狸穴ジャーナル『タヌキがゆく』

連載《 ♥ patriotism(愛国心)は nationalism(国粋主義!)とは別物! 》ー第2回ー

第2回 我が"日乃本"における"愛国心"の変遷

※<本記事は2008年4月29日から旧サイトで初稿公開した連載レビュー記事のお引っ越し記事です>《 天声狸語2008 》シリーズ

ご注意;※印は当サイト内の紹介記事リンクです。

但し、その他のリンクは当事者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

ココで論じている♥ patriotism(郷土愛・愛国心)とは、戦前の国粋主義や、全体主義が唱える様な"隷属的"な"忠誠心"」ではありません!

第0項 江戸時代には君主に対する『忠義』

有史以来約2千年に渡り!、小国の寄せ集め Federation(連合体)だった頃の、feudalism(封建主義)特に鎌倉時代(1333年~)以降は武士階級の愛国心とは、君主=殿に対専念する『忠義・隷属』その物でした。

第1項 戦前は『天皇に対する忠誠心?』

それが明治維新で天皇がSovereign(元首)と成られて教育勅語が発布されると、

一般民衆は『天皇に対する忠誠心』こそが"愛国心"その物であるかのように徹底的に洗脳!されました。

一方、実際に日本を動かしていた政府高官、軍部、そして財界人は、

天皇を"現人神"として為政者の座から"神"の座に祭り上げて...

言い換えれば実権を奪っていた!わけです。

そして敗戦後に、天皇が神の存在から"人"に降りてこられて

一部の政府関係者以外では、"愛国心"が忘れ去られ!♥ patriotism(愛国心)の根源となるべき家族愛・郷土愛までが消え失せてしまいました。

第2項 敗戦直後の食うこともままならぬ状況下では愛国心など何処えやら

大東亜戦争敗戦後の、食うこともままならぬ状況では『食うことが、優先』して、一般庶民はそのことだけに明け暮れていたのです。

『人を押しのけてでも自分さえ良ければよい!』風潮が世の中を席巻し根付いてしまいました。

平成・令和の"太平の時代?"では

平成・令和の"太平の時代"では、愛国心は、スポーツの国際イベントで"『頑張れ、ニッポン!』と言う声援"を発することで、自らも選手と同じ"日本人"で有ることに酔いしれて、

"一喜一憂することが"、愛国心で有るかのような風潮"ができあがってしまいました。

第3項 オリンピック や ワールドカップ 等での大衆の驚喜・狂乱ブリは戦前の全体主義国粋主義の復活を...

小生は、"コンナ薄ぺらい愛国心"など国粋主義者・全体主義者に悪用されるだけで何の意味も持たない!いえるでしょう。

(お隣K国と大して変わりません!)

昨今の、オリンピック やワールドカップ等での、サポーター、フーリガン等の振る舞い・暴挙!、戦前の全体主義の復活!を思い起こさせられて背筋がゾッとします!

 

公開:2008年4月29日
更新:2024年3月17日

投稿者:デジタヌ

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