旅するタヌキ

旧・谷田部テストコース 《バンク伝説》...ともう一つのバンク・国土交通省試験走路

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日本のバンクの草分け旧・谷田部テストコース

嘗てあった谷田部テストコースとは

1964年に日本最初の高速道路、名神高速道路の開通に合わせ、高速道路時代の自動車開発の場として誕生した。

嘗て 数々の国際スピード記録を生んだ 国産車 開発・試験の聖地であった。

当時日本の各自動車メーカーは本格的な高速周回路をもっておらず、各自動車メーカー、タイヤメーカーの新車開発や連続高速走行世界記録チャレンジなどに用いられ、数々のスピード記録が生まれたことで「谷田部の45度バンク」として自動車マニアの誰もが知っていた有名なテストコース。

2005年に閉所・閉鎖され、東茨城郡城里町の城里テストセンターに移転した。

現在、バンクの一部が保存されており周辺道路からかつての雄姿を垣間見ることができる。(WEB CARTOPの関連記事はこちら)

旧谷田部テストコースの生い立ち

1961年 (財)自動車高速試験場(現(一財) 日本自動車研究所)設立

1964年...高速周回路完成・運用開始。

1969年4月...(財)日本自動車研究所設立。

2003年7月1日...(財)日本電動車両協会(JEVA)、(財)自動車走行電子技術協会(JSK)と統合。新生・(財)日本自動車研究所が発足。

2005年 谷田部テストコース閉鎖、城里テストセンターに移転。

保存バンク路

県道123号線西岡交差点に近い同施設の南東端(市道に面したフェンス際)に有名な45°バンクの一部(約15m)が保存されている。

現在も残る(一財) 日本自動車研究所筑波ラボ

現在旧・インフィールドの南端部分に大がかりな側面衝突実験施設、などの屋内試験設備が設置され、周回路を含む小規模な実験走路も設置されている。

日本自動車研究所筑波ラボのロケーション

ところ  

茨城県つくば市苅間2530番地

じゃらんの周辺観光案内はこちら。

日本自動車研究所筑波ラボへのアクセス

※現在(見学も含め)一般公開はされておりません

マイカー利用の場合

関係者以外・部外者の駐車はお断りしています!公共交通機関をご利用ください!

旧・谷田部テストコースの施設データ

  1. 運営団体 (財)自動車高速試験場(現(一財) 日本自動車研究所)
  2. 開設 1964年
  3. 設備(規格) FIA国際公認高速周回路。
  4. 設備概要 一周5.5Km オーバルコース 
  5. 舗装 コンクリート舗装
  6. コーナー半径 400m
  7. 曲線部最大バンク角 45度
  8. バンク設計速度 180km/h
  9. 直線部 1.5km
  10. 付帯コース スキッドパッド、ダートトラック(未舗装路)、煉瓦舗装路、石畳舗装路、各種アスファルト舗装路
  11. 付帯設備 パドック(トイレ、シャワー完備)、
  12. 付属施設 管制塔、管理棟、研究所施設。

国土交通省・国土技術政策総合研究所・試験走路

Official Website http://www.nilim.go.jp/

国土交通省・国土技術政策総合研究所とは

住宅・社会資本分野における唯一の国の研究機関として、技術を原動力に、現在そして将来にわたって安全・安心で活力と魅力ある国土と社会の実現を目指す<公式サイトより引用>

を理念に置き。

国土交通政策の企画・立案、普及を支える研究開発...

災害・事故対応への高度な技術的支援と対策技術の高度化...

地方整備局等の現場技術力の向上を支援...

政策形成の技術的基盤となるデータの収集・分析・管理、社会への還元...<公式サイトより引用>

旧土木研究所が始祖

茨城県つくば市旭1番地にある旧土木研究所が本部・旭庁舎となり環境・河川・下水道・道路研究部門の3部門が実務を行っている。特に試験路を担当する当所・土木研究所は「内務省土木局の道路材料試験所」が始祖となっている。

他に立原庁舎(建築・住宅・都市研究部門):茨城県つくば市立原1、横須賀庁舎(管理調整、港湾・空港・沿岸海洋部門):神奈川県横須賀市長瀬3-1-1がありそれぞれの地で研究開発を行っている。

研究の一環として一周約6㎞の「試験走路」(中高速周回路)を設置し、主に高速自動車道の設備を実大トンネル実験施設(長大実物大トンネル型シェルター路)を持つと南北ループ路を持つ、高速試験周回路で実物検証試験を行っている。

