タヌキがゆく

日立市の愚例! 《芝居小屋2017》

「誰がために槌音は響く」2017 シリーズ「歴史的木造建造物蘇生」

その2、日立市の愚例!

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文化財に対する理解の無い日立市(市長)では1965年に日立市民会館大ホールを「お上の補助金」で建設し、1967年に旧日立鉱山から寄贈された共楽館 と言う立派な公共ホール、は処置に困り?当時の日立市体育協会に押しつけ日立武道館として存続させるに至った。

2017年現在一部の市民グループが「レガシーホール」としての共楽館・復元・復興運動を細々と行っているが、市(市長)は「財政難」と「市民の総意」には至っていない事の2点を理由に難色を示している。

日立市の誇る有形文化財?

この施設は1999年国の登録有形文化財に登録され、

2009年に日立市自らも市の有形文化財に指定したlegacy(文化遺産)ホールである。

にもかかわらず、どういうわけか1990年設立の文化事業を行っている外郭団体(公財)日立市民科学文化財団の管理では無く1947年創設(1992年財団設立)の(公財)日立市体育協会)にその運営管理(指定管理者)を代行させている。

日立市の豊満財政

日立市は1967年に旧日立鉱山から寄贈された共楽館 運営・管理を当時の日立市体育協会に押しつけた一方で、

1988年から1990年まで2年の歳月をかけて、すでに前途日立市民会館が有るにもかかわらず、新たに「日立シビックセンターなる文化施設?を「有りがたくもお上から拝領した補助金」を使い建設した。

そして、この施設に新たに「音楽ホール」(収容人員825席、永田音響設計プランニング)なるコンサートホールを建設し、

親方日の丸役人(政府官僚)共及び、常陸範師?の再就職先(大手ゼネコン及び地元建設業者)繁栄のために巨大投資を行って来た。

更には、築後半世紀を経過し老巧化?した日立市民会館が1981年施行の新耐震基準を満たしていない事を理由に、この施設の建て替えを企んでいる?

雨漏りしても生き続ける文化財「共楽館」

この間、財政難?を錦の御旗に共楽館の抜本的な耐震補強改築工事は見送られ、国の登録有形文化財である共楽館は雨漏りさえする始末である。

実は耐用年数から言っても木造建造物の方が持ちが良い!

寺院や現存天守の例を引き合いに出すまでもなく、こまめにメンテナンスさえすれば、建設業者にとっては有難くないだろうが、数百年は持つ。

反面、日立市民会館の例を挙げるまでもなく、鉄と砂礫とセメントで出来た人造石材?である鉄筋コンクリートで建設された最近の建物は大体50年ぐらいで寿命が来る。

共楽館 が武道館であり続けなければならない理由とは?

1947年に設立された前身の 日立市体育協会が前途の理由で管理・運営を引き受けてくれた経緯が有り、今さら(公財)日立市民科学文化財団に施設運営(指定管理者)を移管できないのであろう。

しかし財団設立準備期間中に移管交渉はできたはずであるし、契約更新のチャンスも有るはず。

(公財)日立市体育協会とは

(公財)日立市体育協会は数多くのスポーツ施設を管理・運営を代行(指定管理者)しており、その中には立派な体育館(1974年竣工)も含まれる、更に現在日立市では新たに新中央体育館の建設も進めている。

完成すれば、体育施設に余裕ができ、現武道館(共楽館 )に固執する理由はないはずである。

日立市は指定管理者をさっさと(公財)日立市民科学文化財団に変更し、日立市民会館の建て替え等という暴挙に及ばず「文化遺産の保全」に市民の血税を回すべきでは無いのだろうか?

公開:2017年9月28日
更新:2018年8月24日

投稿者:デジタヌ

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