狸穴ジャーナル・別冊『旅するタヌキ』

ロゼシアター ・富士市文化会館《ホール音響Navi》

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Official Website http://rose-theatre.jp/

ロゼシアターのあらまし

富士山登山口の1つで有名な、富士市にある施設で、市内にはかぐや姫伝説のある「竹採公園」があり、近年では2015年公開の映画『幕が上がる』の舞台にも選ばれた風光明媚な富士市にある富士都市圏きっての文化ホール。

ロゼシアターのロケーション

ところ:静岡県富士市蓼原町1750)

富士山を望む、製紙の町富士市を貫く潤井川をはさみ中央公園と隣接した青葉通りに面した文化施設。

新東名開通でさらに便利になった市内を南北に縦貫する富士見大通りと市内を東西に横断する青葉通りに面したホールで、北は新東名高速・新富士IC、東名高速・富士IC、そして南は新幹線・新富士駅を結ぶアクセス道富士見大通りで結ばれている。

JR東海道新幹線新富士駅からバス で15分、・JR東海道本線富士駅からはバスで15分程の市の中心部にある。

近くには静岡県富士総合庁舎や富士市役所富士市立病院などがある富士市の官庁街でもある。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

ロゼシアターへのアクセス

「JR富士駅」から場合と「JR新富士駅」からの場合とで、到着するバス停が異なるのでご注意ください。
「JR富士駅」からの場合は『バス停(A)』、「JR新富士駅」からの場合は『バス停(B)』にそれぞれ到着します。

ロゼシアターのイベント情報

ポップス関係のコンサートに限らず、クラシックコンサート、歌謡ショー、中ホールでは芸能・演芸と年間をつうじて数多くの興業が開催されている。

積極的に自主興業も行っている。

ロゼシアターの公演チケット情報

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但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色

公式施設ガイドはこちら)

大・中・小の3つのホールのほか、レセプションホール、展示室、 練習室、リハーサル室、会議室、和室、レストラン等を付帯し、隣接地に駐車場を備えた。静岡県東部地区でも比較的規模の大きい複合文化施設。、

モダニズム建築の代表作として有名な、旧白木屋本店、東京朝日新聞社、等の数々の名建築を世に送り出した石本 喜久治が創業した石本建築事務所の作品.

大ホール

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長方形を基本にした方形ホール、2階バルコニーから両翼に桟敷席が有りそこからテラス席が張り出したデザイン。

1・2階とも客席周辺の壁面は山形の凸面パネルで内装されており、

客席背後の壁面は格子で吸音材を覆ったデザイン。

その他の壁面は打放しコンクリートに表面装飾を浮き立たせたデザインで、音響反射体として、機能するように、段刻を施してある。

残念なのは、この内装で、1階フロアー席壁際、と2階バルコニー大向こうに通路が無い事!これだけの容積を持ちながら、最後に欲張ると悲惨な目にあう悪例の一つであろう。

市当局が、1600席確保に固執した結果であろう。

壁際、両サイド2列、天井桟敷2列はクラシックコンサートでは、補助席扱いの方が無難であろう。

中ホール

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天井の高い、大ホール同様石材基調のホールで、テラス軒先は、もpくざいパネルで覆われている。

更に通常舞台プロセニアムアーチの前方側壁に縦方向に配置されることの多い照明装置類を、3階設備テラスを設けて配置出来るように考えられている。

収容人員を欲ばった大ホールとは異なり、1階客先周辺の壁際が通路になったゆとり有るデザインのホール。

オーケストラピット、が設けられており、ミュージカルにも、また脇花道が設備されており、モダンホールデザインでありながら「伝統芸能」にも配慮したデザインである。

小ホール

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凹凸のある異形のブロック材を客席周辺の壁材として使用し、上層部は緩やかな曲面を描く凸面パネルを巡らせた壁面で客席背後は、ホール加工壁材でホール構造壁との間に吸音材を挟んで、初期反響を抑えたデザイン、勿論、ホール天井は大型の山形反響板となっており、天井の高い聖堂スタイルのホール。

通常のプロセニアムアーチを持つが、ホール一体デザインの可動反響板でシューボックスコンサートホールとなる、流行のデザインの走り。

施設データ

  1. 所属施設/所有者 富士市文化会館/富士市。
  2. 指定管理者/運営団体 (公財)富士市文化振興財団/富士市。
  3. 開館   1993年7月竣工
  4. 設計  : 石本建築事務所
  5. ゼネコン  松村・村本・中村・井上建設JV
  6. 内装(音響マジック)  永田音響設計

大ホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   2フロアー 収容人員 1,632席(1階席 1,210席、2階席 422席)、2階テラス席(桟敷席)、可動床(、オーケストラピット部89席のうち中央列千鳥配置席)親子席x6、車椅子x10、仮設本花道、
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:

    プロセニアム間口 20.0m~14.4m
    プロセニアム高さ 15.0m~9.0m
    舞台奥行き 23.5m

    脇花道、道具迫り、、ブドウ棚(すのこ)、可動プロセニアム、可動反響版、オーケストラピット(可動床)
  4. その他の設備 、楽屋x6、

中ホール

  1. ホール様式 。『馬蹄形』プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   2フロアー バルコニーテラス

    客席総数 700席
    1階席 590席(内、オーケストラピット74席)※1部千鳥配置
    2階席 110席

    車椅子 4席分

    親子席 6席分

  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:

    プロセニアム間口 14.4m~10.8m
    プロセニアム高さ 9.0m~6.5m
    舞台奥行き 20.8m

    、脇花道、、道具迫り、小迫り、ブドウ棚(すのこ)、可動プロセニアム、可動反響版、オーケストラピット(可動床)
  4. その他の設備 、楽屋x7、

小ホール

  1. ホール様式 『シューボックスタイプ』プロセニアム形式多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 326席

    車椅子席 4席分
    親子室 5席分

  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:プロセニアム間口 10.8m
    プロセニアム高さ 8.0m
    舞台奥行き 9.0m、可動反響板。
  4. その他の設備 楽屋x4、

付属施設・その他

  • 付属施設 リハーサル室、練習室x2、会議室x5、、和室、展示室、レセプションホール、レストラン、
  • 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

参照覧

※、現代の3大迷発明!「からくり小屋列伝」はこちら。

※、定在波の悪影響に関する解説記事はこちら。

※、「都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?」はこちら

※、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

 

公開:2017年11月19日
更新:2022年9月30日

投稿者:デジタヌ


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