狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

ほどよい貧乏?ー【エッセイ】2006 

<本記事は01/08/2006に旧サイトに初稿公開した記事のお引っ越し記事です>

『ほどよい貧乏』

「ジャンコー」「、ジャンジュー」ご存じ"最初はグー"で負けたものが全員の缶飲料をおごる?例の行為である。
 
私は、現在長距離トラックの"運ちゃん"をやっているが休憩室で同僚が集まると、決まって誰かが言い出す。1人で、飲んでも良いし、他人のつきあいで飲みたい代物でもないが、なぜか、つい乗ってしまう。
 
多分、これが"ほどよい貧乏"というものなのだろう。
「薄給で、家族を食わすのがやっと、小遣いなんか満足にあらへん。」「こんなえらいめして、こんな薄給じゃやってられんは!」とぼやきながらも、ささやかな満足感に浸っている。

以前一時、ガードマンで凌いでいたことがあったが。この時には、だれも言い出さないし、乗る奴も居なかった。

つまり、本当のビンボーなのであった。働けど、働けど、、、、、の世界である。
飲み代をひねり出すのがやっと?食うだけで精一杯、「とてもとても他人のコーヒーなんて」、であった。

 

公開:2006年1月 8日
更新:2018年7月22日

投稿者:デジタヌ

TOPセキレイが教えてくれた自然の大切さ... ーシリーズ「何とかしようよ我が町柏原」2006


 

 



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