電子楽譜を出力&保存するには《 DTM Navi 》DTM用のパソコン・ハード環境を極める5
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DTMで作った電子楽譜を出力・保存する
12.プリンタに必要な機能は?
先ずサイズ。レギュラーサイズの譜面を印刷することを考えるとA3ノビを選んでおきたい。
レーザープリンタか、インクジェットか?
譜面台にいきなり載せることを考えると、厚みのある紙に印刷できた方が何かと便利。
となると、ここは厚紙に印刷可能であるインクジェットプリンタを選んでおく必要がある。
メーカーはキャノンかエプソンか...。これは近所のスーパーにインクがある方を選んでおく方が後々後悔しないのは言うまでもない。
13.スキャナに必要な機能は?
DTMをやる上でスキャナを使うかどうかは、OCR機能(楽譜を読み込ませて電子譜に変換する)を利用するか否かである。
楽譜の読み込みをやらないのであればスキャナ自体必要ない。
さて、OCR機能を使う:楽譜の読み込みをするとなると、フラットヘッドスキャナが必要である。
厚みのある楽譜を開いてスキャンするので、ドキュメントスキャナでは用が足りない。
もちろん、一回コピーしてスキャンするのであればドキュメントスキャナでも可だが、面倒だ。
フラットヘッドスキャナはちょっと前まで裏写りするのでコピー必須であったが、最近は裏写り防止機能がたいていついているので、ここはフラットヘッドスキャナを選びたい。
問題になってくるのはサイズである。
市販の楽譜はたいていA4サイズより一回り大きいので一番メジャーなA4サイズのスキャナでは足りないのだ。
というわけで、A3サイズのフラットヘッドスキャナが最適ということになる。ただ、安くはない。
やっぱりコストが...という場合は1回縮小コピーか...ということになる。ま、ちと面倒。
14.マウスかトラックボールか?
マルチモニターで広大なデスクトップ画面を使うとなると、左右に大きくカーソルを動かしたい時に、マウスでは何度も持ち上げる必要がある。
この点トラックボールはコロコロボールを回し続けるだけで済む。
となると、やはりここはトラックボールがおすすめだ。
実はDTMに限らず、マウスによる手首への負担の軽減や肩こりの軽減のためにもトラックボールは大いに役立つ。
筆者はマウスをやめてトラックボールにしてから肩こりとは無縁になった。
(ちなみに狸穴家ではすべてのパソコンにマウスではなくトラックボールが接続されている)
15バックアップはどうするか。
大事な作品のデータ・バックアップをどうするかは大きな問題である。
そこで6項でもふれたが、ココまでHDが安くなれば一番手っ取り早いのが、いわゆるRAID0(レイドゼロ)を用い同じ容量のハードディスクをもう一台増設し、"ミラーリンク"を組む方法2台のハードディスクに同じデータを保存するやり方である、Windows7には標準でこの機能がついているので。設定だけで簡単に利用できる。
いくらHDが安くなったとは言え、ミラーリンクは重複データ構造でHD容量を無駄にしているようで、精神衛生上どうしても"嫌だ"というこだわりの団塊世代の貴方には、本格的なRAID構築をお奨めする。
HighPoint RocketRAID 640は ¥20,000-前後のボードで
RAID 0/1/5/10が組める。このボードを利用しRAID 5を4台の1TB HDで組んでおけば、仮にこのうちの1台のハードディスクが故障しても、新しいHDに差し替えるだけでデータが回復するので、鬼に金棒。
安心してDTMに専念できる。
公開:2010年5月31日
更新:2022年9月11日
投稿者:狸穴猫
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