タヌキがゆく

福知山線の惨事は教訓として活かされるか?  レビュー・2007 

※<本記事は2007年12月10日に旧サイトで初稿公開したレビューのお引っ越し記事です>

後編 福知山線の惨事は教訓として活かされるか?

以前、福知山線事故をさかのぼること数年前、山陽新幹線トンネル内のコンクリート落下事故が多発した際。

TVニュースでリポーターの質問に答えた当時の社長がコンナ暴言を吐いた事を強烈に覚えている。

曰く 「安全に100%は無い!、ただ今総点検を命じたところでもあり、今後落盤事故が発生しないとは約束できない」

小生は耳を疑った! 安全第一で乗客の命を預かるはずの鉄道のトップが言う言葉か?!

折しも臨時国会開催中の出来事、翌日の予算委員会でキョ~サン党あたりから動議が起こり当時の運輸省がきりきり舞いするのでは...と期待したがあっけなく肩すかし。

国会の野党がコンナ体たらくなものだから、その後JR西が増長、利益追求が益々エスカレートし、あの痛ましい大惨事へと繋がったのではないか?

民営化して以来、併走する私鉄と乗客の奪い合いを繰り返し、営業収益の向上がJR西にとっては金科玉条となり、鉄道事業にとっての最重要命題「安全運行」が忘れられてしまったようである。

信楽高原鉄道の事故の時も、遺族や被害者の方々への補償もそっちのけで当事者同士で責任のなすりつけ合いを演じておきながら、事故その物の反省と教訓は全く活かされていなかった!

社内に蔓延している「ワイは関係ない」風の他人事意識が無くならない限り、今後も事故は無くならないであろう。

公開:2007年12月10日
更新:2018年4月 9日

投稿者:デジタヌ

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