狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

ホクト文化ホール 《ホール音響Navi》

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世界に誇る国宝「善光寺」の門前町「長野市」の誇るもう一つの宝

1983年 開館当時の流行の巨大映画館スタイルでゆったりした余裕のある客席配置の天井の高いホール。

客席フロアー両側、波状の天井反響板も全面木質パネルで表装されており巨大映画館?としては良くできておりトランジェントの良い音響の音楽ホールでもある。

レジデントオーケストラとしてアマチュアオーケストラ「長野フィルハーモニー管弦楽団」を擁する全国的にもめづらしいホールでもある。

ホクト文化ホールのあらまし

Official Website  http://www.n-bunka.jp/

ホクト文化ホールのロケーション

ところ  長野市若里一丁目1番3号

長野市の中心繁華街JR長野駅「善光寺」口駅前と反対側の寂れた「東口側」の住宅街の中にある「若里公園」の中に県立長野図書館と共にひっそりと佇んでいる。

ホクト文化ホールへのアクセス
  • 最寄り駅 東日本旅客鉄道、しなの鉄道、長野電鉄長野駅から徒歩約15分、車で約5分。
  • JR長野駅善行寺口からバス利用
    ■2番乗り場から日赤方面行、犀北団地循環
     中御所下車(約4分)、会館まで徒歩約5分
    JR長野駅東口からバス利用
    ■21番乗り場から日赤線
     文化会館入口下車(約3分)、会館まで徒歩約5分

  • 上信越自動車道長野ICから約30分。※但し収容台数に限りがあるので、マイカー利用はお勧めできない。

建築音響工学面から眺めたホクト文化ホール

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

ホクト文化ホールの施設データ

  1. 所属施設/所有者 長野県県民文化会館/長野県。
  2. 指定管理者/運営団体  財団法人長野県文化振興事業団/長野県。
  3. 完成 1983年 開館 1983年4月1日

付属施設・その他 

館内付属施設 
  • 館内施設;リハーサル室x、展示室、会議室x4、喫茶ルーム他
付属施設配置・見取り図
  • 館内施設・フロアー配置図 はこちら;1Fフロアー2Fフロアー3Fフロアー
  • 館内施設図面:リハーサル室、音楽実習室、音楽スタジオ、練習室、レセプションホール、展示ホール、多目的室、研修室、会議室、和室・茶室、カフェレストラン、
共用備品

全館共通備品リストはこちら。

全館共用各種装備

施設利用手引き

大ホール

大ホールの施設データ
ホール様式 
  • プロセニアム型式多目的ホール。
客席   
  • 2フロアー 最大間口約35.2mx最大奥行き約37.3m(2F大向こう壁面→ステージ前縁)最高部高さ;約21m
  • 収容人員 2,173席(うち可動床オーケストラピット席142席)
  • 一層 1,321席
  • (うち車椅子席10席)
  • 二層 852席
舞台設備 (常設脇花道付き)、
  • 有効幅約34.8mx最大奥行き約21m
  • プロセニアムアーチ:間口18m 高さ10m 有孔奥行18.9m/大ホリ大黒幕→緞帳
  • ブドウ棚(すのこ)、小迫り、反響版、
  • オーケストラピット迫り(可動床)最大幅19.3mX最大奥行き6m有効面積約86.2㎡(52畳)
その他の設備 
  • 楽屋x8、
各種・図面・備品リスト&料金表

(公式施設ガイドこちら)

