蕎麦処 ちく満 《食いしん坊 ナビ》 セイロ温そば!専門店
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蕎麦処 ちく満 のあらまし
創業 元禄8年(1695年)歴史ある セイロ温そば!専門店
メニューは蒸籠蕎麦(せいろそば)とお酒のみ。
蕎麦は1斤(きん)、1斤半(1人前)単位でオーダー。
ちく満 のロケーション
ところ 堺市堺区宿院町西1丁1?16
ちく満 へのアクセス
最寄りの駅 阪堺電車宿院駅すぐ。
マイカー利用の場合
お店正面路面電車とおりに面して収容台数約30台の無料駐車場が準備されているので、マイカー利用も可能。
食いしん坊レポート
このお店を知ったのは、今から41年前の1976年小生25才の時,
当時勤めていた「立売堀(いたちぼり)のポンプ屋」の先輩でもあり、小生の従姉妹の亭主でもある鷹端(仮名)さんを彼の住まいの有った泉北ニュータウンにマイカーで送る途中であった(そう、生意気にも当時若造の分際で、マイカー(スバルレオーネ)通勤していました!)
『タヌキ君、美味い蕎麦屋があるから教えといたるわ!』
『...蕎麦でっか?』
『そや、蕎麦や チョット寄ってけへんか?』
『まっすぐ帰らんでエエン(良い)でっか?』
『かまへん、かまへん、こんな早う帰ったらかえって心配しよるがな!...おごったるから一寸寄って行こ!』
といった風なやりとりの後で、道案内されるままに車を走らせお店に着いた。
当時はまだ、鉄筋コンクリートの新館が出来ておらず、平屋でちく満さんが営業していた。
数部屋が続く、畳敷きの店内には座敷机が並んでおり、19時過ぎぐらいの夕食時でもありほぼ満席状態であった。
『タヌキ君は1斤半で良(え)えか?...』
と尋ねてくれ。
『わからヘんので任せますワ...』
と返答すると
『おれは帰ってから、真理子(仮名)が作ってくれてる晩飯(ばんめし)食わなあかんから1斤半にしとくわ...』
先輩は慣れた様子で、1斤半をオーダーしてくれた。
出てきた、「蕎麦」に困惑している小生をよそに、慣れた調子で、蒸籠のフタを開け、椀に徳利に入った蕎麦つゆを注ぎ、薬味を入れて、食べ出した。
小生も見よう見まねで同じように食べ出した。
『...う...』
『ドナイかしたか?』
『...え、何も...。』
『どや、なかなかのもんやろ...!』
『...』
正直始めて、食べたこちらのお蕎麦は、全くと言って良いほど歯ごたえが無く、何とも不思議な食感、しかも湯気の上がっている熱いお蕎麦を、冷たいつゆで頂く、初めての体験であった。
1人前をペロッといただいた後、先輩はなれた調子で「そば湯」をお願いし、おもむろに「除けてあった生卵」を割ってとじ、そば湯を注いで飲んでみせた。
はあ生卵をどうするのかな?持って帰るつもりかな?
等と考えていたが、謎が解けた。
(尚、好みで最初から蕎麦つゆに解いてからお蕎麦を頂いても、どちらでも良いらしい...)
大阪では当時「盛りそば」の粋(いき)は通らず、ウズラ卵が付く「ざるそば」か、汁かけ蕎麦の「ナニワ蕎麦」が一般的であった、もちろん「うどんの次ぎ」にではあるが。
そして、ちく満さんのような「更科蕎麦」では無くそば色の玄蕎麦を石臼でひいて粉にした色の濃い「信州蕎麦」に近い蕎麦が主流であったように記憶している。
まあ何にしろ、しっかりした歯ごたえのある蕎麦が主流であったように記憶している。
しかし、『ハマル』とはこのことで、以来ことある毎におじゃまするようになった。
もちろん、愛妻マミニャンを連れだってお伺いしたこともあります!
(東北人の両親から生まれた)江戸っ子?のマミニャンには歯ごたえの無いお蕎麦は今ひとつだったうようであるが、「蕎麦つゆ」は大層お気に召したみたいで、お土産に買い求めて持ち帰った。
営業情報
- 創業 元禄8年(1695年)
- 価格帯 ¥800/1斤から※(2009年現在)
- 営業時間 10;30分-21;00(ラストオーダー20:30)
- 客席数 100名
- 定休日 月曜(月曜日が休日の場合は翌日)
- 予約方法 電話072-232-0093
- 其の他 全席禁煙、全席喫煙可
ジャンル:そば
アクセス:阪堺電気軌道阪堺線宿院駅 徒歩2分
住所:〒590-0958 大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16(地図)
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情報掲載日:2017年8月15日
公開:2017年8月15日
更新:2018年11月 7日
投稿者:デジタヌ
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