旅するタヌキ

杉並公会堂《ホール 音響 ナビ》 

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Official Website http://www.suginamikoukaidou.com/index.html

杉並公会堂のあらまし

本格的なクラシックコンサートを主目的に設計された大ホール。オーケストラ演奏会はもとより、室内楽、リサイタル、合唱など、幅広い分野に適応。オープン以来、抜群の音響性能を誇る国内有数の本格的ホールとして信頼を得ています。<公式サイトより引用>

杉並公会堂のロケーション

所在地   東京都杉並区上荻一丁目23番15号

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

杉並公会堂へのアクセス

最寄りの駅 JR・東京メトロ荻窪駅北口から徒歩7分

杉並公会堂がお得意のジャンル

大ホール

オーケストラコンサート、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している>

フランチャイズ団体

日本フィルハーモニー交響楽団がフランチャイズとして使用している。

小ホール

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサート等のクラシックコンサート、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

杉並公会堂の公演チケット情報

大ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

小ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

施設面から見た杉並公会堂の特色

(公式施設ガイドはこちら)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

大ホール

(公式施設ガイドはこちら)

オープンステージコンサートホールを基本にしたデザイン

大掛かりな可動プロセニアムを用いて、プロセニアム形式にも成る流行りのデザインを採用した多目的ホール。

ホール全体が長方形のまさしくシューボックスデザインのホールでもある。

使えるカラクリ機構

このホールのご自慢の設備は、使えるカラクリ機構(※)である。

大掛かりな、拡張ステージ迫り、天井反響板、可動プロセニアム機構

サイドプロセニアムは、搖動タイプの「可動舞台袖壁」を開くよく見かけるタイプだが、上部は「跳ね上げタイプ」になっている天井反響板を跳ね上げ、上部シーリングに収納されていた、ラウンドしたコーナー反響板(&スピーカー)を備えた上部プロセニアムを吊り下げる仕組み。

同時にステージ上の3枚の反響板も90度回転し、上層部に隠れたバトン類が現れ、「3分割拡張ステージ迫り」が上昇して演劇用のプロセニアムホールに変身する隠れたカラクリホール。(※1)(断面図参照)

使える千変万化のステージ・客席配置
  • 標準のオープンステージ・コンサートホール形式:1190席/1階778席
  • 3分割エプロンステージ迫り中央部仕様:ステージ前1・2列両サイド14席と3列以降全席使用で1144席/1階732席
  • 3分割エプロンステージ迫りフル仕様A;3列以降座席で1130席/1階718席
  • 3分割エプロンステージ迫りフル仕様B;2列中央部10番~32番13席を補助席追加して1143席/1階721席
  • プロセニアム形式演劇ホール仕様;1041席(1階778席フル使用、2階L・R29番から後方座席412席※L・R20番~29番は照明テラス使用のため移動、19ばんより前方は未使用)
特徴ある2重壁

ホール本体の外壁と客席ホール内壁との間が外廊下になっている公会堂スタイルのデザインで外廊下とホワイエとの間にも扉のある2重構造の防音扉になっている。

永寧な設えのバルコニー

バルコニー&サイド木製テラスの軒先は「山形に成形」された永寧な設えとなっており、転落防止?を兼ねた手摺が備えられている。

なだらかなメインスロープ

1から3列までが完全に平土間で、4列以降13列までが平土間に近い緩やかなスロープ、14列から最後列24列までの後半部分が「ハノ字」型の段床座席となっている。

2階・前・後バルコニー

比較的急峻な「ハノ字」型の段床構成の座席配列を採用している。

2階サイドテラス席

1列のサイドテラス席が設けられている。

客席周辺3方から4段に折上げた天井反響板

プラスターボード製(※2)の天井反響板は、両サイド、後方側壁から4段階に折り上げた、丁寧な設えで、中央部は、アンギュレーションを持たせ折り曲げた反響板になっている。