2スロープ2フロアーのプロセニアム形式多目的ホール

最前列から7列目迄が平土間で8列目から緩やかな扇形スロープが続く1階フロアー、と比較的急峻な2階バルコニー席を持つ2フロアーのプロセニアム型多目的ホール。

1983年 開館当時の流行の巨大映画館風ではあるが、田舎町らしく収容人員の割にはゆったりした余裕のある客席配置の天井の高いホール。

壁面

横桟で表装された木質パネルを用いた垂直壁面。

客席フロアー両側はアンギュレーションを持たせた木質パネルで全面表装されている。

脇花道背後壁も丁寧にアンギュレーション設置されている。

天井

波状の天井反響板も全面木質。

巨大映画館としては良くできている。

ステージ反響板

プロセニアム密着型の反響板で両サイドと天井は波状反響板になっているが、ホリゾント反響板は僅かなアンギュレーション処理のみ。

固定プロセニアムにしては10ⅿと割と高さがあり、プロセニアム前縁には巨大なコーナー反響板が設えてあるが...。

急激な断面積変化で癖のある「洞窟音」となっている。

想定される定在波と定在波障害回避策評価について

間口方向定在波
1Fメインフロア平行壁部分
  • メインフロアー側壁間約35.2m;約9.9Hz/1λ、
  • ※両側壁のアンギュレーション処理で高次定在波抑制。
  • ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
  • ※扇形段床配列座席で定在波層を回避。
2Fバルコニー・テラス部平行壁部分
  • バルコニー部約35.2m;約9.9Hz/1λ、
  • ※両側壁のアンギュレーション処理で高次定在波抑制。
  • ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
  • ※扇形段床配列座席で定在波層を回避。
最大奥行き方向
1F(ステージホリゾント反響板→1F大向こう壁面)
  • 最大奥行き約41m;約8.5Hz/1λ、

  • ※高次定在波はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(波状・アンギュレーション・縦格子)で抑制。
2F(プロセニアム前縁→2階大向こう壁面)
  • ※プロセニアム前縁コーナー反響板で平行面をキャンセルし、定在波を抑止。
ステージ床面&・平土間床→天井最高部高さ方向
  • ※定在波はスラント設置のプロセニアム前縁コーナー反響板&扇形波状天井のアンギュレーションで抑止。

赤字は可聴音域内重低音。

ということで。定在波対策(※1)は50点満点。

総評

1983年4月1日開館の巨大映画館?としては国内有数の音響であろう!

現在側壁最上層部に設えられているマジックボックス(※2)など無くてもなんら問題は無いし、「ホール管理者」&「電気技師」共に「おすすめ設定?(操作法&効果)」をよく理解しておらず、年間利用率が0"に近い「不要不急の設備」は維持管理費節減の面からも撤去すべきであろう!

但し

2階バルコニー最後列16列は補助席程度と考えたほうが良さそう。

プロモーター(地元興行主?)にオベッカして2000人収容クラスに拘らず、現ステージ反響板を廃棄し!新たに奥行き約3.9mx間口18m(最狭部約16.6m)の重量級自走式1体反響板(音響隔壁)を新調しエプロンステージを上げ、奥行き約11m最大幅23.7m(脇花道部含む)有効面積約201.8㎡(約122畳)のセミオープンステージタイプのホールに改装すれば定員は128席減の1843席となるが、22世紀まで使用可能な国内有数の音響を誇る多目的ホールとなるであろう!

ホール音響評価点:得点95点/100点満点中

※1971席(車椅子席10台含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

§1 定在波対策評価;得点50点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • スラント設置されていない「垂直平行側壁部分」と「平土間部分」の処理において、
    「音響障害回避策」が3つ以上講じられていない場合は基礎点を配点50点満点x0.5=25点満点に減じます。
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点23点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点18点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点4点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値;

定在波評価

※音響障害席数は1波長の基本定在波に基づき定在波の「節」「腹」に当たる重大音響障害席数を評価対象としてカウントする。

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数0=50点

定在波障害実被害席総計;0席

初期反射対策評価

※障害発生エリア壁面材質がアンギュレーション設置された木質パネルなので素材基礎点25点とした。

基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数1=24点

初期反射障害1 壁面障害席 ;23席/2階16列全席、

初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;23席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数1=19点

眺望不良席数;0席/1階平土間中央部座席全席千鳥配列済み!

