連載《 ♥ patriotism(愛国心)は nationalism(国粋主義!)とは別物! 》ー第3回ー
象の集団、猿の集団には血縁で出来た群(コロニー)は有っても、王国は存在しません!
第1項 一匹狼では狩りは出来ない!
第1目 自然界において...
多くの動物は一匹では生きて行けません。
群れから離れることは、即"死"を意味しています。
第2目 草食動物の世界では...
特に草食動物達はお互いをかばい合い一致団結して外的と戦い、餌場を確保しています。
よく、『あの人は"一匹狼"だ』等と例えますが、
オオカミの世界でも実際には群れで狩りをし、お互いの役割は明確に決まっており、
ウサギなどの小動物はいざ知らず、実際には大きな獲物を狙うには一匹狼では狩りは出来ません!
第2項 象や猿の群れには王国は存在しない!
象の場合、猿の場合でも、集団(群)間で水場や餌場を取り合ったりし、最近の研究では子象を盗み合ったり、敵の子猿を食べてしまったり!
と言った集団間の小競り合い等も、しょっちゅう発生しているという事です。
第1目 象社会では
集団で弱者である"子象"を守り、ひとたび外的に襲われるようなことが起これば、リーダーの象が文字どおり命を賭して外的である肉食獣と戦う事はよく知られています。
像の群れには"強いリーダー"がいるからこそ、水を求め・餌を求めサバンナの中をリーダーの進む方向について行くのです。
第2目 猿の群れでは...
猿の世界でも同じ、普段は威張っているだけのボス猿も一度、外的に遭遇すれば命を賭して外的と戦います。
第3項 人間社会では仲間意識が発展して『グループ(国家)に対する帰属意識』に...
構成要素となる個体(個人)から見れば、コロニー(集団)に対する仲間意識は、"思いやり"や"いたわり"と言った家族愛の延長線上のものです。
『国』とは、概念的、観念的な集団
人間社会だけに存在する『国』とは、概念的、観念的な集団であり自然発生的な事象とは考えにくいのです。
つまり共通の利害関係を持つ複数の集団が連合を組んだり、前近代においては、野心(征服欲)に満ちた『リーダー=国王』が周辺のコロニー・コミューンを併合して、コロニーの集合ができあがり、国家を形成したと考えられています。
"国家"と個人の関係は"利害関係に基づいた"、義務と権利と言った杓子ばった関係が根底にあり、『グループ(国家)に対する"帰属意識"』が『愛国心』といった言葉で表現されているのではないのでしょうか?
かつては、宰相も数多く存在した
かつては、人間社会においても、いざという時に命を賭して国民・領民の為に働き、国家を守ろうとした宰相も数多くいました!
しかし近代・現代の日本では威張っているだけで自らは何もしないで、
挙げ句の果てには弱者救済どころか、『お年寄り』や『子供』『身体の不自由』な人達、いわゆる弱者を平気で切り捨ててしまう。
自然界では「およそ有り得ないようなリーダー」も、数多く出現してきたかのように思えて成りません。
公開:2008年4月29日
更新:2024年3月17日
投稿者:デジタヌ
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