キャットウォーク・テラス

最上層部3階に相当する側壁最上層部にはキャットウォーク(※3)テラスが設けられ、プロセニアムスタイル時に照明器具などが設置される。

ホール前面にある巨大なコーナー反響板

ステージ背後壁面客席バルコニー上部にはラウンド形状の「巨大なコーナー反響板」が設えられている。

「ハノ字」配置のステージ両側反響板とメインフロアー周辺側壁は、縦桟を配したアンギュレーションを持たせた木質パネルで表装している。

ステージ背後は山形のアンギュレーションを持たせた木質反響板を、上層部壁面同様に「ハノ字型」に配置。

完全に並行した2階側壁面

2階てサイドテラス席は垂直な木質のプレーンパネルで表装され、対抗面と「完全に平行な対」を成している。

このホールの定在波対策

1階メインフロアー客席部分は、前途した壁面処理と前半のスロープ上の「ハノ字」配列客席配置、後半は「ハノ字」段床上に配置した客席配置で客席中央部に「緩やかな谷間」を形成し定在波(※4)による障害(※5)を回避する手法。

2階前後バルコニーも同じ手法。(但しメインフロアー前半はスロープが緩やかでこの程度の段差ではあまり効果が期待できない。)

問題は巾約20mの2階部分

前途の通り垂直平板完全並行背後壁面をもつサイドバルコニー席では20m巾のホールを横断する定在波(基本周波数約17Hz)が発生しており、壁際のサイドテラス席前席では「定在波の節」に当たり悪影響(※5)で周波数特性が極端に変化している可能性が高い。

パイプオルガン未設置なので、「手を抜いた」のであろうが、バスドラムには可聴音域外の重低音(低周波振動)が含まれており、「幻想交響曲」などではバスドラムの連打で悲惨な状況を呈しているであろう。

(※バスドラムのある、ロマン派以降の作品演奏会ではこの席は避けましょう!)

ホール音響評価点:得点80点/100点満点中
§1 定在波」対策評価;得点44点/配点50点
  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、をオーディエンス周辺壁面(概ね人の背の高さ:約1.8mの範囲内)の設えで評価する。
  • ※客席側壁が ホール床面積の1/3以上に及ぶ範囲を「完全平行な平面壁」で囲まれているときには 配点25点に減ずる。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§2 残響その1 「初期反射」軽減対策評価;得点18点/配点25点
  • 木質パネル等の素材基礎点25点から硬質壁材基礎点12点の間5段階で素材基礎点を与える。
  • 障害箇所1点/1箇所で基礎素材点から減じて基礎点とする。
  • 基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§3 「音響障害と客席配置」に対する配慮評価;得点13点/配点20点
  • ※壁際通路&大向こう通路の有無、天井高さ&バルコニー・テラス部の軒先高さ、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で配点から減じて基礎点とする。
  • ※基礎点に障害エリア客席数比率を乗じて算出する
§4 残響その2「後期残響」への配慮評価得点5点/配点上限5
  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で評価。
  • ※上限5点の範囲内で上記1点/1アイテムで加算評価。

総評

ウ~ン...なぜに定在波対策(※4)を無視してまで、残響2秒異常?(※6)にこだわるのか?

「頬の骨格をうまく化粧でごまかした化粧上手な美人」といったところか?。

算出に用いた値;

※関連記事 「ホール音響評価法についての提案」はこちら。

※以下1190席フル座席で評価

定在波評価

※客席の大半がプレーンな並行壁で"挟まれて"おり本来は配点を25点に減ずるところであるが、「意外と世評が良い(人気がある)」ホールなので50点配点のままとした。

基礎点B1=配点50点ー障害発生エリア数2=48点

定在波障害顕著席数;92席/2Fサイドテラス全席)

初期反射対策評価

※障害発生エリアの側壁が「プレーンな木質パネル」で表装されているので23点配点とした

基礎点B2=素材基礎点23点ー障害発生エリア数3=20点

初期反射障害1 壁面障害席 ;123席(92席/2Fサイドテラス全席、31席/2F後方バルコニー大向うC7列全席)

初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー0席

音響障害席総計;123席

客席配置評価

基礎点B3=基礎点20点ー障害発生エリア数4=16点

眺望不良席数;39席/1F平土間中央部1~3列10~24番席

音響不良席その1 定在波障害顕著席 ;92席

音響不良席その2 初期反射障害1壁面障害席 ;123席

音響不良席その3 初期反射障害2 天井高さ不足席;0席

重複カウント ;ー92席

音響障害席総計;162席

算定式 

評価点V=基礎点X(総席数ー障害座席数)/総席数

小ホール

(公式施設ガイドはこちら)

