タヌキがゆく

「アスペルガーの母子に捧げる社会順応講座」2017 第3回

新シリーズ 「苦節66年、障害と共に歩んできた我が人生。?」

第3回 たいていのアスペルアガー星人はADHDも併せ持っている。

マミニャンとの世間話で先に逝った小生の実兄のエピソードが話題にあがると。
『お兄さんは、アスペルガーというよりはADHDよね!』

と成るもので、小生は前前回述べた「事件?」までアスペルガーとADHDは全く別物だと思いこんでいました。(それこそアスペルガーたる所以?)

ところが、今回のいきさつで、改めて問いただすと。

『そうね、たいがいの人(アスペルガー)はADHDも併存している見たいね!』

とことも無げに宣ってのけました!

『エ...?』

心の中で「そんな事いってなかったじゃないか!」です。

最も小生の頭にあったADHD像はNHKの報道特集当たりで取り上げるニュース程度。

授業中に、先生の制止も聞かず、教室を走り回り授業妨害をする糞ガキ

「セッカチな実兄」 程度の認識で、

「大人のADHD」とはどういう症状なのか、気にも掛けていませんでした。

つまり他人事だと思っていた訳です。

しかししかし、...。


小生が、社会人に成って以来、仕事上で困ったこと(又はハタ端迷惑をかけたこと)を思い起こすと、多くの出来事は「ADHDの症状」がなせる技で、コミュニケーション障害が根底にある「アスペの症状」では無い用に思えてきたのです。

この2つの発達障害※注1は学会でも、「1つの発達障害」だとする説と、客観的な症状が異なることから「別のタイプの発達障害」だとする説が有って決着は付いていないようです。

小生のように賑やかなタイプ?に分類されているグループはADHD傾向が強く表れているようですし、無口で陰気なタイプ?は、あまりADHDが表面には表れていないのかもしれません。

はっきりしていることは、

「□□とアスペルガー(の症状)」につける薬は無い

けれど、ADHDとしてグループ化される症状の1つ「注意欠陥」を改善し「衝動性」を抑える効果のある薬は近年になって何種類か治療薬として「承認」されている事実です。

治療を受けている小生の感想では確かに薬を服用していれば、ADHDに特有な症状である「注意欠陥」も改善され「衝動性」も抑えられている様な気はします。

但しこれらの薬は処方箋が無いと入手でき無い薬です。

なので、上記の症状に心当たりのある方は、お近くの心療内科を訊ねて、ご相談(受診)してください。

なお小生が服用している「12時間型」のお薬は、効き始めるまでに約1時間、そして薬効が切れると軽い揺り戻しが表れ、薬効が無くなってから1時間ぐらいは、極端に判断力、運動能力が落ちるので、主治医と良く相談して毎日の生活リズムにあったお薬を処方していただく事をオススメします。

循環器関係の病気、特に心臓病を煩っていると副作用のために悪化する場合もありますから、いまかかっている内科で処方されているお薬(ないしはお薬手帳)は持参した方が良いでしょう。

小生が服用しているお薬は、ある種の認知症の治療にも使われているようで初期の軽い「ある種の認知症」の進行を抑えたり軽減する効果も有るそうです。

現役引退する際に、

行く先々で挨拶する度に、

『オッチャン何でヤネン?...』

と訊ねられたら、その都度以下のような説明をしていました。

『ウーン...頭の病気でナ。まあ例えたら、生まれつきの認知症と言うところかな?』

『フーン.....そんな病気が有ったんヤ、そんな風には見えへんのやけどナ?!....でもオッチャンがそう言うんやったらそうなんやろな?...』

と心配そうに別れを惜しんでくれたものでした。

<続く>

[※注1、アスペルガーとADHDに関する2つの学説について。

「特有な行動パターンで捉え、2つは異なった脳部位の発達障害だ」と主張した説と、

実は「同じ脳部位の発達障害が客観的にみて異なった症状(行動パターン)を引き起こしている」と言う学説。

の2つの学説があり、学会ではそれぞれを主張するグループに別れ論争中(研究中)で明確な結論を得ていないのが現状のようです。

つまり、他の発達障害、例えば「読字障害」や「言語障害」のように科学的に原因となる脳の「野」が特定されていない状態で、「症例」だけにたよる「レガシー精神医学」の領域で論争が繰り広げられているように小生は感じています。

小生は、症例だけで判断せず、広く脳科学者・病理学者も交えて発達障害を議論・研究すべきでは無いのでは?と思っています。]

公開:2017年7月24日
更新:2017年8月 5日

投稿者:デジタヌ

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