帯広市民文化ホール 《ホール音響Navi》 中島みゆき の生まれ育った町にある多目的文化ホール
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Official Website http://obihiro-foundation.jp/shisetsu/bunkahall
帯広市民文化ホールのあらまし
根室本線の連続立体交差事業に併せて、帯広駅周辺の「都市の顔づくり事業」の一環として整備したホール。
音痴揃いの評議員先生を揃えた(一社)日本音響家協会が選ぶ、当てにならない事で有名な辞退施設迄生み出している「優良ホール100選」???に選ばれてしまったらしいホール。
帯広市民文化ホール のロケーション
ところ 帯広市西5条南11丁目48-2
アクセス
北海道旅客鉄道(JR北海道)帯広駅南出口から徒歩5分。
帯広空港(とかち帯広空港)から帯広駅バスターミナルまで約40分。
帯広市民文化ホール の歩み
1962年(昭和37年):帯広市民会館開館
1988年11月28日 帯広市民文化ホール完成 帯広市民会館 閉館
帯広市民文化ホール のある帯広市のあらまし
明治時代に農耕馬を競争させたことから生まれたばんえい競馬が現在でも開催されている唯一の自治体としても有名な街。
嘗て、全国から巡礼者?の訪れた当時国鉄広尾線(1987年廃線)の「愛国駅」「幸福駅」があった街としても知られている。
住民基本台帳人口、167,540人/2017年3月31日
帯広-札幌 2時間46分/7,222円/JR特急/220.2km
帯広-(とかち帯広空港)-(羽田空港)ー 品川 3時間56分/44,800円/バス・JAL・京急
1883年(明治16年)5月、静岡県出身の依田勉三率いる晩成社一行が初めて入植した。帯広の開拓は晩成社はじめ、富山・岐阜など本州からの民間開拓移民によって進められたが、1903年(明治36年)の帯広監獄の設置に伴って急速に市街地が形成されたとされている十勝エリアの中心都市。
近年は2000年以来人口減少に歯止めが掛かっていない。
帯広市民文化ホール がお得意のジャンル
大ホール
ミュージカル、Jポップ関係のコンサートや、往年のアイドル・エンタテイナーのワンマンショウ、ジャズコンサート、歌謡ショー、懐メロ歌手の歌謡ショー、有名タレントの座長ショー、現代演劇、伝統芸能、落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンス・ショオーケストラコンサート等ジャンルに拘らない幅広い演目でこのエリアの多くの人達に受けいれられている。
またプロ演奏団体、以外にも数多くのアマチュア団体が利用している。
小ホール
主にセミナー、講演会、市民団体の集会、お稽古事の発表会などに用いられ、ジャズコンサート、小編成バンド、のコンサートや落語・演芸寄席、大道芸、パフォーマンスショーなどジャンルに拘らないバラエティーに富んだ催しが行われている。
帯広市民文化ホール の公演チケット情報
施設面から見たホールの特色
※ご注意;以下※印は当サイト内の関連記事リンクです。
但し、その他のリンクは施設運営者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。
大ホール
平土間部分(オーケストラピット部)と緩やかなスロープが続く前半部と比較的急峻な後半スロープをもつ1階メインフロアーと2階バルコニー席を持つ2層1バルコニー席のプロセニアム多目的ホール。
1階前半のみ打ち放しコンクリートのプレーンな壁面が一部顔を覗かせているが、それ以外のホール側壁は全て木質パネルを段差のある配置(凹凸)を用い表装している。
メインフロアー後方大向こう通路背後壁は、音響格子で表装された吸音構造。
2階バルコニー大向こう席背後は大胆なアンギュレーションをつけた形状となっている。
天井は一般的な波状のプラスターボードの反響板。
塗装仕上げの石膏ボードで表装された大型プロセニアムの上縁は大型コーナー反響板で天井に繋がっている。
ホール音響評価点:83点
(※関連記事「後悔しないコンサート会場の見分け方」まとめ はこちら。
内訳
定在波対策評価点:35点/40点満点(※客席周辺がプレーンな平行壁はx0.5=20点が持ち点と成ります)
残響その1(初期反射)対策評価点:18点/20点満点(※客先周辺石材壁の場合はx0.5=10点が持ち点と成ります)
残響その2(後期残響)への配慮評価点:15点/20点満点
客席配置 15点/20点満点(※客席周辺石材壁の場合はx0.8=16点が持ち点と成ります。)
