旅するタヌキ

東京芸術劇場《ホール 音響 ナビ》

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東京芸術劇場

Official Website http://www.geigeki.jp/

東京芸術劇場のあらまし

池袋駅前にそびえ立つ10階建ての「東京芸術劇場」東京文化会館とお互いに補足し合う関係にある「兄弟ホール」

東京文化会館(※紹介記事はこちら)と並ぶ東京都の文化施設で、

東京文化会館大ホールがオペラ・バレエなどの舞台総合芸術に特化しているとすれば、

東京芸術劇場・大ホールは

「コンサートホール」に特化したホール。

東京芸術劇場中ホールと2つの「小ホール」は

「舞台演劇・劇場」に特化してお互いに補足し合う関係にある。

東京芸術劇場のロケーション

  • 所在地   東京都豊島区西池袋1丁目8番1号

JR池袋駅西口を出てすぐ左手にそびえるのが東京芸術劇場。

サンシャインシティーとは反対側に当たる。

ルミネ池袋の隣に位置する。

近くにはホテルメトロポリタン、警視庁池袋警察署、豊島税務署などが並んでいる。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

東京芸術劇場へのアクセス

  • 最寄りの駅 池袋駅

東京芸術劇場がお得意のジャンル

コンサートホール

プロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。

プレイハウス

伝統芸能以外にもミュージカル、演劇、演芸(落語会)まで、幅広く取り上げている。

シアターイースト

小劇劇場演劇公演、演芸など、幅白く利用されている

シアターウエスト

シアターイースト同様のイベントがおおいが、こちらはトークショー等も催されtれいる。

東京芸術劇場の公演チケット情報

コンサートホールで催されるコンサート情報

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プレイハウス催されるイベント情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

「シアターイースト」で催されるイベント情報。

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「シアターウエスト」で催されるイベント情報。

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※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たホールの特色

10階建てのビル全体がホールとなっており、4つのホールとリハーサルルームなどがおさまっている。

コンサートホール

(公式施設ガイドはこちら)

最大の特徴は世界最大級のパイプオルガンが設置されている、一点豪華主義?のホール。

ホール形状は、多目的ホールに多い扇型だが、ワインヤード型やシューボックス型のように舞台側面にも客席が用意されているセミアリーナ形式を採用している。

内装は木材を多様しており、2階3階がオペラハウスのようにテラス風に作られており、天井までが高くシューボックス型同様に有効空間容積が大きく、どこにいても、耳障りな反響が少ない心地良い残響特性で音楽ファンの心を掴んでいる。

要所を木質スラント壁とし、全体はアクリルエマルジョン塗装のプラスターボード壁を美味く使い、安普請ながら前面木質壁に近い効果を出している。

ホール音響評価点:61点

§1,「定在波対」策評価点:19点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:12点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:20点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:10点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

基本扇形デザインのホールなので、他施行する並行面はごく部分的。

但し、都の建築課担当者が少々収容人員を欲張った?様で、壁際までびっしり客席を詰め込んだ形跡がありあり!

特に各棚・テラス囲いの部分が並行でないので、甘く考えたのだろうが、いくら木質

ボードでも、壁際はちとつらい!

平土間に近いステージ正面メインフロアー中央部客席(A~Pの13~ 24)は千鳥配列座席にすべきであったなど、客席配置に問題が多すぎる。

入れ物自体はよくできているので、今後の客席配置改善を強く望む次第である。

「プレイハウス」

(公式施設ガイドこちら)

1階・2階に桟敷席(テラス席)の有る2フロアーのモダン芝居小屋。

(オーケストラピット部)平土間から続く緩やかなスロープを持ったメインフロアーと両翼が左右に回り込んだテラス席になっている2階バルコニーからなる2層の馬蹄形ホール。

メインフロアー周囲にも高床式のサイドテラスが回り込んでいる。

客席周囲壁面に「韓国産の素焼きレンガを用いた2重壁」を採用していることがご自慢らしいが?

素焼き煉瓦といっても、木材同様に内部損失は大きいが、しょせん硬質材料(高音響インピーダンス)の素材で「音圧反射率」は大きく、初期反響、には不利なしろもの。

メインフロアーの周りの高床囲いは木質パネルとなっている。

ホール形状に合わせた馬蹄形の段付きせり上げ天井は、前縁を機で縁取りしたプラスターボード製の丁寧な設えで4段階にせり上がり、中央部分はアンギュレーションを持たせたプレーンなパネルになっている。

2階テラス席前端部上方にむき出しの照明カラムを配した流行りのデザインを採用している。

歌舞伎公演にも使用できる立派な舞台設備(回り盆付きスライディングステージ)を持っているが、肝心の定式幕、花道設備が無く、歌舞伎公演には使用できない!