小さいながらも見事な音響性能を有し、コンサートや発表会、演劇などに適した落ち着いた空間。
客席は平土間形式と段床形式に切り替えが可能です。<公式サイトより引用>

2階吹き抜けのボックス空間に、可動プロセニアムのあるステージと可動床で平土間にも成る、階段フロアーを配したホールにパイプ椅子を並べて使用するホール。

壁面は簀の子格子を用いた因みなデザインで、反響を押さえ、心地良い響きに変えている。

ホール音響評価点:78点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:20点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:19点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:19点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

公式サイト風に表現すれば「小さいながらも、見事な化粧美人?...」大ホール同様にグルービング材を用いた化粧で「角ばった素顔」を化粧(残響※7)でごまかしている?

グランサロン

(公式施設ガイドはこちら)

大ホールの舞台面と同じ広さを有する、オーケストラ等のリハーサルが可能な広さと設備を備えているリハーサルルーム。

通常は(客席を備えたホール)としては貸し出しされていない!

床面積約245㎡(約147畳)天井高さ;、木質パーケット床、

低層部壁面は大・小ホール同様に縦桟を用いたグール―ビング材で表装され、上層部は部分的片面は音響スクリーンで表装された吸音壁、対抗面上層部は天井反響板と 同質のプラスターボードと木質パネルのコンビネーションでアンギュレーションを持たせて内傾スラントさせ、短辺壁面もアンギュレーションを持たせたプラスターボード反響板で表装されている。

天井は部分的に有孔音響ボードで表装されたアンギュレーションを持たせた、半面片流れ天井。

ルーム音響評価点:50点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
総評

どうしたらこんな「お間抜け」なデザインができるのだろう、これだけ丁寧ね設えで、肝心かなめの、背の高さまでの低層部がプレーン壁な垂直壁とは?

せめて対抗する2面だけでも僅かな内傾スラントをつけておけば満点だったのに...。

スタジオ

(公式施設ガイドはこちら)

完全防音の5室のスタジヲ(音楽練習室)を備えている。

杉並公会堂の施設データ

  1. 所属施設/所有者 杉並公会堂/杉並区
  2. 指定管理者/運営団体 株式会社京王設備サービス/
  3. 竣工   2006年1月
  4. 設計  佐藤総合計画(音響設計 By Nagata Acoustics Design)
  5. ゼネコン 大林組

大ホール

ホール様式 『シューボックスタイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
  1. 客席  (座席表はこちら) 
  2. 収容人員 1,190席、(1,041席/プロセニアム舞台使用時)
  3. 舞台設備 オープンステージ&可動プロセニアム、

    オープンステージ形式:幅19.7m(バルコニー部分17m)×奥行9.98m×天井高14.7m
    プロセニアム形式:間口12.5m×奥行9.5m×高さ8.5m、すのこ高19.5m、オーケストラ迫り、

  1. その他の設備 大楽屋:3室、小楽屋:5室(うち1室にアップライトピアノあり)
各種・図面・備品リスト&料金表

小ホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式平土間多目的ホール。
  2. 客席(座席表はこちら
  3. 収容人員 194席。客席可変段床機構
  4. 舞台設備 断面図はこちら
  5. 可動プロセニアム形式

    コンサート形式時:間口11.9m×奥行5.8m×天井高6m
    幕形式時:間口9m×奥行5.8m×天井高6m

  6. その他の設備 中楽屋:2室、小楽屋:1室

グランサロン(大規模音楽練習室)

  1. ホール様式 音楽専用ホールリハーサル室
  2. 客席   収容人員 160名、
  3. 舞台設備 
  4. その他の設備 

付属施設・その他 

館内付属施設 

施設利用ガイド

デジタヌの独り言

金が無くても、良いホールができるお手本のようなホールではあるが...。

杉並公会堂

Official Website http://www.suginamikoukaidou.com/index.html

杉並公会堂のあらまし

本格的なクラシックコンサートを主目的に設計された大ホール。オーケストラ演奏会はもとより、室内楽、リサイタル、合唱など、幅広い分野に適応。オープン以来、抜群の音響性能を誇る国内有数の本格的ホールとして信頼を得ています。<公式サイトより引用>

