タヌキがゆく

【レビュー記事】2006 耐震補強工事と言う名の、手抜き隠蔽工事その1

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<本記事は03/03/2006に初稿公開した記事です>

昨今ホテル・.マンションの耐震強度偽装問題が話題になっていますが、実は私たちの身近なところで、もっと大惨事になりかねない手抜き建造物の"隠蔽工事"が密かにと言うか堂々とでも言うか進行しているのをご存じですか。

それは、全国各地で行われている、高架橋の橋脚の耐震補強工事なのです。

なぜ"耐震補強工事が欠陥隠しなのか"というと、補強工事を施工する前の橋脚自体にかなりというか、根本的な問題を抱えた橋脚が多いからです。 専門的に言うと、"打ち継ぎ不良"というひと言になります。

一般の方はご存じありませんが、コンクリートは"水"との"化学反応"で固まるのです。いや本当は中学校の理科で学んだはずなのですが、コンクリートは乾いて固まると思って居られる方が多いのです。 前出の通り実はそうではありません、さらにコンクリートが固まる際にセメントや骨材の砕石より軽い"土埃"は浮遊土として上面表層に浮き上がる事実です。

つまり固まった後のコンクリートの上面は土で覆われています!従って、多くの橋梁工事で見られるように、橋脚をたてて、数週間放置後、上部の梁(鳥居に例えるなら横に渡した天梁棒)を後から追施工する場合は接合面を"研磨"もしくは"高圧水洗浄"で積もった土塊をとばして、コンクリート面を露出させることが規定されています。

しかしよほどの注目工事でもない限りそんな面倒なことを実施している現場は見あたりません!

つまりほとんどの現場では積もった土埃の上からそのままコンクリートを継ぎ足すのです

結果コンクリートはこの部分で繋がらづ、バームクーヘン状態のまま、上に載っただけの状態、例えるなら、だるま落としのダルマと同じように重リ合っているだけ!と言う結果になります。

歳月がたつと、雨水などがこの部分に流れ込み、徐々に泥を洗い出すこととなり、目で見てはっきりと判るかるほどの隙間{私が目撃した最もひどい例では、1m角の橋脚の向こう側がはっきりと見通せるほどの隙間(表面では平均5mm程度隙間が空いていた)}が生じます。

元来橋脚は、コンクリートで上下の加重、内部の鉄筋で上下左右の引っ張り加重を支えています。

公開:2006年3月 3日
更新:2017年9月17日

投稿者:狸穴猫

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