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;23席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;23席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

中ホール

中ホールの施設データ

  1. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席  2フロアー 収容人員 1,070席(うちオーケストラピット席84席)

    一層 616席
    (うち車椅子席8席)
    二層 454席

  3. 舞台設備 幅約26m、プロセニアムアーチ:間口16m 高さ8.5m 奥行18.5m、ブドウ棚(すのこ)、脇花道、大・小迫り、本花道設備、すっぽん(迫り)回り盆(回り舞台;直径14.5m)、下手囃子場or黒御簾(くろすみ)、可動反響版、オーケストラピット(可動床)、
  4. その他の設備 、楽屋x6、
各種・図面・備品リスト&料金表

(公式施設ガイドはこちら)

回り盆・仮設本花道設備を備えたモダン芝居小屋

脇花道、回り盆、仮設本花道、鳥屋セットと準備し伝統芸能・歌舞伎にも対応したモダン芝居小屋。

こちらは大ホールとは違いモダンな設えでアンギュレーションを持たせた塗装仕上げの大型プラスターボード(石膏ボード)をふんだんに使い?ホール壁面・天井を設えている。

安普請だが壁面形状デザインで勝負と言った所。

想定される定在波と定在波障害回避策評価について

間口方向定在波
1Fメインフロア平行壁部分
  • メインフロアー側壁間約26.6m;約13.1Hz/1λ、
  • ※両側壁のアンギュレーション処理で高次定在波抑制。
  • ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
  • ※扇形段床配列座席で定在波層を回避。
2Fバルコニー・テラス部平行壁部分
  • バルコニー部約26.6m;約13.1Hz/1λ、
  • ※両側壁のアンギュレーション処理で高次定在波抑制。
  • ※両側壁際通路配置で定在波「節部」を回避。
  • ※扇形段床配列座席で定在波層を回避。
最大奥行き方向
1F(ステージホリゾント反響板→1F大向こう壁面)
  • 最大奥行き約27m;約12.9Hz/1λ、

  • ※高次定在波はステージ反響板のアンギュレーションと、大向こう背後壁面処理(波状・アンギュレーション・縦格子)で抑制。
2F(プロセニアム前縁→2階大向こう壁面)
  • ※プロセニアム前縁コーナー反響板で平行面をキャンセルし、定在波を抑止。
ステージ床面&・平土間床→天井最高部高さ方向
  • 客席平土間部約16.5m;約21.1Hz/1λ、
  • ※高次定在波はプロセニアム前縁コーナー反響板・天井反響板のアンギュレーションで抑制。

赤字は可聴音域内重低音。

ということで、8列の中央部分み天井の水平部分に相当し高さ方向定在波の脅威にさらされているが、その他は対策を講じてあり、被害エリアの天井高さも避けなければならない高さ(※3)16mをかわしているので、基礎点は50点据え置き、被害エリア点-1点、被害席"0"席査定とした。

総評

安普請ではあるがこの時期にしては大ホール同様によく出来たホールではある。

問題が残る座席配置

但し、座席アレンジメントに問題があり、中央部に左右列の6列を追加し16席&17席とするか、

日本ではあまり受けないセンター通路を加え5本通路として壁際席を"排除"すべきである。

壁材は現状の会議室・宴会場スタイルの表装でもさほど問題が出ていないので、「座席・&通路配置」を再構築し直すべきである。

ホール音響評価点:得点86点/100点満点中

※984席(車椅子スペースX8台含む)のコンサートホールとしての評価。

※評価ポイント詳細は「"ホール音響ナビ"に用いた用いた評価法とは」をご参照ください。

§1 定在波対策評価;得点49点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • スラント設置されていない「垂直平行側壁部分」と「平土間部分」の処理において、
    「音響障害回避策」が3つ以上講じられていない場合は基礎点を配点50点満点x0.5=25点満点に減じます。
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点18点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点13点の間6段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点16点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点3点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

算出に用いた値;

定在波評価

※音響障害席数は1波長の基本定在波に基づき定在波の「節」「腹」に当たる重大音響障害席数を評価対象としてカウントする。

基礎点B1=基礎点50点ー障害発生エリア数1=49点

定在波「節」部席;0席

定在波「腹」部席;0?席

定在波障害実被害席総計;0席

初期反射対策評価

※障害発生エリア壁面材質が石膏ボード+べニア表装なので素材基礎点23点とした。

基礎点B2=素材基礎点23点ー障害発生エリア数3=20点

初期反射障害1 壁面障害席 ;52席(12席/1階12・13・14&16・17・18列1番&42番席、14席/2階1・2・3~6・7・8・9列1番&41番席、24席/2階11列全席)

