タヌキがゆく

「なにわ筋線」は本当に必要か? その3

「誰がために槌音は響く」シリーズ「都市交通研究工房」2017

第2回 消えては浮かび、浮かんでは消える 多彩な新線建設案?から続く

「なにわ筋線」は本当に必要か?その2

総事業費5.000億円超延長10kmの「なにわ筋線」建設に変わる、

総事業費、1.800億円/総延長約18km全線複線高架の、関空、新大阪、梅田グランフロント連絡鉄道案を考えてみたのでご披露する。

ご注意;※印は当サイト内の紹介記事リンクです。
但し、その他のリンクは当事者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

なにわ筋線建設総事業費5.000億円超の半額以下!で、大阪南部・和歌山県・奈良県中南部の沿線住民の南海・JR・近鉄南大阪線の沿線住人の殆どが新大阪駅と直結できるわけである!

「おおさか南線誘致」案。

「おおさか南線」建設案・路線概要

本線約8.5Km+八尾・柏原支線6.2Km+南海本線連絡支線2.2Km+南海高野線連絡線400m+JR阪和線連絡線400m の総延長約18Kmのおおさか南線である。

西から説明すると。

新線区間を最高速度120Km/h表定速度75Km/hで走行するとして。

/南海本線・から新大阪駅まで31.5Km 表定速度75Km/hで約25分

堺東駅/南海高野線から新大阪駅まで31.4Km 表定速度75Km/hで約25分

堺市駅/JR阪和線から新大阪駅まで29.4Km 表定速度75Km/hで約24分

八尾・柏原支線については第8回の通り。

新八尾南駅から新大阪駅まで23.5Km 表定速度75Km/hで約19分

古市/南大阪線ー新大阪間は(約31.6km)所要時間は27分/表定速度70Km/h

市内を抜けるのとさして変わらない時間で新大阪駅に到達できる!

各社とも一部の速達列車が利用すれば良いので、ダイヤ的にも十分余裕を持つことが可能であるはずだ。

例えば、

南海本線からは、ラピートと特急サザンの一部と一分の急行電車、

南海高野線からは、特急こうや号と急行の一分

JR阪和線からは、関空連絡「特急はるか」と紀国線特急、と関空快速、

JR関西線からは、昼間の大和路快速、

近鉄線からは、吉野線特急と昼間の一部の急行、

検討すべき点

1)本線・支線とも大阪環状鉄道(株)さんに建設主体(第3種鉄道事業者)と成っていただくとして、

2)問題は運行及び施設管理(第2種鉄道事業者)は何処がやるか?

今まで通りJRさんにお願いするか、場合によっては、4社(JR西日本、近鉄、阪急、南海)が出資して新会社を設立する必要が生じるかも、例えば大阪環状都市交通(株)とか。

3)南海、JRはATSシステムが共通(関空連絡線の都合で)だが、近鉄は異なるので、乗り入れ車両はJRタイプの機器も搭載する必要があるだろう。

優位点

総事業費が安くつく!

①本線部分の殆どの用地が旧関西線支線(貨物線)の跡地(道路用地)と府道幹線上に建設できるので、新たに発生する鉄道用地の取得費が少なくて済む。

②全線高架なので、地下鉄に比べ、建設単価(億円/Km)が格段に安くつく!(新幹線程度)

③防災上も、津波被害に遭いにくい、高架構造の方が、浸水被害必然の地下鉄よりも安全、

④交通結節点(ハブポイント)が多く在来路線とネットワークを形成出来る。

⑤都心部通過型の「なにわ筋線」に比べ、交通網が整備されていない地区を通過するので、都心部周辺エリアの再開発、利用促進に繋がる。

【大阪市内中心部は地下鉄網が完備しており、商都大阪の中心・本町を通過していない「なにわ筋線」は四つ橋筋線・堺筋線ほどの通勤・通学利用者は無いだろうし、昼間の一般現金客も並行する(新なにわ筋の地下を通る)千日前線並みかそれ以下であろう!と言うことは又御堂筋線の混雑緩和にも繋がらない!、つまり西区・南区の住人にはあまり恩恵は無い!、以前より度あることに述べているように、「なにわ筋線」は、大阪南部、和歌山、奈良中南部の市町村にとっては、(新大阪駅直結という点で)喜ばしい事ではあるが、都心部に居住している市民には、何ら必要ない路線である!】

⑥緑で示本線ー八尾・柏原支線間の"短絡線"を設け、新柏原駅でJR奈良線が乗り入れ可能な駅構造とすれば、奈良県・関空間の直通快速や・「はるか」を運行できるように成り、天王寺乗り換えより便利良くはるかに?短い時間で関空と観光都市「奈良」を結ぶことが可能となる。

この際大局的な立場に立って、なにわ筋線の建設計画・推進は白紙撤回すべきではないだろうか?

公開:2017年8月 6日
更新:2017年12月27日

投稿者:デジタヌ

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