演劇、ミュージカル、舞踊等の舞台芸術に使用されている。

ホール音響評価点:62点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:19点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:13点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

打ち放しコンクリート馬蹄形というものすごい仕様のホールを、改修し有孔素焼き煉瓦壁との2重壁にしたのは一見良いアイデアのようで、「素焼き煉瓦」が問題であった、木質ブロック(小端)にすべきであった。内壁で対抗並行面をキャンセルしたことにより、定在波(※1)による障害は無くなった様であるが、演劇にはちと残響(※2)過多では?

「シアターイースト」

(公式施設ガイドこちら)

束立組床で、エンドステージ、スラストステージ、センターステージなど自在な創造形式のできるアダプタブルステージ(※3)を備えた小ホール。

部分的に音響グリルで表装した吸音パネルをあしらった、基本塗装仕上げの一般建築用の木質パネル(合板)で表装されたボックス型多目的イベントルーム。

3層吹き抜けの高い天井(7.6m)が美点のイベントスペース。

床面は木質パーケット材を使用している。

2階フロアーに相当する高さにキャットウォークが、3階フロアー相当部分にはキャットウォークと左右両側壁間に7本前後間に3本のむき出しの設備ブリッジが、格子状に配されている。最上層部はすのこ(グリッド)で表装された構造材むき出しの流行りのデザイン。

で実験劇場らしい「アングラ感」を演出している?

ルーム音響評価点:50点

※演劇などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

総評

ウーン...演劇用途の実験劇場だからまあいいか?

にしてもドタバタやると、すごいことになるのでは?

「シアターウエスト」

(公式施設ガイドこちら)

シアターイーストとほぼ同じ施設だがこちらは伝統的プロセニアム形式、但し固定席は無く、平戸間に折りたたみ椅子を並べて使用するイベントルーム。

既存の昇降床を固定し、間口9m、奥行5.2mの小ホール。

仮設プロセニアム(額縁)パネルがあり、迫り機構を使ってスラストステージも可能。

部分的に有孔音響ボードで表装した吸音壁になっており、他はイースト同様に、塗装仕上げのプレーンな壁材で表装されている。イーストと異なりホール後部両サイドに高床テラス席が設けられている。

外わイースト同様の設え、で中、上層部にキャットウォークを巡らし、左右に照明ブリッジを渡すデザイン。

ルーム音響評価点:50点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

総評

詳細データ

  1. 所属施設/所有者 東京芸術劇場/東京都
  2. 指定管理者/運営団体 東京芸術劇場/東京都。
  3. 開館    1990年
  4. 設計  芦原建築設計事務所 芦原義信
  5. ゼネコン  大成・間・安藤・西武・日本国土・地崎・古久根・城北建設JV
  6. 内装(音響マジック) (音響設計 By Nagata Acoustics Design)
  7. 総事業費 - 320億円

コンサートホール

  1. ホール様式 『扇形タイプ』コンサートホール。
  2. 客席   収容人員 1,999席、3スロープ扇形、2層テラス席、舞台袖2階テラス有り、フローリング床、
  3. 舞台設備 オープンステージ形式 間口:オープンステージ 、間口21m、奥行12.6m、高さ20m 、音響反射板(天井(角度可変)+正面)オーケストラひな壇(可動分割迫り)

  • コンサート対応設備;(公式装備一覧はこちら)
    • 専用備品 パイプオルガン、フルコンサートピアノ(スタンウエイ D274 2 台 ベーゼンドルファー 290 1 台 、ヤマハ CFⅢ
      )、チェンバロ(アトリエ・フォン・ナーゲル社)

  1. 舞台仕様・詳細寸法などに関するデータ及び仕込み図面集、等。
  1. 専用施設;付帯施設利用料金案内 

プレイハウス

  1. ホール様式 馬蹄形プロセニアム型式舞台芸術専用ホール。

  1. 客席仕様   2スロープ2フロアー 
    • 収容人員834席、(車椅子用スペースX人、親子室X人、含む、)(※公式客席配置図はこちら)
      • 1階固定席X631席、1階(オーケストラピット部可動床)可動席X116席、1階テラス席(桟敷席)X30席1階平土間中央部千鳥配列、
      • 2階席203席、(2階テラス席(桟敷席)X18席,7人用車椅子用スペースX13席含む)、
      • フローリング、

