計画

以上の対策のおかげで、サブウ-ファーを使用しても極端に気になるような音響障害(※42)は感じられませんが...

ヘッドフォン(※43)との比較では、立ち上がるなどして上下にポジションを変化させると硬質の打ち放し床面と木質天井間での約49.2Hzと倍音列の周波数成分による振幅変調(定在波)の影響で音圧・音色共に影響は受けているようです。
機材(※44)がそろったので部屋(リスニングポジション)の周波数特性分析を行ってみようと考えています。

さてこの"狸穴ホール"で日常どんな音楽を聴いているかというと、柄にもなく"クラシック音楽"!

そうデジタヌはクラシック音楽愛好家なのです。

参※42)当サイト関連記事  第2章 定在波で起こる音響障害『ミステリーゾーン』

参※43)当サイト関連記事 SONY MDR-Z1000《 ヘッドフォン購入使用レポート》第1回 最高の音質を求めて はこちら。

参※44)当サイト関連記事 "AMD Ryzen7"搭載!のhpの最新ノートパソコン ENVY x360 13ar0115AU 《購入・使用レポート》はこちら。

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公開:2014年11月14日
更新:2021年1月 8日

投稿者:デジタヌ


TOPLPレコード " ハイレゾ 説"は"都市伝説"にすぎない!《 ハイレゾ オーディオの世界》第3回 


 



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