旅するタヌキ

サラマンカホール 《 ホール 音響 ナビ 》 岐阜県が世界に誇る「クラシック音楽の殿堂」

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Official Website  https://salamanca.gifu-fureai.jp/

サラマンカホールのあらまし

岐阜県とサラマンカ市の交流にちなんで名付けられた。

会館の裏庭にはオープンステージ・コロシアム風の数百人収容程度の広場があり、土・日・祝日などにイベントが開かれている。

サラマンカホールのある岐阜県・と岐阜市

岐阜県

ほぼ令制国美濃国と飛騨国で構成されている。

推計人口、2,001,230人/2018年4月1日。

岐阜市

岐阜県の中南部に位置する、同県の県庁所在地。
推計人口、402,491人/2018年4月1日

岐阜ー(名古屋)ー品川 2時間10分/11,510円/在来線ー新幹線/389.5km

サラマンカホールこれまでの歩み

1994年4月8日、国道21号岐阜バイパス沿いの副都心?にオープンした。

サラマンカホールのロケーション

所在地  岐阜市藪田南5丁目14番53号

県庁、岐阜アリーナ、岐阜県総合教育センター、岐阜県福祉・農業会館、岐阜県警察本部などのある町外れ?の第2都心?にある「岐阜県県民ふれあい会館」の中にある施設。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

サラマンカホールへのアクセス

  • JR西岐阜駅より約2キロ
  • ふれあい会館バス停(JR 岐阜駅より「岐阜バス」で約25分)

サラマンカホールが得意のジャンル

コンサート以外にも、ソリストのリサイタル、アンサンブル団体の演奏会、伝統芸能、歌謡ショーなど、幅白く利用されている。

サラマンカホールの公演チケット情報

2015年から取り組んでいる事業としてサラマンカホール・レジデント(専属)・カルテットを擁している。

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たサラマンカホールの特色

(公式施設ガイドはこちら)

客席後方に向かって僅かに拡がったホール、1列の高い軒先の浅いバルコニー席、高い天井、1スロープ、広い壁際通路、装飾壁、装飾柱、装飾梁、回り込み・組格子天井、等など....

シューボックスデザインのお手本の様なホール(※1)?。

定在波対策を施したホール後半

ホール後半部分は、永田音響の手がけた作品にしては珍しく、丁寧な造り込みで、急峻な扇形スロープ上に配置した座席と両側壁間際に設けた通路でのおかげで、比較的プレーンな凹凸の少ない垂直壁を採用したシューボックスホール特有の「定在波」(※2)による「障害」(※3)を緩和している。

ホール前半平土間部分に問題あり

一方ステージ直前の「平土間に配置された客席」と「ステージ」は垂直で完全並行なプレーンな形状のパネルで囲まれており、定在波の「格好の餌食」となっている。

岐阜県特産?パイプオルガン装備

スペイン・サラマンカ(Salamanca)市・大聖堂のオルガンに範を取った、白川町のオルガン制作者「辻宏」氏の手になるパイプオルガンを設備。

ホール音響評価点:得点69点/100点満点中

§1 定在波」対策評価;得点23点/配点50点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する

§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点25点/配点25点

  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する

§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点16点/配点20点

  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する

§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点5点/配点上限5

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

総評

残念ではあるが、このホールは厚化粧でごまかした、ブス?であったようだ。

ロマネスク調度の厚化粧だが、基本的に並行面が多すぎ、スラント処理を施していないホール側壁のために、場所(パ-ト)によってはステージ上でも、定在波(※2)が発生し障害(※3)が起こっていると察せられる。

残響(※4)がどうのこうのの前にしっかり定在波対策をとるべきではなかったのですが、ねえ永田さん?

算出に用いた値;

定在波評価

基礎点B1=配点25点ー障害発生エリア数1=24点

定在波障害顕著席数;28席(定在波の節14席/1階平土間A~G列16・17番席、定在波の腹14席/1階平土間A~G列8&25番席)

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点25点ー障害発生エリア数0=25点

初期反射障害1 壁面障害席 ;0?席

初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;0席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数1=19点

眺望不良席数;84席/1F平土間中央部座席

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;28席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;0席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー14席

音響障害席総計;98席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

●初期反射持ち点 25点

想定・初期反射被害席数;0席

●客席配置持ち点 17点

眺望不良席数;84席/1F平土間中央部座席

音響不良席その1;定在波被害席数;40席(38席/1F、2席/2F)

音響不良席その2 ;初期反射障害0席

重複カウント ;ー2席

音響不良席総計;122席

リハーサル室

奥行9.7m、巾13.3m高さ3.15m床面積129㎡(約78畳)のリハーサル室がある.

ルーム音響評価点:24点

内訳

定在波対策評価点:12点/50点満点(ルーム低層部に1対以上のプレーンな並行壁がある場合は持ち点はx0.5と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:12点/50点満点(ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)

サラマンカホールの施設データ

  1. 所属施設/所有者 岐阜県県民ふれあい会館/岐阜県
  2. 指定管理者/運営団体 ふれあいファシリティズ岐阜県
  3. 開館   1994年4月8日
    1. 設計  日建設計
    2. 内装(音響マジック) 永田音響設計
  4. ホール様式 『シューボックスタイプ』音楽専用ホール。
  5. 客席1フロアー(1スロープ)

    客席配置図・座席表はこちら


  6. 収容人員 708席、(内2階テラス106席有り)
  7. 舞台設備  オープンステージ、間口:18.3m 奥行:9.7m,照明ブリッジX4本、
  8. その他の設備 パイプオルガン
  9. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。
  • 各種図面,備品リスト

付属施設・その他 

  • 付属(共用)施設 ;共用施設配置図・フロアマップ:、2Fはこちら3Fはこちら4Fはこちら
    1. 付属施設  楽屋x6、ホワイエ、リハーサルルーム、バーラウンジ、等

施設利用ガイド

デジタヌの独り言

名古屋からJRで470円/21分/30.3kmの名古屋の近郊都市?と言ってもよい岐阜市にある、

大阪・いずみホール(※ホールNaviはこちら)と並んで良きにつけ悪しきにつけ、個性の強い白人系の美人に例えることができるだろう。

シューボックスコンサートホールの、良い点も悪い点もしっかり持ち合わせたレガシータイプの「あくの強いホール」と言えるだろう、いずれにしても日本を代表するシューボックスコンサートホールであることには違いが無い。

最大欠点;公共アクセスの悪さ!

岐阜県民・愛知県民(尾張人)双方にアクセス・利便が悪すぎる!

JR 岐阜駅から「岐阜バス」で約25分の市外地から遠く離れた町外れの農地が残る「岐大バイパス」沿いの庁舎街?にある。。

平日日中1時間に4本程度、最終OBKふれあい会館発が20:30 土・日祝が19:53とコンサート対応していないのが難点。

潤沢なパーキング?

公共交通機関の貧弱さに比べ、町外れの立地を活かし?周辺にある県の公共施設と共用の広大な駐車設備(1万台前後収容)が拡がっている。

岐大バイパス沿いという立地でもあり、

「お越しの際は、公共交通機関を避け?マイカーをご利用願います!」

と言ったところか。

参照覧

※1、「芸術ホール設計のセオリーとは?」を(音響拡散体・グルービングパネルについても記載)ご覧ください。

※2-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※2-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※3、関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

※4、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

 

公開:2017年11月 8日
更新:2018年11月 4日

投稿者:デジタヌ

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