旅するタヌキ

サルビアホール 《 ホール 音響 ナビ 》鶴見区民文化センター 《 ホール 音響 ナビ 》 

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サルビアホール

Official Website http://www.salvia-hall.jp/

サルビアホールのあらまし

鶴見駅前工場跡地の再開発事業として総事業費261億円を投入し建設された高層住宅、ホテル、商業施設、駐車場と共に整備された鶴見区民センターの中にあるホール。

サルビアホールのロケーション

JR東海道線と京急線に挟まれた場所でJR鶴見、京急鶴見駅前広場南側に面して建っている。

現在工事中(2018年1月現在)のペデストリアンデッキが完成すると、全ての施設がバリアフリーで繋がる。

横浜市鶴見区と周辺にある観光スポットについてのトリップアドバイザーの 口コミ ナビはこちら。

サルビアホールへのアクセス

ところ 横浜市鶴見区鶴見中央一丁目31-2

最寄り駅 JR・京急「鶴見駅」

サルビアホールがお得意のジャンル

大ホール

ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショー等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。

音楽ホール

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等も開かれている。

サルビアホールの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

施設面から見た サルビアホール の 特色

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

ホール

(公式施設ガイドはこちら)

平土間部分とロールバックシステムスロープ席と、両サイドの高床テラス、ロ右翼から伸びたサイドテラスを持つ2階バルコニー席、1、2階に独立した親子室を持つ、2層2スロープの多目的ホール。

プロセニアム形式にも成るオープンステージホール

基本プロセニアム形式の多目的ホールだが、搖動タイプのサイド反響板と客席と同意匠の、上部&ホリゾント反響板をセットすると、客席一体型のシューボックスホールとなる流行りのデザインを採用している。

鶴見区の「カラクリ小屋!」

「固定席可動床収納システム」(※1)と「ロールバック収納システム」を備えた1階メインフロアーは最後列大向こうの1列(P列)13席 中2階バルコニー席(BR、BL形30席)を残し281席がホール背後壁面に、前方138席が床下に収納出来間口17.58mx奥行き25.355m床面積445.74㎡(約269畳)の広大な平土間多目的イベントルームとして利用可能、

勿論この際にも中2階43席、2階席100席は利用可能。

ダンスコンテストなどにも利用出来る。

その他藝術ホールとして見た場合

ロールバックシステムを備えた小規模ホールとしては天井も高い。

メインフロアー両サイドの壁面はノコギリ状のアンギュレーションを持たせた塗装仕上げのプラスターボード製反響板(※2)で表装した最新の手法を用い、このてのロールバックカラクリ小屋(※1)にありがちな、定在波障害(※3)は見当たらない、丁寧な設えのホール。

2階両サイド側壁、天井も同じく同じプラスターボードの異形壁。

ホール上層部両側壁にある照明コラムは『音響拡散体』(※4)を兼ねて剥き出しという流行のデザイン手法を取り入れている。

ホール音響評価点:得点74点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点48点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点11点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点11点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点4点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

総評

3階吹き抜け相当の高い天井であるにもかかわらず、3階相当部分に張り出した照明設備&調整室のために2階バルコニー席の後列2列の天井が極端に低くなっているのが惜しまれる。

さらに2階最後列が洞窟?に押し込められており、この部分で若干の定在波障害がみられるが、極端な実被害は両側併せて2席に程度であろう。

算出に用いた値;

定在波評価

基礎点B1=配点50点ー障害発生エリア数1=49点

定在波障害顕著席数;2席?/2階E列左右5&28番席

初期反射対策評価

基礎点B2=素材基礎点20点ー障害発生エリア数6=14点

初期反射障害1 壁面障害席 ;81席(28席/1F左右テラス全席`、14席/1F大向うP列全席、10席/2 F左右テラス全席`、29席/2F大向う)

初期反射障害2 天井高さ不足席;47席/2F大向うD・E全席

重複カウント ;ー29席

音響障害席総計;99席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数6=14点

眺望不良席数;0席/1F平土間中央部座席千鳥配列

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;2席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;81席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;47席

重複カウント ;ー29席

音響障害席総計;101席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

音楽ホール

(公式施設ガイドはこちら)

平土間同様の緩やかなスロープを持つタッタ100人の為の『プレミアムホール』!