杉並公会堂のロケーション

所在地   東京都杉並区上荻一丁目23番15号

トリップアドバイザーの周辺口コミガイドはこちら。

杉並公会堂へのアクセス

最寄りの駅 JR・東京メトロ荻窪駅北口から徒歩7分

杉並公会堂がお得意のジャンル

大ホール

オーケストラコンサート、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、などジャンルに拘らないバラエティーに富んだイベントが行われている。

またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している>

フランチャイズ団体

日本フィルハーモニー交響楽団がフランチャイズとして使用している。

小ホール

主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ソリストのリサイタル、アンサンブルの演奏会等、小編成の室内楽コンサート等のクラシックコンサート、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。

杉並公会堂の公演チケット情報

大ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら。

小ホールで催されるコンサート情報

チケットぴあ該当ページへのリンクはこちら

施設面から見た杉並公会堂の特色

(公式施設ガイドはこちら)

※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

大ホール

(公式施設ガイドはこちら)

可動プロセニアムを用いて、オープンステージにも、プロセニアムステージにも成るデザイン。

壁面への木材の使用は1階席と2階バルコニー席の周囲のみに限定されるが、丁寧に角を落とした打ち放しコンクリートに塗装をほどこした、上部構造は、見事な折り上げ天井を構成しており。

安普請ではあるが、丁寧な施工で最良の結果?を引き出した秀作!

頬の骨格をうまく化粧でごまかした化粧上手な美人?といったところ。

ホール音響評価点:78点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:20点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:20点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:18点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

ウ~ン...なぜに定在波対策(※1)を無視してまで、残響2秒異常(※2)にこだわるのか

小ホール

(公式施設ガイドはこちら)

小さいながらも見事な音響性能を有し、コンサートや発表会、演劇などに適した落ち着いた空間。
客席は平土間形式と段床形式に切り替えが可能です。<公式サイトより引用>

2階吹き抜けのボックス空間に、可動プロセニアムのあるステージと可動床で平土間にも成る、階段フロアーを配したホールにパイプ椅子を並べて使用するホール。

壁面は簀の子格子を用いた因みなデザインで、反響を押さえ、心地良い響きに変えている。

ホール音響評価点:78点

§1,「定在波対」策評価点:20点/40点満点

  • ※各フロアーの配置・形状、壁面形状、天井形状、天井高さ、等の要素をそれぞれ減点法で算出。
  • ※客席側壁がプレーンな垂直壁で「完全平行・平面」の場合は、満点x0.5=20点をベースに算出。

§2、残響その1 「初期反射」対策評価点:20点/20点満点

  • ※壁面の素材・形状、客席配置、その要素で減点算出。
  • ※(コンクリート、人造大理石、タイル・陶器製などの)硬質材の客先周辺壁材仕様は、満点x0.5=10点をベースにして減点算出。

§3,残響その2「後期残響」への配慮評価点:19点/20点満点

  • ※壁面形状、音響拡散体(相当要素)、テラス軒先形状、天井構成、その他の要素で減点算出。

§4,客席配置への評価点:19点/20点満点

  • ※壁際席、大向こう席、平土間部分の見通し(眺望)不良、それぞれ-1点/1箇所で減算。
  • ※客席周辺壁材が硬質壁の場合は、満点x0.8=16点をベースに減点算出。

※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ  はこちら。

総評

公式サイト風に表現すれば「小さいながらも、見事な化粧美人?...」大ホール同様にグルービング材を用いた化粧で「角ばった素顔」を化粧(残響※3)でごまかしている?

グランサロン

公式施設ガイドはこちら)

床面積約245㎡(約147畳)天井高さ;、木質パーケット床、

低層部壁面は大・小ホール同様に縦桟を用いたグール―ビング材で表装され、上層部は部分的片面は音響スクリーンで表装された吸音壁、対抗面上層部は天井反響板と 同質のプラスターボードと木質パネルのコンビネーションでアンギュレーションを持たせて内傾スラントさせ、短辺壁面もアンギュレーションを持たせたプラスターボード反響板で表装されている。

天井は部分的に有孔音響ボードで表装されたアンギュレーションを持たせた、半面片流れ天井。

大ホールの舞台面と同じ広さを有する、オーケストラ等のリハーサルが可能な広さと設備を備えている。

ルーム音響評価点:50点

※会議室、宴会場、展示会場などがメイン用途のためルーム音響評価を適用しました。

§1,「定在波対評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部に1対以上の並行したプレーンな垂直壁がある場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。

§2、「初期反射」対策評価点:25点/50点満点

  • ※ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は、満点x0.5=25点をベースに減点算出。
総評

どうしたらこんな「お間抜け」なデザインができるのだろう、これだけ丁寧ね設えで、肝心かなめの、背の高さまでの低層部がプレーン壁とは?

