タヌキがゆく

「なにわ筋線」は本当に必要か? その2

「誰がために槌音は響く」シリーズ「都市交通研究工房」2017シリーズ「なにわ筋線」は本当に必要か? その2

第2回 消えては浮かび、浮かんでは消える 多彩な新線建設案?

※その1 「なにわ筋線」事業具体化の動きは(大阪市民にとって)心底喜ばしい事なのか?から続く。

ご注意;※印は当サイト内の紹介記事リンクです。
但し、その他のリンクは当事者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

大阪市を中心?とする大阪都市圏に関する交通網に関しては、以前にも述べたように

審議会だけでも、近畿地方交通審議会(国土交通省、近畿運輸局)

{近畿地方交通審議会の答申第8号(2004年10月)では目標年次を平成27年(2015年)とし、対象地域は近畿2府4県とし、大阪都心部を中心とした半径50kmの範囲としていた。}

それに大阪市鉄道ネットワーク審議会(2013年9月設置)と言う組織があり共に(国や市の)諮問機関として活動(具体的計画案の審議・審査)を行っている。

何れも関西に関わりのあるお偉い先生方が審議委員に名を連れている。

もちろん、此らの組織はあくまでも審議会なので、審議要請の計画立案には関与していない。

尤もらしい計画を取りまとめて、審議資料を作成しているのは大阪市の場合は都市計画局計画部交通政策課交通局経営管理本部経営管理部経営企画課(鉄道事業企画担当)
の2部署である。

但し此らの部署も意見を「取りまとめ」立案し資料作成しているだけで起案はしていない。

なら誰が、計画を起案しているのか?

それは「市民団体」=「超党派市議団と土木・建設業界関係者」である。

だから、「トラムのような儲からない仕事」はさっさと取り下げ「地下鉄建設」盲進?するのである。

彼ら大阪市の地下鉄盲進計画推進派のよりどころ(大義)は。

彼ら自身が起案し大阪市に立案と資料作成をさせた審議案に基ずく「近畿地方交通審議会の答申第8号」(2004年)であった。

その有りがたい第10回近畿地方交通審議会(2014年7月)で【?新規路線整備については、答申第8号に掲げられた路線・地域の うち、一部については具体的な検討が進められているものの、実現 には至っていない。】

と指摘され、2004年当時は「2015年までに実施される予定であった、大阪市内トラム路線計画」大阪市鉄道ネットワーク審議会へのお伺いではあっさりと取り下げられてしまった!

【※このトラム事業に関してのランク付け資料「(参考資料)近畿地方交通審議会答申第8号(冊子)(略)」は最近7月になって非公開資料となった。】

2014年12月8日に開かれた6回大阪市鉄道ネットワーク審議会

では大阪市内トラム路線計画は議案にすら登っていない!

同審議会に提出された具体的路線計画案件は当時の橋下大阪市長の意向を汲み以下の3路線に絞られた。

①なにわ筋線 

②西梅田十三連絡線(新大阪連絡線含む)

③中之島線延伸

この3つの計画をお偉い先生方が審議(評価)した内容が審議会答申に盛り込まれ。

結果①と②が大阪市で正式採択され、本年2017年5月のマスコミ発表につながるわけである。

市当局者はその時々の与党?(市民団体=市議団と業界団体)の「利権と面子」の為に余り気乗りのしないプラン造りに

労力と貴重な血税をかけ、日和見主義と利権確保のために、場当たり的な交通盲計画?と、具体的建設実施計画のための「口実調査」や「口実統計資料」その他の膨大な審議用資料作成のために、膨大な時間と経費と彼ら自身の能力までも無駄に浪費していたのであろう。

細かいプランニングを担当した市当局(都市計画局計画部交通政策課と交通局経営管理本部経営管理部経営企画課(鉄道事業企画担当))担当者は、

『利害や利権・はあっても「理念や理想」といった崇高な思いなど、かけらも持ち合わせていない』

といわざるをえない!

この稿「なにわ筋線」は本当に必要か? その3に続く。

公開:2017年7月31日
更新:2017年12月27日

投稿者:デジタヌ

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