ステージ周辺は全面木質パネル、客席周辺低層部もで、僅かに外傾させた木質パネルスラント壁で上縁は装飾梁で縁取りされている。

大向こう背後の壁面も同様に低層部は木質パネル。

上層部壁面は同じく僅かに外傾させた塗装仕上げの木質パネル&家庭用石膏ボードを用いたスラント壁。

大向こう背後の上層部は調整室の硝子窓と要所に音響ネットで表装された吸音壁と成っている。2階吹き抜け相当の高い天井は塗装仕上げのプラスターボードの段付きセグメント反響板で僅かにホール前半に向かって低くなりステージ上部の反響板に続いている。

剥き出しのステージ照明ブリッジ(バトン)を音響拡散体に利用する最新の手法を取っている。

ホール音響評価点:得点98点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点50点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点25点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点20点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点3点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

総評

この施設の「目玉商品?」、100席のプレミアムホール。

中途半端に欲張らず100席とした事が成功の要因の一つ。

そしてホールづくりのセオリーを忠実に守って「徹底的に並行面」を排除した鉄壁の定在波対策を施したデザイン。

惜しまれるのはプレーンな平面壁では無く「多少のアンギュレーション」で「反響初期」を更に押さえ、上層部にもう少し「音響拡散体」が欲しかった点だけ。

後はパーフェクトに近い設えのホールである。

リハーサル室

(公式施設ガイドはこちら)

ホール音響評価点:30点

床面積77㎡(約46.5畳)のダンスレッスンにも使えるリハーサルしつがある、。

内訳

定在波対策評価点:15点/50点満点(ルーム低層部2面以上がプレーンな並行壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:15点/50点満点(ルーム低層部2面以上がプレーンな並行壁の場合は持ち点はx0.5と成ります)

施設データ

  1. 所属施設/所有者 鶴見区民文化センター/横浜市。
  2. 指定管理者/運営団体 神奈川共立・ハリマビステム共同事業体/横浜市。
  3. 開館  2010年10月開館

ホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   巾1フロアー 収容人員 546名、

    通常席時:546席
    拡張席時:650席(分割可動床システム)
    車椅子席:2席
    親子室有(1階席・2階席それぞれに1部屋4席ずつ)

    可動床収納システム、ロールバック収納システム。分割可動床システム
  3. 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口:約12.7mm 奥行:9.7m、可動(揺動)サイドプロセニアム、 音響反射板使用時間口17.4mx奥行き9.8m (アダプタブルステージ・縮小機能)
  4. その他の設備 楽屋x3、控室、
各種・図面・備品リスト&料金表

音楽ホール

  1. ホール様式 『シューボックスタイプ』音楽専用ホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 100名、
  3. 舞台設備 オープンステージ形式間口:10.3m 奥行:5.2m 
  4. その他の設備 、楽屋x1、
各種・図面・備品リスト&料金表

付属施設・その他 

施設利用ガイド

デジタヌの独り言

鶴見の若き幻術家に贈る登竜門?

このホールを「登竜門」デビューホール程度に侮ってはいけない!

このホールでは「技量の未熟さ」「気のない投げやりな演奏・やっつけの誤魔化し演奏...」など全ての化けの皮が剥がされてしまうだろう!

このホールを選んだ「演奏家」は真剣勝負で「聴衆と自ら」に対峙すべきである。

たとえお稽古事の発表会程度であっても、ホールは許してくれない!

血のにじむような「修行」を積んで真剣に取り組んだ者にのみ「道場破り」の栄誉が与えられるであろう。

練習をサボった生意気な小童(コワッパ)は「こんなハズでは無かった!」と泣き出すかもしれない!

それほど「ごまかしが利かない」ホールである。

最後列の聴衆にまで、奏者の「息づかい」はもちろんのこと「衣擦れの音」はては「髪の毛のなびく音?」迄聞こえてしまうであろう!

"ピアニッシモが如何に大事"かが体験出来るハズである!

胃が痛くなるような微妙なタッチや息遣いが要求される「ピアニッシモの恐ろしさ」が、聴衆にとっては「うっとりするほどの響きのすばらしさ」になって伝わってくるホールである。

弦楽器ならば、「ボーイング」を徹底的に修練し、ピアノならば「微妙なタッチの差」を身につけた者だけがこの「音楽道場」に挑める資格がある。...と言える。

ハープシコードやギター、マンドリンのような『囁くような』音色の楽器にこそ最適のホールであろう。

と言う事で今回は「鶴見区民」の皆様への「お祝い」と・「エール」の気持ちとして、

狸穴総研・音響研究工房・『厳選後世に伝えたい・真の銘ホール50選』に選ばせていただくことにした。

デジタヌの知っておきたい豆知識

サルビアホールこれまでの歩み

2008年、鶴見駅東口地区第一種市街地再開発事業として着工された。

2010年10月に鶴見駅東口地区第一種市街地再開発事業の一部として開館した。

※参照覧

※1、現代の3大迷発明!「珍妙からくり(残響調整装置、可変段床設備、可変吊り天井)」に関する記事はこちら。

※2、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

※3-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※3-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

※4、音響拡散体・グルービングパネルについては関連記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」をご覧ください。

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公開:2018年1月31日
更新:2018年9月28日

投稿者:デジタヌ

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