屋内研究棟も兼ねた実大トンネル実験施設

東側直線路に設けられた総延長700mにも及ぶ「トンネル型シェルター路」は世界屈指の規模を誇るシュミレーション設備で、照明、換気システムの実証はもとより、濃霧、や凍結路面、降水装置による豪雨に対する道路浸水試験、などの様々な実物試験が行える施設となっている。

MP4動画はこちら。

一般車両の高速道路走行のシュミレーション

一般車両の高速道路走行のシュミレーションが試験目的なので、一般的に道路建設に用いられている各種舗「コンクリート、一般舗装用アスファルト、透水性アスファルト」などの現在広く用いられている「一般道」用の舗装材の開発・試験などを行っている。

施設一般公開

科学技術週間一般公開、つくばちびっこ博士一般公開、「土木の日」一般公開など年間36日/9回程度の一般公開が設定されている(公式イベントガイドはこちら。)

その他、年間を通して施設見学を受け付けている。(2名以上・40名まで、要事前申し込み。

※7名以上の場合は「マイクロバス」など「施設見学移動用コミューター」を準備すること。

国土技術政策総合研究所・試験走路のロケーション

ところ  茨城県つくば市旭1番地、

国土技術政策総合研究所へのアクセス
鉄道・バスなどの公共交通
もよりの駅

つくばエクスプレス「研究学園」駅

バス停

研究学園駅よりバス「土木研究所バス停」下車すぐ前

マイカー利用の場合

※一般公開日は公共交通機関をご利用ください!

首都圏中央連絡道つくば中央IC.より県同19号・国道408号経由 約13分/8.2㎞

常磐自動車道谷田部ICより県道19号経由 約19分/12Km

試験走路の施設データ

(公式施設ガイドはこちら)

  • 所在地 茨城県つくば市旭1番地、
  • 所属施設/所有者 国土交通省 /国土交通省。
  • 指定管理者/運営団体  国土交通省国土技術政策総合研究所。
  • 開設 2001年
  • 自動車専用道(高速道路規格準所)3車線・最高速度、100、&120Km/h
  • 敷地;延べ面積;周囲約9.2km約 1.46K㎡(約44万3千坪)
  • 設備概要 左回り3車線 一周約6Km(車線センターマーカーライン付き)  異形コース
  • 直線部 長さ 西直線部約2.2km 東直線部約950m(本線)
  • 曲線部最大バンク角 北バンク;約28度/・147.5R/設計速度100km/h。南バンク;約27度/・222.5mR設計速度120km/h 導入曲線部在り。
  • 幅員約13m/直線部(3車線路側帯付き)、約23m/曲線部(内側路側帯付き)
  • 舗装 アスファルト、コンクリート、煉瓦、
  • 付帯コース スキッドパッド、ダートトラック(未舗装路)、各種舗装路(コンクリート、各種アスファルト、煉瓦舗装路、石畳舗装路、など)
  • 南バンク内に往復4車線模擬交差点設備あり。1車線100R定常円旋回コース、
  • 付帯設備 管制塔、管理棟(本館)、食堂、宿舎、パドック(試験路整備場&スタッフ控え室)、整備工場、給油所、急速受電設備、資料館、研究所、屋内試験設備(実験棟)、シェルター通過型屋内実験設備。
  • 施設利用レンタル走行料;部外者貸し出しは行っていません(但し施設見学は受け付けている!2名以上40名以内)(見学受付時間午前;9:00~12:00、午後の部13:00~17:00迄の各3時間程度)

参照欄

※1 プルービンググラウンドについて

「テストコースは和製英語」なので英語圏ではproving ground が正しい呼び方に成ります。

性能試験場、実験場のことで、動詞のprove(※1)には単なる試験ではなく『証明する・検証する』意味も有り自動車の実験場には最も適している表現になります。

また自動車試験場は運転免許試験場とも紛らわしいので、最近の施設は各メーカーともプルービンググラウンドと呼ぶ傾向にあり、トヨタ、ホンダ、日産などもアメリカの現地施設はproving groundと称しています。

言語は独語のprobe(女性名詞)英語もprobe(名詞)でtestと同義語になり他にtrial,testing(名詞)sampleなどの意味も包括し語尾が変化veに変化し証明する・検証するの意味を持つ「動詞」に変化したモノと考えられます。

小生の様な元超音波探傷器(非破壊検査の一種)屋は「probe」といば日本語の「触手」を真っ先に思い浮かべたりします。

 

公開:2018年8月11日
更新:2019年5月16日

投稿者:デジタヌ

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