タヌキがゆく

母子のためのアスペルガー順応講座 第16回

※<本記事は12/01/2008に旧サイトで初稿公開したレビューのお引っ越し記事です>

シリーズ「デジタヌの16禁!恋愛指南!? 」

第16回 脱線編 据え膳食わぬは...続編

清志(キヨシ)君という名のアスペルガーのお話、

小生が東京に住まいしていた頃、有る女性と知り合いになり、色々相談に乗るように成った。

彼女は今密かに巷で話題になっている"性依存症"の女性であった。

北海道で女ばかり4人姉妹の中で育った彼女は、幼い頃から両親に疎まれたことや、女子高に通っていた頃に処女喪失したこと、短大生のころに「おじさんセールスマンのオモチャ」になっていたこと等を小生に打ち明けてくれた。

今の亭主は、短大の時、

『コンナ事(おじさんのオモチャ)をしていてはいけない!』

と思う様に成っていた頃、スキー場で「東京から来た」と言うスキー客に声を掛けられ、文通のすえ何度か北海道まで足を運んでくれたその律儀さにほだされ、

「この人ならば、心底私を大事にしてくれるに違いない、ひょっとして私も東京で真人間に生まれ変われるかもかも知れない!」

と思い、"清い関係"のまま結婚したそうである。

但し、"彼女が清い関係を望んだ"のでは無く、お馬鹿さん(アスペルガー)の清志君が"そう望んだからそうなった"までの話だと教えてくれた。

形通りの結納を済ませ晴れて婚約者となった彼女は、有るとき北海道から東京まで飛行機にのって彼に会いに来たそうである。

某一流外資系企業でSE(システムエンジニア)をしていた彼は、今から20数年程前 既に年収1千万円近くの高収入で、若くして私鉄沿線の東京下町に分譲マンションをローンで購入していた。

ご両親の住まわれている実家に泊まらせていただくつもりで上京してきた彼女は、両親の粋な計らいで彼の購入したピカピカの新築マンションに彼と二人きりで泊まることになったという。

マンションには、当時最先端のオーディオ機器や、LPレコード、レーザーディスク、何十万円もするオープンリールデッキ、それに当時は100万円を超えていた最新型のNEC-PCが所狭しと並べられ、さながら秋葉原のVIPショールームの様相を呈していたと言う。

あらかじめ彼の両親がマンションの客間に、用意してくれていた隣どおしのお布団で枕を並べ、並んで一緒に横に成ったとのこと。

彼女は、今か今かとドキドキしながら"その時"が来るのを待ったそうである。

が、 やがて隣からズー、ズーと鼻息ならぬ鼾(イビキ)が聞こえだし仕方なく彼女も眠りについたそうである。

翌朝、スッキリした顔で目覚めた彼は、

『アア気持ちいい、久しぶりに緊急呼び出し電話も無かったし、よく眠れたのは君のおかげかも知れない!』

と平気で言ってのけ、彼女を促し朝食をいただきに実家に戻り、浮かぬ顔の彼女に気づいた心配顔の両親をよそに、朝からモリモリごちそうをたいらげ、意気揚々と勤務先の某銀行の計算機センターに出勤して行ったそうである。

彼女はご両親に羽田まで送られ。

『あんな息子ですが、くれぐれも宜しくお願いします』

と深々と頭を下げられ、送迎デッキから見送られながら北海道に戻ったそうである。

皆さんはドウお思いになりますか?

<まだまだ話のネタはつきないゾ~!今後ともこうご期待>

公開:2008年12月 1日
更新:2017年7月18日

投稿者:デジタヌ

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