  1. 舞台設備
    • 基本舞台仕様プロセニアム形式;プロセニアムアーチ:間口約10~14.2m、高さ約7から9m、実効面積;約241.4㎡(約145畳)ステージ高さ;FL+約?cm、ブドウ棚(すのこ)高さStL+約20m、バトン類高さStL+約?m、照明(ブリッジ);?本、美術バトン;31本
    • 舞台機構 ;奈落、迫りX4機(StL~-6.5m)

      1基:間口約12.7m(7間)/奥行約2.7m(9尺)
      4基同時運転時:間口約12.7m(約7間)/奥行約10.8m(6間)

    • スライディングステージ(直径10.4m回り盆付き)間口12.7mx奥行14m 有効面積約177.8㎡;約107畳、
    • 拡張舞台(エプロンステージ);可動床・可動客席オーケストラピット&エプロンステージ迫り;最大幅約12.7m最大奥行約4.7m有効面積約59.7㎡;約36畳、演奏面レベル設定;StL ー約3m~+0m、
  1. 舞台芸術・伝統芸能対応オプション装備・備品;(公式装備一覧はこちら)
    • 特殊備品;仮設能舞台セット、

  1. 座敷表、舞台仕様・詳細寸法などに関するデータ及び仕込み図面集。

  1. 専用附属施設、施設利用料金案内 など

シアターイースト

  1. ホール様式 平土間多目的ホール。
  2. 客席   1フロアー 
    • 収容人員 300席(標準)可動床、
  3. 舞台設備 オープンステージ
  • 束立床(約14.5m(約8間)×約12.7m(約7間)のエリア、 6x6、3x6サイズのスチールデッキによる構成)
  1. 座敷表、舞台仕様・詳細寸法などに関するデータ及び仕込み図面集。公式座席表はこちら。
    1. 専用附属施設、施設利用料金案内 など

シアターウエスト

  1. ホール様式 平戸間プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席   195~270席 ※舞台の形状によって、座席数が変わる)可動沈降床システム
  3. 舞台設備 プロセニアム間口約9m(約5間)/ 奥行約7m(約3間5尺)、  舞台床面からすのこまで約9.2m(約5間)
    (すのこ)、間口約5.4m×奥行約5.4m(約1.8m×約5.4m×3基)
  1. 座敷表、舞台仕様・詳細寸法などに関するデータ及び仕込み図面集。
  1. 専用附属施設、施設利用料金案内 など

その他の設備 楽屋x4、

  1. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

付属施設・その他

付属施設・その他 

デジタヌの独り言

尚このホールも、すみだトリフォニーホール(※紹介記事はこちら)同様、収容人員1,999席名と少し小ぶりなため呼び屋(weblio辞書)には嫌われ、海外有名オーケストラの来日公演の舞台になる事は少ない。

現在東京都交響楽団東京ニューシティー管弦楽団読売日本交響楽団が準フランチャイズとして定期演奏会に使用している。

勿体ない中ホール

見かけは、なんとなく「ケバケバしい内装」だが、800人クラスの、伝統芸能にほどよい規模と設備を完備した「モダン芝居小屋」である。

興行的に成立しにくい規模でもあり、伝統芸能(歌舞伎公演)からは、完全に見捨てられた有様。

おかげで、ご自慢だった28分割の迫りが無くなってしまった!

誠に残念の極みである。

デジタヌの知っておきたい豆知識

東京芸術劇場これまでの歩み、

1969年 - 東京学芸大学附属豊島小学校跡地に財源枠300億円での事業化を計画

1990年(平成2年)8月18日 - 建設工事竣工
1990年10月30日 - 開館
1991年5月 - パイプオルガン完成、初代館長に遠山一行就任

2007年11月12日 - 福地茂雄が3代館長に就任
2008年4月 - 野田秀樹が芸術顧問に、高萩宏が副館長に就任
2009年7月 - 野田秀樹が初代芸術監督に正式就任
2011年4月1日- 施設の改修工事に伴い、全面休館
2012年9月1日 - リニューアルオープンした

参照覧

※1、定在波の悪影響に関するnatuch音響さんの解説記事はこちら

※2、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

※3 現代の3大迷発明!「からくり小屋列伝」はこちら

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公開:2017年9月 2日
更新:2018年9月27日

投稿者:デジタヌ

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