タヌキがゆく

芝居小屋2017、 レトロブーム? ーレビュー記事ー

「誰がために槌音は響く」2017 シリーズ「歴史的木造建造物蘇生」

その1,レトロブーム。

ご注意;※印は当サイト内の紹介記事リンクです。 但し、その他のリンクは当事者・関連団体の公式サイト若しくはWikipediaへリンクされています。

昨今。レトロブームとかで、LPレコード、フィルムカメラ、カセットテープ等がもてはやされている。

同じ流れで、伝統芸能、に関心を持つ若者が増えてきているとか。

世界最古のオーケストラ「雅楽」の団体。

各地の農村歌舞伎の復興。

神楽の復興・保存活動。

結構な話ではあるが、「一過性のブームに終わって欲しく無い」と願うのは筆者だけか?。

全国芝居小屋会議

例えば,最盛期全国に3000件以上有ったと言われているおらが町の「芝居小屋」。
現在その多くが姿を消し、変わってお上の有難い(補助金付きの)ご沙汰で、
ほぼ同数の市民会館・公民館などという、鉄と、コンクリートでできた「モダン・ホール」に取って代わられてしまった。

レガシーホール・芝居小屋の復活

昨今の、町おこしや熱や老人(微酔狸含む?)の懐古趣味、青少年のレトロ嗜好に後押しされてその価値(歴史的建築物)が見直され、各地でボランティアによる保存運動・再興運動が起こり、徐々にでは有るが芝居小屋復興の成果が現れだしている。

能登・七尾 芝居小屋再生運動 「でか小屋再生おせっ会

しかし一部の自治体を除いて、市民全体の賛同を得るまではいたっておらず、未だ未だ小数派の「ごく一部の市民」による市民活動が行われているだけで有る。

又、建築物としての芝居小屋の「往年の姿」が蘇っても、実態は保存館であったり、歴史資料館であったりして、本来の「芝居小屋」すなわち「レガシーホール」として機能する所まで至っていないのが現状ではないか。

更には、復興の願いもむなしく「雨ざらしで朽ち果てる」のを待っているような施設も見受けられる。

固定概念をぶち破れ!

今大事なのは、芝居小屋に対する「旧来からのイメージの払拭」では無いだろうか?

エンタメ全盛?の昨今、「芝居」だけに頼る懐古趣味運営では、せっかく復興した芝居小屋もたちまち忘れ去られてしまうだろう。

これからは、岐阜・中津川市「かしも明治座」のように、自治体の公共施設として、活きた「和風ホール」として存続する方向を模索すべきで有ろう。

再就職先(大手ゼネコン)の為の文化事業?である町民ホール建設?から、地域に根ざした「レガシーホール」の再興・再建に方向転換すべき時期にさしかかっているような気がする。

大規模木造建造物の復元。


町おこしの一環として、愛媛県大洲市の大洲城は21世紀に入った2004年に復元されたものである。

観光目的の博物館・資料館で有るが、木造で往年の姿を復興したことに意味がある。

同じように規模は小さいが新たに、木造の伝統的芝居小屋を新築した例(※紹介記事はこちら)もある。

芝居小屋=レガシーホールの活用法。

岐阜県中津川市蛭子座のように21世紀に入り1年がかりで大規模改修工事を行い、「蛭川公民館」として現在に蘇った施設も有る。

しかし、残念なのは殆どの自治体ではお上から(補助金付きで)拝領頂いた、立派な「モダンホール」が有り、「レガシーホール」は脇役でしかない点である.

公開:2017年9月27日
更新:2017年12月10日

投稿者:デジタヌ

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