旅するタヌキ

サントリーホール《ホール 音響 ナビ》ウィスキーに酔いしれる だけでなく音楽にも酔いしれてほしい そんなサントリーの思いが篭っているホール

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サントリーホール

Official Website http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/

サントリーホールのあらまし

日本外交の拠点赤坂1丁目、「六本木一丁目交差点」の奥隣り、高級コンドミニアム街にある、オーケストラの殿堂「サントリーホール」。

国内・海外を問わず訪れるオーケストラ・観衆はアジアを代表するクラシック音楽の殿堂サントリーホールの魅力に魅了されている.

サントリーホールは、東京で最初のコンサート専用ホールとして、「世界一美しい響き」をコンセプトに1986年秋に誕生しました。それは当時サントリー株式会社の社長であった佐治敬三の永年の夢の実現でもありました。...

サントリーホールは毎年、約550の公演に60万人規模のお客様にご来場いただいています。...<公式サイトより引用>

日本のオーケストラ界の殿堂

外来有名オーケストラ公演、読売日本交響楽団など在京オーケストラの定期演奏会、トップ・アマチュアオーケストラ(※関連記事はこちら)の演奏会にも好んで使用されている。

サントリーホールのロケーション

所在地  東京都港区赤坂1丁目13番1号

六本木一丁目交差点に面したサントリーホールは謂わば東京のおへそに当たる場所。近くには在日米国大使館、在日スペイン大使館、在日スウェーデン大使館、在日サウジアラビア大使館、シリア・アラブ共和国大使館、少し離れて在日ロシア連邦大使館、在日フィリピン大使館、外務省外交史料館、と日本外交の中心地でも有り、ホールを挟む様にアークヒルズ、アークタワーズイースト、アークヒルズサウス、そして道を挟んでtemple townhaouse

、等の高級コンドミニアム、少し離れてホリエモンで一躍有名になった超高級コンドミニアム六本木ヒルズ、テレビ東京が入る六本木グランドタワー、アークヒルズサウスタワー、仙石山森タワー、と商業地域でも有りANAインターコンチネンタルホテル、.ホテルオークラ、東京プリンスホテル、グランドハイアット東京等の高級ホテル群、さらには東宮御所(赤坂御用邸)国立新美術館、NHK放送博物館、更には東京タワー、国会議事堂と数え上げればキリがなく、桜田門から国会議事堂、六本木2丁目交差点、渋谷へと続く道は、正しく、日本の政治・外交・文化と「富」を象徴する道でありエリアなのである。

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

サントリーホールへのアクセス

最寄りの駅 東京メトロ南北線六本木一丁目駅
東京メトロ銀座線・南北線溜池山王駅

サントリーホールがお得意のジャンル

年間を通じ数多くのクラシックコンサートが開催されている。

サントリーホールの公演チケット情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

施設面から見たサントリーホールの特色

(公式施設ガイドはこちら)

永田音響設計が手がけた、ワインヤード型コンサートホールの原型とも呼べる作品であり、現在ワインヤード型コンサートホールのスペシャリストとしての永田音響設計の名声を築く礎となった初期の作品。

永田音響設計の名声を世界に広め、その後全国各地、世界各国にこの形式のホールが続々と誕生した。

奇をてらわない堅実なデザインの大ホール

公式施設ガイドはこちら)

1982年のザ・シンフォニーホールの設計段階での欧州有名ホール現地調査、1/30スケールモデルによる音響実験が定着して以来、アリーナ形式でない初の「本格的ワインヤード形式」ホールとして誕生したが、アリーナ形式以外の、細部のデザイン技法は「オーソドックスなセオリー」を踏襲した堅実なデザイン(※1)で、「奇をてらった斬新なアイデア」は持ち合わせていない。

以下に示す数々の手法も日本の建築音響学の始祖・佐藤武夫先生が用いてきた手法の「集大成」に過ぎないとも言える。

ホワイトオーク材の壁面

ホワイトオーク材の壁面はホール上層部でわずかに内側にスラントしており、低域定在波(※2)&初期反響(※3)を抑制している。

(※1966年 埼玉会館(※ホールナビはこちら)で同様のオール木壁の手法が見られる。)

音響拡散体の使用

側壁には3角垂形状の音響拡散体を装飾柱として随所に配置し、後期残響(※3)の創出に配慮している。

大型分割天井反響板

ホール後方に向かって低くなる大型の段付きの分割反響板を用いてオープステージ&平戸間客席部分と天井の間で生じる低域定在波&初期反響を制御している。

(※これもプロセニアムホールの常套手段で当時としても別に目新しい手法では無かった1958年開館の初代フェスティバルホールを引き合いに出すまも無く、1960年代の第一期公共ホール建設ブームの頃作られた「プロセニアム型多目的ホール」では一般的な手法であった。)