小ホール
大ホール同様に「脇花道」を備えた1スロープのプロセニアム多目的ホール。
但しこちらは「タイル張り」のとんでもないプロセニアムを持つ。
約13mのホール建て屋を使っているので、余程の事が無い限りは560席の被害者は発生していないはず...。
公開されている資料・写真が限られているために音響評価はしておりません。
リハーサル室
床面積148㎡(約89畳)
手摺り付きのダンス・バレエ練習様の音響カーテン付き鏡張りの壁面を1面持つ、Pタイル床の安普請のリハーサル室がある。
ルーム音響評価点:20点
内訳
定在波対策評価点:10点/50点満点(ルーム低層部に1対以上のプレーンな並行壁がある場合は持ち点はx0.5=25点と成ります)
残響その1(初期反射)対策評価点:10点/50点満点(ルーム低層部3面以上がプレーンな垂直壁の場合は持ち点はx0.5=25点と成ります)
施設データ
- 所属施設/所有者 帯広市民文化ホール/帯広市。
- 指定管理者/運営団体(一財)帯広市スポーツ振興財団/帯広市。
- 開館 1989年1月開館 1988年11月28日竣工
- 設計
- ゼネコン
- 内装(音響マジック)
- 総事業費 35億円
大ホール
- ホール様式 、『扇形タイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
- 客席 2フロアー 客席配置図・座席表はこちら
- 大ホール固定席1,546席(内、親子席72席)母子室2室
車椅子スペース12席分 身障者用トイレ(オストメイト対応)
- 大ホール固定席1,546席(内、親子席72席)母子室2室
- 舞台設備 、プロセニアムアーチ: 間口19m 高さ9m、ブドウ棚(すのこ)、脇花道、小迫り、、反響板、オーケストラピット&エプロンステージ迫り、
- 各種図面,備品リスト&料金表。
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- 施設別舞台備品・図面;舞台平面図はこちら、舞台断面図はこちら、
- 舞台設備・資材・備品リストはこちら。
- 施設別ホール使用料金表 はこちら。
- 施設別ホール専用・備品利用料金表 はこちら。
小ホール
- ホール様式 『扇形タイプ』プロセニアム型式多目的ホール。
- 客席 1フロアー 客席配置図・座席表はこちら
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小ホール固定席560席(内、親子席28席)車椅子スペース12席分
身障者用トイレ(オストメイト対応) - 舞台設備 プロセニアムアーチ:間口13m 高さ6m、ブドウ棚(すのこ)、脇花道、、反響板、
- 各種図面,備品リスト。
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- 施設別舞台備品・図面;舞台平面図はこちら、舞台断面図はこちら、
- 舞台設備・資材・備品リストはこちら。
付属施設・その他
- ※楽屋x5、主催者控室、リハーサル室x、練習室x5、会議室x4、等。
施設利用料金
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施設利用料金案内 使用料金表 はこちらへ
デジタヌの独り言
今後の音響的改修で長寿命ホールへの道も...
1988年11月の竣工なので「可動プロセニアム設備」が無く当時一般的だった客席との断面積変化に配慮していない「軽量タイプのダクト型ステージ反響板」なので、多少癖のある籠もり音と成っている。
館屋自体は1981年の新耐震基準をクリアーしている強固?な建造物なので、耐震補強は必要無かろうが、
客席数を大幅に減らしてでも、エプロンステージ(オーケストラピット部)可動迫りを拡張し、奥行きの浅い大型重量級?「軽量発泡コンクリート製」の自走式バルクへッド(反響隔壁板)に改修するだけでも、各段に「響きの良い」「セミオープンステージホール」に変身できるであろう。
デジタヌの知っておきたい豆知識
参照覧
※、定在波の悪影響に関する解説記事はこちら。
※「都市伝説・良いホールの条件"残響2秒以上"は本当か?」はこちら。
※直接音、初期反射音、残響音についての(株)エー・アール・アイさんの解説はこちら。
公開:2018年2月23日
更新:2022年9月27日
投稿者:デジタヌ
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