四季自然喰処 たちばな 道頓堀本店 《 ブリュワリー のある お店 Navi 》
Official Website http://www.dotonboribeer.co.jp/
たちばな 道頓堀本店 あらまし
道頓堀の松竹座の地階にあるレストラン(芝居茶屋)街の中にある。
「道頓堀麦酒醸造株式会社」が併設している直営レストラン。
併設されているブリュワーズで醸造している地ビールが供せられている。
自家製作りたての「拘りの豆腐」は、厳選された材料(「日本の滝百選に認定された雨滝の名水」「国産のサチユタカの大豆」「黒潮の天然海水本にがり」)で職人が手作りした本格豆腐。たかが豆腐とは侮れない味わいの逸品。
デジタヌの食いしん坊レポート
過日、いつも通り愛妻?マミニャンと同伴で出かけてみた。
第一印象は、ズバリ隠家!
このお店は、最初からこのお店が目的でないと見つからない?
本来松竹大歌舞伎のおおさかでの本拠"松竹座"の"茶屋"であり、通りすがりの「一限さん」がちょっと寄ってみようか?と気まぐれで入れるような場所にはない。
松竹座の表にはさりげなく「地下レストラン街入口」の控えめな看板があるだけで、建屋内のエントランス(劇場入口の両脇)に入って初めて、レストラン街でよく見かける案内板が壁面に設えられている。
つまりこの地下街は、松竹座専属の施設となっており、他のビル、他の地下街とは完全に独立した、松竹座ビル?の地下にあり、なかでもたちばな 道頓堀本店は一番地下の地下2階にある!。
雑居ビルさながらのわかりづらい自動階段(エスカレーター)を下り、やっとの思いでたどり着きのれんをくぐると、エントランスホール脇正面に、ガラス張りで隔離された地ビールの、醸造設備が鎮座ましましている!当然のようにガラス窓の脇に席を取った。
まずわこのお店の定番ジャーマンエールから
道頓堀麦酒直営レストランのこのお店「たちばな 道頓堀本店」はマイクロブリュワリー(※1)を併設しており、ジャーマンエールの「大阪ケルシュ」「大阪アルト」「大阪ポーター(※2)」の3酒を定番として通年醸造している。
さて、本題の食いしん坊レポートであるが、小生は「煮魚定食」マミニャンは「天ぷら定食」をいただくことにして、とりあえず自称「地ビール評論家?」として、このお店の定番3酒の中から小生は「ケルシュ」マミニャンはこの時期限定醸造の「アメリカンペールエール」を頂く事に。
向かい合わせの愛妻とまずわ乾杯!
「...ウーン。美味い!」意地を張って「ケルシュ」をオーダーして正解であった。
こちらが通年醸造している麦酒は本場南ドイツバイエルン地方の「ドイチェェビール」で、通常のマイクロブリュワリーで多く見らえるようなアメリカン・エールビールは、四季に応じた限定醸造なっている。
何が違うのか「苦み走ったホップの味が利いている麦酒」なのだ。
試しにマミニャンがオーダーしたこの時期限定の「アメリカンペールエール」を試飲(単に横取っただけ!)させてもらったが、アメリカンペールエール共通のフルーティーな味わいであった。(当たり前か!)
続いて、小生は。「アルト」を頂き最後に「大阪ポーター」をオーダーした。
まるでカフェラテのようなクリーミーな泡立ちと味わい
「大阪ポーター」ギネス同様に焙煎している麦を使用した黒ビールなので当たり前と言えば当たり前だが、ギネス同様にまるで「カフェラテ」のようなクリーミーな泡立ち、しかも味わいも通常の「黒生ラガー」とは違いカフェラテを連想させる「ほろ苦さ」を持ち合わせている。
別の言い方をすれば、少し苦みの利いた「樽詰めギネス(※3)」といった感じ。
さてお料理はというと
これがまた大当たり!
もともと芝居茶屋として、松竹座の中にあるわけで、当然大歌舞伎の時には「芝居弁当」も提供する、本格割烹であり、「京風の仕出し屋さん」でもあるわけで、そのお味は「本格的京風仕出し弁当」のはんなり(上品)した、それでいて「まったり(コクのある)」した本格和定食。
勿論同店ご自慢の「手作りすくい豆腐」も付いてくる。
豆腐に目の無い「豆狸?」の小生にとってはたまらない一品であった!
ウ~ン、ほんとにうまかった!
さらに、何気なくオーダー(スミマセン、地ビールがお目当てだったもので!)した煮魚が、これがまた絶品。
真鯛のお頭の煮つけであった!
絶妙な味付けで煮つけられたタイのお頭は...。ガラらしいガラも残さないほどに、綺麗に小生のお口(お腹)に収まったしだいである。
バーチャル酒房 狸穴亭 板長のマミニャン曰く、これはこのお店の超目玉メニューと言っても良く、新鮮な鯛をお造り(刺身)用に何尾も仕入れているからこそ出来る裏技で、ふつうの小さな割烹ではこうはいかない(メニューに載せるだけの数量が確保出来ない!)であろう!
これで¥990-/税込み、はハイコストパフォーマンスそのもの!
付け加えるとご飯も小生好みの、箸の通りの良い、しかも噛めば噛むほどに甘くなる美味しいご飯であった。
夕闇迫る頃には...
「大歌舞伎 や お芝居」のない日のランチタイムは、閑散としていて誠に静かで心地よく、ワイワイガヤガヤ騒ぐのが憚(はばか)られるぐらいのしっとりと落ち着いた雰囲気の割烹であった。
但し、ただの芝居茶屋ではない、立派な京懐石だけではなく、お手頃な居酒屋メニュー(こちらを参照)もそろえており、夕闇迫る頃には...鼻の利く?呑兵衛連中が宗右衛門町の雑居ビルにある赤提灯やビヤパブと同じようにこのお店に集うのであろう!
和食 たちばな 道頓堀 大阪松竹座
ジャンル:和食・居酒屋・ビール
アクセス:JR難波駅 徒歩5分
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19 大阪松竹座B2(地図)
姉妹店:四季自然喰処たちばな ヒルトンプラザ イースト店
ネット予約:和食 たちばな 道頓堀 大阪松竹座のコース一覧
周辺のお店:ぐるなび なんば(難波)×居酒屋
情報掲載日:2018年9月1日
参照項目
※2、大阪ポーターは同ブリュワリーの商品名で一般にいうバイエルン地方の「ドッペルボック」すなわち黒ビールにこと。関連記事「判り安い?国内地ビールの酒分けタイプ」はこちら
※3、現在2009年6月以後キリンビールが日本国内のデリバリーを行っており、アイルランドの工場から空輸された樽詰めギネスが限られた飲食店ではあるが日本国内でもデリバリーしており、我々一般愛飲家でも口にすることが出来るようになった。泡のきめの細かさは正に生クリームばりで、一度飲むと病みつきになり年に数度わざわざ大阪の繁華街迄足を運ぶこととなった。
公開:2018年8月31日
更新:2022年10月 1日
投稿者:デジタヌ
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