世界最大級のパイプオルガン

4段手鍵盤とペダル鍵盤、ストップ数74、パイプ数5,898本を有するはオーストリアの名門リーガー社製。

設計当初、パイプオルガンを設置する計画はなかったが、カラヤンの助言で実現した。

ホール音響評価点:79点

§1,「定在波対」策評価点:40点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:10点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:20点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:9点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

「何かちょっと違う」と感じつつも、大金をはたいて出かけた、コンサートが今一だったとは思いたくないのがオーディエンス心理(人情)でもあるので、悪い噂は伝わりにくいのだが...。

「残響2病?以上」の都市伝説だけがもてはやされ、恐れ多くて「当ホール」の真実を語る記事は皆無といってよいが、「えこひいき」しないのが当狸穴総研・音響研究工房なので、苦言を呈すると...。

チケットを買われる際の参考にしてほいい!(席で失敗したくないならミューザ川崎シンフォニーホールへ!(※ホール音響ナビはこちら) 

残念な点も多々....

どうして1番大事なメインフロアー客席周辺とさらに各棚田?の側壁までも「人造大理石」で表装したのか?、1986年当時といえば、石壁ブームもそろそろ衰退してきたころ...なのに。
但しステージ周辺も含め、対抗する並行面は「内傾スラント」処理で定在波が発生しないようには対処してある。

2017年のリニューアルで、メインフロアー後半部側壁は、アンギュレーションを持たせた木質プレートに置き換えたようだが。

壁面までびっしり詰め込んだ座席

1階メインフロアー後半部、2階LD&RDブロック、RB&LBブロック、2階大向う席!、N田音響のデザイナーさんは指摘した席に一度座られてみるべきである。もし「なんともなかったよ?」と涼しい顔でお答えになったら、この音響設計事務所も「音痴ぞろい」のへぼ事務所としか言えない。

さらに、なぜ平土間部分1列から14列の16~27番席を千鳥配列席にしなかったのか?

というわけで座席配置で大幅減点いたしました!

小ホール

公式施設ガイドはこちら

演奏会場と言うよりは、レセプション会場(宴会場)に主体を置いた平土間のイベントホール。
リサイタルや室内楽の演奏を想定して設計された7分割できる3段階の舞台(演台)を持つ。
大ホール同様、ウィスキー樽を連想させる木材をふんだんに使った側壁、ホール側壁コーナーの面取り処理、側壁上部の装飾梁から折上げた組格子天井、など丁寧な設えの平土間イベントホールではあるが、コンサートホールとしては天井が低いのが惜しまれる。最低3層吹き抜け相当の高さ(※1)が欲しかった。

ホール音響評価点:74点

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

内訳

定在波対策評価点:20点/40点満点(※客席周辺平行壁はx0.5が持ち点と成ります)

残響その1(初期反射)対策評価点:18点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5が持ち点と成ります)

残響その2(後期残響)への配慮評価点:16点/20点満点

客席配置 20点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8が持ち点と成ります、この壁で壁際は地獄?)

サントリーホールの施設データ

  1. 所属施設/所有者 サントリーホール/森ビル
  2. 指定管理者/運営団体 (公財)サントリー芸術財団
  3. 開館    1986年 (2017年リニューアル)
  4. 設計  安井建築設計事務所・入江三宅設計事務所
  5. 音響設計 By Nagata Acoustics Design 
  6. ゼネコン 鹿島建設
  7. 内装 音響マジック 内外テクノス

大ホール

  1. ホール様式 、『ワインヤードタイプ』音楽専用ホール。『シューボックスタイプ』
  2. 客席   2フロアー2スロープ 収容人員 2006席、
  3. 舞台設備 オープンステージ形式 オーケストラひな壇(可動分割迫り)
  4. その他の設備 パイプオルガン、楽屋

ブルーローズ(小ホール)

  1. ホール様式 平土間・宴会場タイプ・イベントホール。
  2. 客席   1フロアー 収容人員 432席
  3. 舞台設備 オープンステージ形式、7分割迫り機構付きひな壇。20cm~60cm3段階可変
  4. その他の設備 、楽屋x4、

付属施設・その他

    1. 付属施設 リハーサルルーム、アーティッストラウンジ、ホワイエ、ドリンクコーナー、「アーク・カラヤン広場」その他。
    2. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら

デジタヌの独り言

......。

デジタヌの知っておきたい豆知識

サントリーホールこれまでの歩み

公式ガイドはこちら。)

1986年秋に開館。...

2012年東日本大震災からの復興支援のため「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立、助成事業とコンサート事業を開始。

2016年には開館30周年を迎え、これまでに、カーネギーホールとの提携プログラムや海外音楽大学との交流プロジェクトなど、世界を視野に入れた多彩な次世代育成プログラムを展開している。

<公式サイトより引用>

※参照覧

※1、関連解説記事「芸術ホール設計のセオリーとは?」はこちら。

※2-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※2-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※3、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

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公開:2017年9月10日
更新:2018年9月27日

投稿者:デジタヌ

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