タヌキがゆく

芝居小屋2017 地方で役立つ真の多目的ホール。-レビュー記事-

「誰がために槌音は響く」2017 シリーズ「歴史的木造建造物蘇生」

その3、地方で役立つ真の多目的ホール。

日本には、歌舞伎以外にも能狂言・雅楽・神楽・、伝承芸能と大衆演劇・民謡・演芸などの大衆芸能がたくさんあり、それぞれ熱心なファン層を、持っている。

ご注意;※印は当サイト内の紹介記事リンクです。
但し、その他のリンクは当事者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

これらの日本古来の芸能は西洋音楽と違い「間・静寂」を楽しむ芸術でもある。

つまり最近流行の「エコールーム」的残響てんこ盛りホールでは、滑舌がはっきりせず「聞いていて疲れる」公演に成ってしまいやすい。

この点、木と、紙と、布(幕)で出来た「芝居小屋」は日本の芸能にピッタリで有る。

更に能舞台などでは、反響の無いトランジェント(※weblio辞典)の良い、音を求め舞台の下に瓶をおき、余分な残響を共鳴によって熱エネルギーに変換し締まった音を発するように工夫されているほどである。

各地で再生された文化遺産としての「芝居小屋」

旧金毘羅大芝居の成功で全国に資料館・記念館としての「歴史的芝居小屋」が再興されているのは喜ばしいことでは有るが、「過去の遺物」と成ってしまっては意味がない。

記念館としての木造建築物なら「お城の天守」で充分であるし。

歴史検証の展示物であれば明治村に在る「呉服座」1館で充分である。

活きた文化財。

芝居小屋は寺院同様に「活きた文化財」でなければ成らないし、そうでなければ今後レトロブームが去った時、訪れる人も無くなり再度荒廃への道筋を辿る結果となってしまうであろう。

活きている歴史的建造物を目指すには、

「できた施設と子供な育てなければならない」ので以下の様な延命・復興策はいかがであろうか?

1)全国大衆演劇フェスティバル。

全国の旅巡業の大衆演劇一座に声をかけ、毎年数団体、1団体1週間程度のロングラン公演で自治体内の他の施設(公民館など)も併せて同時興業し「大衆演劇フェスティバル」と銘打って開催する。

2)全国実験演劇フェスティバル。

同じく各地で、頑張っている地方劇団に声をかけ、「芝居小屋」を中心会場に、町内の各文化施設で、「フェスティバル」を開催する。

3)全国学生演劇コンクール。

ア)全国の大学・高校・演劇専門学校に呼びかけ、「学生演劇部」の「演劇小品のコンテスト」の予選を町内の各施設で数日かけて分散開催する。

イ)本選は「芝居小屋」の大舞台で昼の部として5団体で各「30分程度の小品公演」の本選会を行い、夜の部で優勝団体を発表・表彰する。

ウ)ガラ公演として、優勝団体には芝居小屋での2時間程度の舞台公演をプレゼントする。

夏期シーズンに行い、宿泊には、町民に協力を仰ぎ1家庭2名程度のホームステイで出場者の負担を軽減すると共に、一般観光客の宿泊施設を確保する。


エ)全国農村歌舞伎フェスティバル。

全国の自治体に呼びかけ、主催自治体、後援:文化庁、所在県、出場自治体で農村歌舞伎のお祭りを、1日1演目、1週間程度開催する。

オ)全国唱名・雅楽・音楽祭。

宗教団体を通じて全国の寺院に、雅楽協議会、神社庁(三重県)などに呼びかけ、雅楽と唱名のフェスティバルを開催する。


など等、観光資源としの芝居小屋を全国にアピールし、自治体の観光産業振興の一環事業とする。

公開:2017年9月28日
更新:2017年12月10日

投稿者:デジタヌ

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