せめて対抗する2面だけでも僅かな内傾スラントをつけておけば満点だったのに...。

スタジオ

公式施設ガイドはこちら)

完全防音の5室のスタジヲ(音楽練習室)を備えている。

杉並公会堂の施設データ

  1. 所属施設/所有者 杉並公会堂/杉並区
  2. 指定管理者/運営団体 株式会社京王設備サービス/
  3. 竣工   2006年1月
  4. 設計  佐藤総合計画(音響設計 By Nagata Acoustics Design)
  5. ゼネコン 大林組

大ホール

  1. ホール様式 『シューボックスタイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
  2. 客席  (座席表はこちら) 
  3. 収容人員 1,190席、(1,063席/プロセニアム舞台使用時)
  4. 舞台設備 オープンステージ&可動プロセニアム、

    コンサート形式時:幅19.7m(バルコニー部分17m)×奥行9.98m×天井高14.7m
    幕形式時:間口12.5m×奥行9.5m×高さ8.5m、すのこ高19.5m

  5. その他の設備 大楽屋:3室、小楽屋:5室(うち1室にアップライトピアノあり)
  6. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら。

小ホール

  1. ホール様式 プロセニアム型式平土間多目的ホール。
  2. 客席   (座席表はこちら
  3. 収容人員 194席。客席可変段床機構
  4. 舞台設備 断面図はこちら
  5. 可動プロセニアム形式

    コンサート形式時:間口11.9m×奥行5.8m×天井高6m
    幕形式時:間口9m×奥行5.8m×天井高6m

  6. その他の設備 中楽屋:2室、小楽屋:1室
  7. 施設利用(利用料金等)案内 詳しくはこちら

グランサロン(大規模音楽練習室)

  1. ホール様式 音楽専用ホールリハーサル室。
  2. 客席   収容人員 160名、
  3. 舞台設備 
  4. その他の設備 

付属施設・その他

デジタヌの独り言

このホールがアマオケに人気がある訳

a)ステージ上では定在波は発生せず、「適度な音響フィードバック?」で非常に心地よく!自己陶酔にしたれる。

b)1190席のオープンステージ(コンサートホール仕様)が基本で、3分割エプロンステージ、可動プロセニアムの使用料負担(組み換え料金)、2階テラス席の移動料金(組み換え料金)などの追加料金が無い!※ただし組み換え時間は会館使用時間として料金に組み込まれる。

c)客席フル仕様(アマオケの通常編成なら十分)でも1190席と適当なキャパ(チケット枚数)で何とか売りさばける?

「カラクリ小屋」を持つ他の多くの自治体でも見習ってほしい、料金システムである。

杉並区ブラボー!

(※公式利用ガイドはこちら)

※参照覧

※1、現代の3大迷発明!「珍妙からくり(残響調整装置、可変段床設備、可変吊り天井)」に関する記事はこちら。

※2、アクリルエマルションペイント仕上げのプラスターボードについての建材メーカーの解説記事はこちら

※3、キャットウォークについてのWikipediaの解説はこちら

※4-1、定在波の悪影響に関する一般人向けnatuch音響さんの解説記事はこちら

※4-2、定在波に関するWikipediaの(技術者向け)解説はこちら。

※5、関連記事『ホールに潜む ミステリー ゾーン (スポット)とは?』はこちら。

※6、関連記事『都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?』はこちら

※7、直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。

公開:2017年9月10日
更新:2018年10月10日

投稿者:デジタヌ

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サントリーホール《ホール 音響 ナビ》ウィスキーに酔いしれる だけでなく音楽にも酔いしれてほしい そんなサントリーの思いが篭っているホールTOPパルテノン多摩 《 ホール 音響 ナビ 》 




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