初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;52席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数3=17点

眺望不良席数;0席/平土間中央部座席全席千鳥配列済

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;0?席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;52席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足(2.5m以下)席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;52席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

小ホール

小ホールの施設データ

  1. ホール様式 平土間型式多目的イベントホール。間口12.8m奥行き約22m(約289㎡;168.5畳)
  2. 客席   1フロアー 収容人員 300名、
  3. 舞台設備 オープンステージ形式固定舞台、間口12.8m 奥行4.32m(55.3㎡:約33畳)、ブドウ棚(すのこ高さ6.1m)、
  4. その他の設備 、控室x2、

(公式施設ガイドはこちら)

300名収容可能な天井の高い平土間多目的イベントルーム。

固定舞台 間口12.8m 奥行4.32mの固定ステージも備えている。

各種・図面・備品リスト&料金表

リハーサル室

公式施設ガイドはこちら)

床面積246.0m2、(約148畳)の立派なリハーサル室を持つ。

ホクト文化ホールがお得意のジャンル

大ホール

オーケストラコンサート、オペラ・バレエ公演以外ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショー等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

アマチュアのレジデントオーケストラを擁する

レジデントオーケストラとしてアマチュアオーケストラ「長野フィルハーモニー管弦楽団」を擁する全国的にもめづらしいホール。

中ホール

現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショーまでジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

小ホール

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

ホクト文化ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

豆知識

長野駅とホクト文化ホールこれまでの歩み

1968年(昭和43年)10月1日:長年占拠し続けてきた東側貨物駅が北長野駅へ移転。専用線発着を除く車扱貨物の取扱を廃止した。

1980年代「県庁所在地長野市に相応しいホールを」と言う「信濃エリア」の住人の強い要望?から計画が始まった。

1982年 開館準備行事の一貫として、オーストリアの首都ウィーンの「ウィーン楽友会館」の本拠地「ムジークフェラインザール」と姉妹提携を行って「ハクを付けた」。

1983年(昭和58年)11月20日:善光寺口側の新駅前広場と東西連絡地下道が供用開始され、東口側エリア開発の目玉施設として長野県県民文化会館側が開館した。

1993年(平成5年)9月1日:北陸新幹線長野部分開業をみすえ東口側の長野駅周辺第二土地区画整理事業が開始された。

1994年(平成6年)1月29日:北陸新幹線長野部分開業にそなえ駅舎改築工事が開始された。

1996年(平成8年)6月22日:橋上駅舎に改築一部開業。また、東西自由通路も一部供用開始された。

1997年(平成9年)10月1日:北陸新幹線 高崎駅 - 当駅間当時の通称・長野新幹線)が開業し、東口広場、地下駐車場、東西自由通路の全面供用が開始された。

1998年2月の1998年長野オリンピック(冬季オリンピック)では多彩な共催(相乗り)イベントが行われ、世界にその名を知らしめた?

2009年4月1日 3年間契約で名を捨て実を取り命名権を売りに出し「ホクト文化ホール」と改称した。以後三年毎に契約更改されて現在に至る。

豆知識

デジタヌの独り言

ウ~ン..、な~る程!毎年ウィーンフィルが「どさ周り!」に訪れるわけが解ったような気がする!

それにしても、旧長野村近辺は「見栄っ張りの松本城下?」とは違い、観心寺の門前町らしく「派手さ」よりも「堅実性」をとるようで、県庁所在地らしく数多くの「優良ホール(※4)」が揃っていてうらやましい限りではある。

参照欄

※1 第3章 ホールデザインの基本"定在波の根絶・阻止・駆逐" 法

※2、マジックボックス・残響可変装置? についてはこちら。

※3、 第4章第1節「高さ方向定在波の音響障害」回避策 はこちら。避けなければならない天井高さは7、8、10、12、14、16、20m!

※4、音の良い音の良い"真の銘ホール"50選はこちら。

 

公開:2018年1月13日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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