狸穴ジャーナル・別冊『音楽便利帳』

参考書を読むべし!《 ホルンの奏法 と習得術 》その1 "言い伝え"と"迷信"には理論で対抗しろ! 

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小生は、中学、高校の吹奏楽部は、先輩からの、"言い伝え"と"迷信"がはびこる世界?だと感じている。

そんな中で、見様見真似で覚えてしまうと、思春期を過ぎ、成人に達してしまった時、それ以上上達しないどころか、どんどん技量が落ちてしまう。これは、ピアノ、やバイオリンの"お稽古ごとも同じで、子どもだから理屈抜きでコンチェルトができてしまった!?天才少年少女たちが、成人になって、そのへんの"普通にピアノもできる人"。になってしまうのと同じである。

それなりにうまくなりたければ、やはり面倒でも、"先人達が苦労して考え出した、メソッドに従った"基礎トレーニング"を取り入れ。なぜそれが必要なのかの"理屈"を理解する事がだいじである。

練習嫌いの"ルビンシュタイン" と練習の鬼"ホロヴィッツ"

ピアノで言えば「練習嫌いのルビンシュタイン」と「練習の鬼のホロヴィッツ」の逸話は有名で、ホロヴィッツは若いころから練習の鬼で、毎日ピアノの前で半日以上エチュードとコンサートプログラム(レパートリー)を練習し続けていたそうである、この2人は大の親友でもあり、「出たとこ勝負・本番」の天才肌のルビンシュタインと激論を交わし「絶交してはよりを戻す?」繰り返していたらしい。

確かに若い頃のルビンシュタインは出来・不出来が激しかったらしい...。

ルビンシュタインが結婚し(晩婚)孫のような娘を授かり、(現役演奏家として)長生きしようと決心し、猛烈に練習をはじめ練習の鬼になり毎日12時間近く「ピアノに向かう」ようになったのはかなり晩年に近づいたころのことであったらしい。

それからのルビンシュタインは高齢にも関わらず「有名なカーネギーホールでのライブ演奏録音」に聞かれるように衰えを知らぬ...どころか以前にも増して素晴らしいい演奏を聞かせるようになった!

ホロヴィッツについては、皆様よくご承知の通り、なくられるまで現役バリバリであったし「テクニックの衰えなど微塵も感じさせない「超絶技巧」の持ち主であった!

ヴァイオリニストでは同じく旧ロシアから亡命したハイフェッツの「超人」ぶりが語り草なっている

のも皆様よくご存知の通り。

上達に「特効薬はない!」練習の積み重ねが唯一の道

気分転換に「コンチェルト」も結構だが、やはり「メソッド」で基礎トレーニングを積むことが「上達」の一番近道でもある。

これは「小生」の体験団でもある、「高校生」の頃は、見よう見まね(聞きかじり?)でなんとなく難しいいパッセージもこなせたが...。

大学生になってからは、悩み続けた!

それでも、何とか20才頃まではごまかせたが...。

その後も、27歳ごろになって楽器(ホルン)を購入し独学で再開しだしたが、なかなか上達できなかった!

目覚めたのは、娘の為に「コルネットとトランペット」を購入し指導?するために「アーバン」にチャレンジしてからである。

さすが、年のせいで「上達は思うようにははかどらないが...」

確実に「昔挫折した箇所」をこなせるようになり、ホルンに戻っても「アーバン様」の霊験あらたかな「ごりやく」は生きている。

さらに「コプララッシュ様」のメソッドもこなせるようになった!

もっと息を吹き込め?息のスピードを保て?腹式呼吸をしろ...?

理論に弱い「教官」が必ず使う抽象的な表現がお題の3句!?

何となく出来てしまった、「才能ある教官様?」にいわれても...

「何のこと言ってるの?」「どうすればいいの?」「どうやったらできるの?」と悩んだこれらのオマジナイが、「何んだそれだけのことだったのか!」となること請け合い!

ヒント満載の秘伝書の数々!

前置きが長くなったが、その"理屈"を理解するのに役立つ書籍群がこれ。


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廃刊になった本もあるが、"見よう見まね"や、"上手い先輩の言い伝え?"では解決しなかった疑問に答えを見つけ出すことができはず。

F・ファーカスさんの著書 バリー・タックウェルさんの著書

クラウド・ゴードン の著書"金管演奏の原理"

愛用メソッド群


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アーバン金管教本(ArbanMethod)/トランペット

コプラッシュ60のエチュード/ホルン

公開:2017年3月12日
更新:2019年8月31日

投稿者:デジタヌ


TOPメソッド解読術《 ホルンの奏法 と習得術 》その2 "舌づかい"がすべてを決める! 


 

 

 



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